ネヴァー
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大聖堂(とても良かった)の著者がこういう近未来想定SFを書いてるとは思わず、あまり期待せずに読み始めましたが、尖閣列島への攻撃や米中のせめぎ合いなど、身近な話で引き込まれました。核戦争が実際にはこうして起こって行くのかな、と思わせられました。とにかくストーリー展開の上手い人ですね。ただ、主人公や登場人物、特に米大統領の言動、行動などがご都合主義で描かれていることや、必要とは思えないセックス記述など気になるところもあります。でも白人の著者が東洋人を上から見ている感じがないのがいいところか。 | ||||
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作者が久しぶりに現代を舞台に書いた世界同時発売された本です。 長編ですがチャド、アメリカ、中国等を舞台にそれぞれの主要人物の私生活も含めてていねいに描かれていて飽きさせません。 それぞれの国の特徴もよくとらえていると思います。 ここで描かれている事は今日明日にでも起こりうると思われ、恐しくもなります。 | ||||
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『大聖堂』シリーズはイギリスの架空の町キングズブリッジを舞台に中世から近世にかけてを描く大河小説だが、本作は第3次大戦勃発を描く近未来小説。 政治の世界の権謀術数は小説としてはやや退屈だが、緊迫感あふれるスパイ小説さながらのCIAの潜入捜査官の物語がスパイスとなって、夢中で読んでしまった。『大聖堂』シリーズがイギリスに法治の精神が根付いていく過程を描くとすれば、チャドのCIA職員は、法治の精神をアフリカに拡大するために戦っているとわかるように描かれている。 | ||||
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フォレットも最初に書いているように、これは現代版の第1次世界大戦だ。第1次世界大戦はそれまでの複雑に混線した各種条約や秘密条約によってガブリエル・プリンチェプの銃弾1発で開始せざるを得なかった。アフリカの単なる小競り合いが現代の世界大戦に拡大するまでの過程を描いている。 ただ、フォレットは過去の歴史の大河の中で生きる架空の人々を書くのはうまいが、現代世界の架空の大河を描くことはどうもあまりうまくない。 愚かなプーチンがコロナのせいで一人閉じこもってくだらない修正歴史主義の本(日本で言うと赤い表紙のウヨ系同人誌や白い表紙の嘘しか書いてないネトウヨ絶賛本とか)を読んで勝手にその気になってウクライナに攻め込んで逆に全世界からボロカス叩かれている2022年でもちょっと荒唐無稽だ。ストーリーをもっと練った方が良かったのではないか。 しかし女性が活躍しているところは非常に好感が持てて現実を反映していていいことだ。ミソジニーや差別主義者には辛い事で受け入れられないが、アメリカでは黒人女性が副大統領になったようにこれが現実だ。 昔の小説で「創竜伝」に核戦争が世界の人々の人格や人生を破壊する残虐な兵器であることが書かれている。この小説でも最後の方でそれが書かれている。それがフォレットのメッセージなのだろう。大量破壊兵器を大量に持っている以上現代の人間は昔日の人間より高度な知性と忍耐力を持っていなければならない。しかし人類のメンタリティは太古よりさして進歩していない、愚かで未熟な存在だ。それに対してどうすべきかは書かれていない。全世界の人間が、とりわけ今日の日本の保守主義者や国粋主義者のような連中こそが熟慮しなければならない。 | ||||
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ここ3年に読んだ本の中でベストです。 長いですが、飽きさせません。 アフリカでの小さな小競り合いが中国、アメリカの面子に針を刺す。 アメリカ女性大統領も中国穏健派の情報部トップもひたすら戦争回避に動き続ける。 しかし頭のおかしい北朝鮮の総統と北朝鮮での軍事クーデター発生から核ミサイルが使用される。 中国でも穏健派が捉えられ抑え込まれ全面戦争に向かう。 アメリカも自国民を守るために戦わざるを得なくなる。 この本は世界同時発売されたそうです。 各国の描写もよくできている。 日本の状況も当たっている。日本もミサイル攻撃を受けますが。 世界大戦があり得そうな迫力です。 その中にあって、ポーリーン大統領の家族の話、夫の不倫、自身の部下への恋焦がれる心が新鮮。 中国穏健派の情報部トップの夫婦の話も癒しになる。 読了後、怖いけど爽やかな感覚もありました。矛盾を感じなかったからでしょうか。 | ||||
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