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(短編集)
鍵のかかった部屋
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鍵のかかった部屋の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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前作でも一番最後の話は読むのに苦労した。まったく面白くないのだ。読んでいて恥ずかしくなるような内容。そこまでの話は面白く読める部分があるのだが。最後の話は読んでいて1ページ読んだら本を置いてしまい、一番読むのに時間がかかった。私は本は読まないで飛ばすことが苦手なので、読みましたが、やっぱり好きじゃないです。一般の素人の方が書いているのをおまけで載せている、そんな感じです。 | ||||
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密室にこだわった短編集なので、それぞれの物語も「誰が」については4つのうち3つの短編で序盤からはっきりしています。その上で「どうやって」に関する興味で読者を引っ張っていきます。 まあ、密室のトリックは本当にそんなにうまくいくの?とか、あまりに機械的過ぎて否定も出来ないけど面白みも無いものも多かったように思います。 決してつまらない小説ではありませんが、数多あるミステリの中から本書を特に選んで進める理由があるかと聞かれれば、特に無い、といった感じです。 | ||||
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密室縛りのミステリー。シリーズ物ですが特に話自体に強い繋がりはないのでいきなりこれから読んでも大丈夫でしょう。硝子のハンマー→狐火の家ときて三冊目に読みましたが、なんというか、一番クオリティが低かったかもしれない。構成としては短編集なので狐火の家と似ていますが、トリックと同時にストーリー自体も練られているものが多かった狐火と比べると見劣りする内容で少しガッカリ。 トリック自体は理詰めで作者自身の特徴もじわっと出ている気がしました。なのでトリックに特に文句はないのですが、本作はトリック以外はなんだこりゃ?という感じで、登場人物の行動やストーリーの薄さに拍子抜けすることが多かったです。ミステリーの肝であるトリックがいいだけに他が軒並みレベル下がっているのが残念。ヒロインもこんなにおバカさんだったっけ…?一話に一回ノルマでもあるのかと思うくらいアホなことを言い出すので何回か読んでてイラッとしました。硝子と狐火ではここまでではなかったのに…このキャラが定着したら嫌だなあ。 総括して☆3。貴志祐介ならもっと面白いもの書けるでしょ!?というファンの期待値も入っています。ホラーで光る作家のような気もしますが、ミステリーも面白かっただけに本作は期待外れ感が強かったかな。でもまあ貴志作品と思わなければ充分水準以上の作品だとは思います。 | ||||
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はっきり言ってテレビの方が面白かった。 原作はビミョウ。 大野すごくよかった。 | ||||
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黒い家に感動して他のものと読んでいますが、これはイマイチでした。 | ||||
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嵐の大野智主演のドラマはよくできていて、そちらの方がおもしろかったです。 ただ、長編の「硝子のハンマー」は、ドラマの最終二話でやっており面白かったのですが、原作の方がさらによかったです。 | ||||
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表題作の他、「佇む男」、「歪んだ箱」、「密室劇場」の全部で4つの"密室"をテーマとした中短編を収めた作品。恐らく「鍵のかかった部屋」に侵入する側であろう男を探偵役にしている点と天然ボケの女性弁護士が醸し出すユーモア味で包んでいる点とが工夫なのだと思う。しかし、「現在、密室を扱えば、それは滑稽物と極めて近くなる」との格言(?)通り、表題作以外は殆ど漫画の世界で落胆しか味わえなかった。この漫画的世界を緩和するために初めからユーモア仕立てにしたのだと思う。「佇む男」はクィーン「チャイナ橙」を想起させ、「歪んだ箱」は館物の一種の変形である点も弱い。 表題作以外では、一番バカバカしい分、「密室劇場」が笑えた。褒めればチェスタトン風と言った所か。一方、表題作はカー「爬虫類館」かと思わせておいて、全く別の解決を用意している点に感心した。基本的アイデアは元より、登場人物の設定や事件との係わり合わせ方も巧みで、本作では群を抜いた出来。このレベルで統一して貰えれば"密室"に真っ向から取り組んだ甲斐があったと思う。 | ||||
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相変わらずマニアックさ全開の貴志祐介。 こんなトリックをよく思いつくな?と感心してしまうが、あまりにもマニアックな密室の作り方にこちらの想像力がついて行けず、頭の中でイメージするのが難しかった。 あとでTVドラマ版で確認して「あ〜、そういうこと!」と初めて理解出来たものもあったりして。 青砥純子弁護士も段々と馬鹿キャラの色合いが強くなり、このシリーズはどこに向かって行ってしまうのだろうか? というか、そろそろこのシリーズはお休みして、SFホラー方面の小説を書いてほしいものだ。 4編目の「密室劇場」。この書き方はすべっている感いっぱいで、あまり好きではないのだが、容疑者たちの名前に強烈に反応。 須賀礼(すがれい)、マービン羽倉(はぐら)、富増半蔵(とますはんぞう)、ロベルト十蘭(じゅうらん)。いにしえのボクシングファンなら手を叩いて大喜びのネーミング。関係の無いところで大うけでした。 | ||||
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貴志さんの本は結構読んでいますが、密室シリーズ?は初めて読みました。 結論としては、捉えどころが無い、ですねぇ・・。密室トリックの種が「んなアホな」って感じです。名探偵張りに種明かしをしていく様子そのものは悪くは無いのですが、「そんなことまで考えてそんな手間をかける犯罪者」があまりに非現実的で。 最後の1話に至っては、もしかして冗談なのでしょうか?「悪の経典」の最後のダジャレ話のような・・ | ||||
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「硝子のハンマー」や「狐火の家」ではあまり気にならなかったのですが、 今作ではどうも青砥弁護士の天然っぷりが目立ちすぎて バカミスっぽくしてるのかなあ、とすら思えました。 例えて言うならコナン君の毛利探偵のように 見当違いの推理を毎度堂々と述べるシーンがちょっと… あれを様式美として楽しむには他の設定がまだ堅いような。 全く違うと怒られそうですが、小林泰三の「密室・殺人」ぐらいぶっとんでたらなあ、 と思ったりします。 前半二作品はそれでも密室トリックがおもしろいのですが 最後の「密室劇場」に至ってはどう捉えていいのか迷いました。 真面目な作品なのか、真面目っぽくふざけてるのか、まったくのおふざけなのか… それも含めて密室ものの楽しみ方なのかなあと思ったり。 変なもやもやが残りました。 とはいえ、毎度様々なジャンルの小説を生み出される貴志さんはすごい! 新刊が出たら読まずにはいられません。 | ||||
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著者の作品は黒い家と硝子のハンマーだけ読んだことがあります。 後者が気に入っていたので、今回購入してみましたが・・・ 結論から言うと、文庫化を待てばよかった(笑) 4編収録されていますが、最初の2編で気力が萎えまして。 あと2編は1日ずつ時間が空いたときに読みました。 短編だということは承知の上で購入しましたが、やはり物足りなかったです。 フーダニットの余地はほとんどありません。 長編の構想から漏れた密室トリックの解説編という感じです。 表題作となっている「鍵のかかった部屋」は、膨らませれば良質なミステリーかつホラーなエンターテイメント作品に描けるように思い、残念でした。 文庫で買って、移動中の読みものでよかったかな。 腰を据えて読むような本ではないので、ご注意。 とりあえず、硝子のハンマーで活躍していた榎本氏や純子先生に再会できてうれしかったので、★3で。 | ||||
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レビューを書くのは初めてですが、拙いながらも書かせていただきます。 私はずっと貴志さんの本が好きで、出版されたものは全て読んできました。もちろん密室シリーズも一作目から大好きでした。ですが、三作目の本書は変わらぬ面白さはあるのですが、なんとなく物足りない気がしました。具体的な理由としては、 ・四つの作品が一冊の本にまとまっているためなのか、一つひとつの話が短いこと ・四作あるうちの二作で、犯人の視点から描かれているわけでは無いにも関わらず、犯人がほぼ明らかになっていること が挙げられます。それと、個人的ではありますが、私は最後の劇団シリーズ(?)があまり好きではありません・・・ 理由の説明をさせていただきますと、 まず、話が短いことについては、厚みはあるのですが、話に引き込まれる度合いが違うと思います。密室もので話を長くするのは大変だと思いますが、今回は全体的、特に二作目以降は、場所の移動や日時の経過の描写、それに読み進めていくのと同時に事件が起こっていくような進行形の描写が少なく、主人公の動きも少なかったように思われました。少なくとも私は、本書の作品よりも一作目の「硝子のハンマー」の方が入り込み易かったように感じました。 また、犯人がほぼ明らかに、と言うことですが、私はこれによって楽しみが半減してしまったように感じられました。もちろんこのシリーズはあくまで密室ものですので、目的は犯人探しではありません。しかし、犯人を限定してしまうことによって必然的にどのような手段を使ったのか、動機は何か、など、ミステリの醍醐味が少なくなったように感じました。 これらの理由から物足りなさを感じ、残念ではありますが★3つとさせていただきました。 | ||||
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