ペテルブルグから来た男
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週刊文春1983年 海外5位 1914年英国は、ドイツとの戦争に備え、ロシアとの協定を模索していた。英国側はウォールデン伯爵、ロシア側は、ウォールデンの妻リュディアの甥オルロフ公爵を交渉役の任にあてる。ロシアのアナーキスト フェリクスは、英露の同盟関係を決裂させるべく、オルロフ暗殺を企てるが、オルロフをつけ狙ううち、20年ぶりに恋人リュディアと再会することになるのだった ・・・ 当時の世界情勢のみならず、英国に押し寄せるサフラジェット等の変化の波が背景となっていて興味深かった。オルロフ暗殺に執念を燃し、英国の警察組織の追跡を、再三、脱出するフェリクスの行動力が見所ではあるのだが、ウォールデンと、フェリクスが、リュディアの娘(?)シャーロットに見せる愛情が感動を与える。フェリクスとリュディアの関係は、『針の眼』でもみられたような、どこかハーレクインロマンス的な雰囲気を醸し出す。本書は、男女の愛というよりは、父性愛のものがたりとして、読むべきなだろうなぁ。シャーロットを、近代的な女性の自立の象徴として描いているようにも思えるし、様々な要素をちりばめた感慨深い作品だった。 | ||||
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時は、第一次世界大戦前夜。 英国ノーフォークにあるLord Waldenの館にWinston Churchillが訪ねてくるところから始まります。 Waldenは面会を拒否したいところですが、この訪問は、国王George'Xの意向でもありました。 その頃、英国は、ドイツとの戦争を見据え、帝国ロシアと密かに軍事同盟を結ぼうとしていました。 その布石のため、ロシア皇帝ニコライは、甥のOrlovを英国に送ることにしたのです。 Orlovは、Lord Waldenの妻の甥にあたります。 英国人の妻を捜すためなど口実を設けて、OrlovをLord Waldenの元へ滞在させようというのです。 Lord Waldanは、再び外交の表舞台に立つ興奮を胸の内に目覚めさせていました。 しかし、妻のLydiaは、内心動揺します。 Orlov訪英の話しは、19年前、まだSt Petersburgにいたころの苦い恋を思い出させたのです。 ともに19歳だった、アナーキストと貴族の令嬢の許されない恋。 そして、その苦い結末。 その英国へ、Orlovを追ってある男が入国します。 ロシアのアナーキスト、Feliks Kschessinsky。 彼は、Orlov暗殺を計画していました。 そしてこのFeliksこそ、Lydiaの恋人だったのです。 当時のロンドンの描写が事細かに描かれていて、映画でも見ているようです。 貴族の館での豪華なEnglish Breakfast、金持ちたち闊歩する洗練された都会。 一方で、貧しいユダヤの人々が歩き回る貧しい地区、搾取工場。 ロンドン市内の地名も頻繁に出てくるので、地図を見ながら読み進めると、 より臨場感が増してきます。 | ||||
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I enjoyed every moment of it the first time I read it and enjoyed it still all the five times I reread it.Also recommended: Union Moujik,The Hunt for Red October ,The cardinal of the Kremlin | ||||
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