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(短編集)
鍵のかかった部屋
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鍵のかかった部屋の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全47件 21~40 2/3ページ
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ミステリー映画は好きですが 本で楽しむことには縁遠かったので、 手はじめにこちらを読んでみました。 「鍵のかかった部屋」はただ偶然の出会いだったので 貴志祐介という作家も初めてです。 貴志ファンには申し訳ないですが、 全般に登場人物の漫画っぽいやりとりがとにかく冗漫でイライラしました。 しかも1つの事件の謎ごとにも何の驚きも感動もないフィニッシュ。 途中何度も飽きかけたのですが、 次の事件は面白いのかもと、ページをめくりました。 読後、脱力。。 この作家さんはいつもこんなスタイルなのでしょうか。 たぶん、貴志氏のスタイルが合わないというより 私のミステリー経験知が低すぎて楽しめないだけかもしれません。 ミステリー本にハマル人というのがわりと多いですから、 きっと自分好みの作品の鉱脈に当たれば、 ハラハラできるのでしょうね。 私にはこの作品は興味をそそる点がなかったです。 | ||||
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原作とドラマは若干、ニュアンスが違う感じでしたが・・・ 大野くんファンなので、ドラマはとてもよかったです。 ただ、脚本はイマイチだと思いました。脚本家が違う方がやったほうがもっと、視聴率がよかったかもしれないですね。 ちょっと、残念です。 | ||||
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表題作の他、「佇む男」、「歪んだ箱」、「密室劇場」の全部で4つの"密室"をテーマとした中短編を収めた作品。恐らく「鍵のかかった部屋」に侵入する側であろう男を探偵役にしている点と天然ボケの女性弁護士が醸し出すユーモア味で包んでいる点とが工夫なのだと思う。しかし、「現在、密室を扱えば、それは滑稽物と極めて近くなる」との格言(?)通り、表題作以外は殆ど漫画の世界で落胆しか味わえなかった。この漫画的世界を緩和するために初めからユーモア仕立てにしたのだと思う。「佇む男」はクィーン「チャイナ橙」を想起させ、「歪んだ箱」は館物の一種の変形である点も弱い。 表題作以外では、一番バカバカしい分、「密室劇場」が笑えた。褒めればチェスタトン風と言った所か。一方、表題作はカー「爬虫類館」かと思わせておいて、全く別の解決を用意している点に感心した。基本的アイデアは元より、登場人物の設定や事件との係わり合わせ方も巧みで、本作では群を抜いた出来。このレベルで統一して貰えれば"密室"に真っ向から取り組んだ甲斐があったと思う。 | ||||
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筆者はこの「密室シリーズ」に関しては人を描くものとしての小説を放棄しているように思う。 よく頭の中で再現してみればわかるのだが、トリックに過度の焦点があてられ、非常にわかりにくい。 読者を選ぶ小説だと思う。 | ||||
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申し訳ないのですが、チープな短編小説は、他の作者で間に合うわけです。 貴志祐介先生の小説は、綿密な取材に基づいた緻密な文章、濃密なホラー描写が面白いと考えます。 黒い家、天使、クリムゾン、新世界は、舞台は変われど人間の恐怖心を熟知したような描写であり、 まるで心臓を鷲掴みにされたかのごとく感じられるのです。 そんな類まれな才能を持つ筆者は、こういった軽い漫画のような小説を書く必要はないと思います。 筆者はこのコンビをいたくお気に入りのようですが、頭の軽い女弁護士にあっては大した魅力は無いわけで、 泥棒を主人公にして、チンケな良心を見せずに窃盗等を犯したほうがまだ面白いんじゃないでしょうか。 | ||||
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相変わらずマニアックさ全開の貴志祐介。 こんなトリックをよく思いつくな?と感心してしまうが、あまりにもマニアックな密室の作り方にこちらの想像力がついて行けず、頭の中でイメージするのが難しかった。 あとでTVドラマ版で確認して「あ〜、そういうこと!」と初めて理解出来たものもあったりして。 青砥純子弁護士も段々と馬鹿キャラの色合いが強くなり、このシリーズはどこに向かって行ってしまうのだろうか? というか、そろそろこのシリーズはお休みして、SFホラー方面の小説を書いてほしいものだ。 4編目の「密室劇場」。この書き方はすべっている感いっぱいで、あまり好きではないのだが、容疑者たちの名前に強烈に反応。 須賀礼(すがれい)、マービン羽倉(はぐら)、富増半蔵(とますはんぞう)、ロベルト十蘭(じゅうらん)。いにしえのボクシングファンなら手を叩いて大喜びのネーミング。関係の無いところで大うけでした。 | ||||
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貴志さんの本は結構読んでいますが、密室シリーズ?は初めて読みました。 結論としては、捉えどころが無い、ですねぇ・・。密室トリックの種が「んなアホな」って感じです。名探偵張りに種明かしをしていく様子そのものは悪くは無いのですが、「そんなことまで考えてそんな手間をかける犯罪者」があまりに非現実的で。 最後の1話に至っては、もしかして冗談なのでしょうか?「悪の経典」の最後のダジャレ話のような・・ | ||||
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貴志さんの小説は好きで読んできましたが、 この防犯シリーズは他の作品に比べると作品の世界に引き込まれないのです。 『クリムゾンの迷宮』や、『黒い家』、『新世界より』を好きな私には物足りないです。 どっぷりと貴志ワールドに嵌れる作品を期待しています。 | ||||
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榎本さんを探偵役として使うなら、もちろん密室がないと。 ただ、犯罪者側にここまで強引に密室にする必然性は感じられないので、「榎本さんお願いします」のための密室。 アリバイのトリックやら、殺害方法やらもう少し完全犯罪をねらう道筋はありそうなので。 まあ、ホームズもポワロもマープルも、犯罪を解決するために探偵がいるのか?探偵が存在するために犯罪が起きるのか? なんて、探偵小説では当たり前の大命題ではありますが。 それが「密室もの」に限定されると巻を追うごとに辛くなりますね。 榎本さんの登場作「硝子のハンマー」でも思いましたが、その分野の人でないと「なるほど」と思えないほど専門性が高くなると、娯楽作としてはいかがでしょうか? まあ、時間つぶしにはなるので、文庫になったらシリーズ次作も買うと思います。 | ||||
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防犯コンサルタント榎本シリーズの第3弾。4編の短編が収録されている。 例によって、不可思議な密室事件にかかわることになる辣腕女性弁護士が、防犯コンサルタントとしての表の顔を持つ榎本くんの怪しげな手腕を見せつけられるという構成。今回の短篇は、たしかに密室だがどうにも作為的な感じ(わざと?)になっているトリックを榎本くんがばさばさと暴くという話が主体。 そういう前提もあってか、どの密室もどうにも無理くり臭い感じがするようになっているのだ。結構芸が細かい作品だ。密室トリック自体も、どれもなかなかよく考えられていてなんというか、理系の雰囲気を醸し出しているのも楽しいのだ。 | ||||
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正直こんなに評価が高いのが謎で仕方がありません。 最終章になるにつれて密室のトリックも犯人の動機もやっつけで書いた印象しかないし、 好みは分かれると思いますが、冒頭に犯人を特定してしまうのも魅力に欠けました。 ベタな推理小説が好きな人には消化不良の1冊です。 | ||||
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シリーズ化した榎本と純子の探偵シリーズ 密室事件を解決していきだんだんとパターン化してきて、気を抜いて読める しかし、私は、前の貴志祐介のような好き嫌いが分かれるサイコホラーを書いてほしい 万人受けしなくていい、前のようなドキドキ感がほしい | ||||
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本屋のPOPに騙されました。 物語云々よりこの人の文章力の無さにあきれた。数人の登場人物の人物像が全く伝わってこない。男なのか女なのか、歳をとっているのか若いのか、身なりはどうなのか、などなど、物語を人間臭くする要素が全くない。セリフの応酬みたいな場面は誰の発言なのか解らない。台本のようにセリフの上に名前を付けて欲しかったくらいです。 また容疑者は最初から一人に絞られてる。これじゃクイズみたいなもんです。そしてその肝心のクイズがまたちゃち。馬鹿みたいなトリックなので無理無理のこじつけです。そのトリックのために死体が発見された部屋の様子がおかしいのに警察は自殺として片付けた?有り得ない。SFより現実味が感じられません。 この程度の文章力と発想で本が売れて、ドラマ化されるのですね。びっくりです。 全部読まずに本を捨てたのは初めてです。 | ||||
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こんな密室なんかいいよ! 黒い家.グリムゾンの迷宮.天使の囀り のようなダークな内容をお願いします | ||||
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やっぱり人気の高いミステリーの定番といえば密室モノでしょう! この一冊はそんな密室モノにこれでもかというぐらいにこだわった、 まさに密室ファンのための一冊です。 どのようにして密室で犯行が行われたのか、推理しながらどうぞ | ||||
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貴志祐介の本はほとんど全巻読んでいますがちょっと期待外れでした。密室トリックだけでドラマがない。 | ||||
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私にはトリックが難しすぎて、頭がついていかなかったです。。こんなに旨く犯人の思うように、密室が作れるのかな。絶対色々ハプニングが起きる気がする!トリックを解いて行く榎本さんの説明を聞いていても、難しくて、チンプンカンプンでした(泣)サムターンが何かも全然分からなくて。。 私にはちょっと難しかったけど、密室トリックが好き!という方には面白いのではないかと思います。 本当にトリックを暴いて行く本だったので、もう少し、榎本さんや青砥先生の人間的な物語があってもよかったかなとは思いました。 | ||||
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「硝子のハンマー」や「狐火の家」ではあまり気にならなかったのですが、 今作ではどうも青砥弁護士の天然っぷりが目立ちすぎて バカミスっぽくしてるのかなあ、とすら思えました。 例えて言うならコナン君の毛利探偵のように 見当違いの推理を毎度堂々と述べるシーンがちょっと… あれを様式美として楽しむには他の設定がまだ堅いような。 全く違うと怒られそうですが、小林泰三の「密室・殺人」ぐらいぶっとんでたらなあ、 と思ったりします。 前半二作品はそれでも密室トリックがおもしろいのですが 最後の「密室劇場」に至ってはどう捉えていいのか迷いました。 真面目な作品なのか、真面目っぽくふざけてるのか、まったくのおふざけなのか… それも含めて密室ものの楽しみ方なのかなあと思ったり。 変なもやもやが残りました。 とはいえ、毎度様々なジャンルの小説を生み出される貴志さんはすごい! 新刊が出たら読まずにはいられません。 | ||||
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(※多少ネタバレがあるかもしれない。トリックの本筋に関わるネタバレは書いていないつもりです。) 女性弁護士・青砥と防犯コンサルタントで泥棒?の榎木による、密室殺人事件シリーズ第三弾。 佇む男……☆☆☆☆ ミステリーファンならば、トリックは読めると思う。図と説明が丁寧に描かれている為、分かりやすく推理するのが楽しい。 鍵のかかった部屋……☆☆☆☆ ガリレオ先生の犯人が使いそうな超理系トリック。理系に造詣の浅い私には、全く分からなかった。ただやはり、そのトリックは面白く、至極納得いく。 歪んだ箱……☆☆☆☆ どの短編もそうだが、伏線が至る所に散りばめられている。この作品は特に、それを注意深く拾っていって、鑑みれば答えは導き出せる。トリックも良かったが、人間ドラマも面白かった。 密室劇場……☆☆ 迷作。登場人物の名前も物語も、全然頭に入ってこなかった。トリックもいまいち。 余談になるが、「硝子のハンマー」以来青砥先生と榎木の恋愛模様は描かれていないが、もうこの先、発展しないのかな。 | ||||
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防犯探偵・榎本径と、天然弁護士・青砥純子を探偵役とする密室もの4編の中編を収めています。表題作「鍵のかかった部屋」は、平凡すぎてかえって目を引く人を喰ったタイトルの作品です。たいていの密室ものにはこのタイトルが当てはまるのでは、と思えますが、読み終えて、この作品にこそこのタイトルが相応しいと唸らされました。私が収録作の中で、読み終える前に真相がわかったのはこの一編だけでした。 表題作を含め、収録された作品のすべてが、誰が犯人かは物語の前半で早々に明らかにされ、密室トリックに焦点を絞っています。どのように密室がつくられたか(どのように犯人は脱出したか)、どうして密室にしなければならなかったのか、という論理的な謎解きがひたすら展開されます。いずれのトリックにも「それは気がつかなかった」というよりは「そんなことができるんだ」という驚きがあり、貴志祐介らしいトリックだなあ、と思います。4編目の「密室劇場」は、シリーズ第1作「硝子のハンマー」以来ずっと顔をだしつづけている劇団もので、見るからに下らないバカミス(バカミステリー)ですが、3編目の欠陥住宅を題材とした「歪んだ箱」などは、倒叙形式でシリアスに書き上げられていますが、本質的には「密室劇場」を凌ぐバカミスだと思いました。こういうことをここまでとことん考え抜ける人っていうのは、滅多にいないと感服します。 いくつものアイディアを組み合わせて作りあげられた密室という人工物の構造に、ニヤリと酔いたい方には、期待に応える作品集だと思います。最後の段落まで、捻りが利いています。 | ||||
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