ハンマー・オブ・エデン エデンの鉄槌
- サスペンス (355)
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人工的に地震を発生させることができる。それを誘発させる機械を手に入れたプリースト率いる北カリフォルニア、シルバー・リバー・バレーで平和に暮らすコミューンが、環境テロリストとなり、州知事を脅迫する。そもそも、州の発電所建設によってつくられるダムのため、自らのコミューンが水没するという存亡の危機を回避するための窮余の策だった。 この物語がすごいところは、「本当に地震を誘発させた」ところにある。フォレットは、この題材で、本書を凡百のパニック小説にすることなくあくまで抑えた筆致で、タイムリミットを定めて行動するプリースト側の作業を軸にしたサスペンスに仕上げている。 相対するのはFBIの女性捜査官ジュディ。彼女は、他のフォレット作品のヒロインたちと同様に、機転が利き、勇敢で、負けん気が強いタフな女性である。彼女は地震学者マイケルの助けを借りながら、集められた証拠を元にプリーストにひたひたと迫る。 とにかく着想がユニークというか、スケールが大きい。また登場人物たち、特にプリーストとジュディの心理描写がいちいち丁寧で、それだけで読者は感情移入してしまう。それらがあいまって、フォレットのわかりやすい簡潔な表現で、時系列に進むストーリーに、これだけの長い物語をスイスイ読ませてしまう。 本書は、環境問題に人工地震発生メカニズムという一見荒唐無稽な要素を取り入れ、なおかつ“エコ・テロリスト”と化したプリーストたちと“強い女”ジュディとの攻防をスリル満点に描いたエンターテインメントである。 | ||||
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海外でもそれほど評判がよくないし、フォレットファンからもいまいちの反応が多い本書。 なので期待しないで読みましたが、結構楽しめました。 ただし、 私はプロットとか正確さとか小説としての構成とかを求める人間ではなく、 楽しめればいい、という主義なのですが、 一フォレットファンとしては、なんとなく無理しているなという感じも受けました。 何を無理しているのかといえば、 ちょっと軽い一言を文章間に挿入したりして、 なんとなくアメリカっぽいノリを盛り込もうとしているのです。 現代のカリフォルニアを題材にしているので、 今っぽくアメリカっぽくしようとしたのかもしれませんが、 やっぱりちょっと無理を感じました。 FBIにしても、今やFBI捜査官が出てくる小説やドラマや映画はとても多く、 それらに馴染んでいる人たちには この小説の中のFBI捜査官はちょっとしょぼいと感じるかもしれません。 それでもストーリーとしては結構楽しめるものになっているのはフォレットならでと思います。 | ||||
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忘れ去られたヒッピー世代が地震を起こす・・・。着想が・・・んなばかな~~~で、文庫になったので読んでみました。前半は登場人物たちの出自が多くて、ちょっとテンポが遅いよなぁって思ったら後半からは、映画のごとくホイホイ事が運んでいきます。約690ページもなんのそのあっという間です。本にしたら(タイトルも内容も映画向き)、タイトルがいかにもいかめしくてお気楽な感じじゃないけど、後半はドキドキのサスペンスアクション映画好きに向いてるかな?ごく普通に面白かったです。星3つですが、本当は星4つ一歩手前ってとこです。考え深い意義がありそうなことがらが(自然破壊、子どものアレルギー、云々)、後半でぶっ飛んで、頭の中は地震と犯人逮捕しかなくなったことが星3つ。後半のテンポの良さに星4つ・・・つてことで | ||||
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