■スポンサードリンク
凶学の巣
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
凶学の巣の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
物語は14年前の中学教諭殴打殺人事件から始まり、14年後の東京の下町のとある中学へ移行していく。14年後というのは1980年代の校内暴力全盛期。恐喝、バイク、暴力。その他諸々。ほんとに酷すぎます。なんでこんなことが許されるのか?の雨あられ。牛山という考えられないくらいの大悪党の中3が新任教諭をレイプして年少に入れられるのだが、脱走し、年少に入れられるきっかけを作った樹木先生の妻を仲間とレイプします。時を重ねるほぼ同時刻に舟木エリという救い様のないスケバンの遺体が公園のトイレで発見。嫌疑をかけられた牛やんですが、ご察しの通り、アリバイがあるのです。この牛山事件を巡り物語は進み当然意外な展開になるのですが、もう一つの論点である荒れた学校。樹木先生があることをきっかけに荒れた学校を建て直して行くのですが、こんなのは千載一遇ではないだろうか?小説に取り上げるだけあって当時の「荒れた学校」は社会問題化していたのであろう。しかし、こんな先生が学校に1人いたのか?いないでしょうね。いたとしても結果はどう転ぶかわからんし。生徒はそのままなにくわぬ顔で卒業して今大人になっている。怖すぎますね。あんだけの悪行をこなして行った悪党が常人として普通に社会生活を送っているのです。ネタバレになるからいえませんが、この物語においての犯人は法律では罰っせられるかもわかりませんが、人の心の中では1人の英雄なのかもしれません。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!