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(短編集)
鍵のかかった部屋
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鍵のかかった部屋の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全20件 1~20 1/1ページ
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敬称略。 貴志祐介の「鍵のかかった部屋」は、防犯探偵・榎本シリーズの第三弾。 短編集でありながら、各話が独立して楽しめる構成。密室トリックの妙技が光る作品。 表題作「鍵のかかった部屋」は、甥が自室で練炭自殺したと思われる現場に居合わせた男が、他殺を疑い弁護士の青砥純子と防犯コンサルタントの榎本径に相談を持ちかける。 密室トリックの解明が見どころ。 「佇む男」は、死後硬直を利用したトリックがゾクゾクする。 青砥の天然さが際立つ。 「歪んだ箱」は、舞台設定がユニーク。 動機が軽いが、トリックの面白さが補う。 「密室劇場」は、劇団員たちの個性的なキャラクターが魅力。 コメディタッチで軽快な展開。 全体的に、密室トリックのバリエーションが豊富。 読み手を飽きさせない工夫が随所に見られる。 青砥と榎本の掛け合いがコミカルで、シリアスな場面とのバランスが絶妙。 貴志祐介の筆致は軽妙でありながら、緻密なトリックが織り込まれている。 密室ものの醍醐味を存分に味わえる一冊。読後感は爽快。 | ||||
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短編集なのでがっつり読みたい人には物足りないかもしれませんが 読みやすいしストーリーやトリックも面白いので私は満足しました。 貴志祐介さんの作品は好きなので買ってよかったです。 | ||||
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大野智のドラマを見てとても好きで本を買いました。本を読むとまた別の風味がありますね。でもドラマを見たから結果もわかるのでちょっと残念です(笑) | ||||
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防犯探偵榎本シリーズ3作目。またもやAudible(オーディブル)の助けを借りて読了。4つの短編それぞれのトリックが斬新で良かったです。純子先生のちょっと間の抜けた発言も健全で、頑張れ!って声を掛けたくなりました。最後の短編はニャリしまくりだったし楽しく読めました。 | ||||
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鍵のかかった部屋は4つの物語が入っています。ゆっくり読んでも45分くらいで1つの物語です。時間のない人でも読めるのでオススメです。 | ||||
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佇む男 比較的シンプルな密室物だろうか。ネタは悪くないし伏線も絶妙だが、 図を見てもトリックが思いつきにくいという点はマイナス 鍵のかかった部屋 テープのトリックは悪くないが、密室トリックは何度か見かけたこともある平凡なネタ 類似ネタを読んだこと無い人なら楽しめる作品だろう 歪んだ箱 多分一番分かりにくい作品。謎解きの際にも図で描写して欲しかった 密室劇場 ギャグタッチの作品で、他三作と違い心理的なトリックが使われているという点で 評価が分かれるところか 全体的にそこまで素晴らしいという作品ではないが、それはミステリの鬼門ともいえる 密室にこだわったからであり、密室物というカテゴリで見るならばそれなりに頑張った レベルの作品だろう。 まあ密室物に興味があるのなら読むのも悪くない | ||||
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POCKEY SIZE easy to carry on. The story is used for the TV drama and it is interesting | ||||
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ドラマ版にはまって購入しました。 もちろんドラマとは大きく違うところがありますが小説ならではの推理は楽しかったです。 トリックに関しても無理があるだろと思うものも多かったですがあまり気にしていません。 ですが最後の劇団のお話?ですが防犯探偵シリーズはコミカルとシリアスが上手く融合しているところも魅力ですが最後の劇団のお話だけは巫山戯すぎているのではないかと思いました。 最後以外は満足ですのでこの評価です。 | ||||
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青砥さんと榎本さんの会話を楽しみながら読んでいます。 ドラマの設定と違うので、違いを楽しみながら読んでいます。 | ||||
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大野君のドラマの原作という理由で買いましたが、すごく面白かったです。他の作品も読みたくなりました。 | ||||
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原作とドラマは若干、ニュアンスが違う感じでしたが・・・ 大野くんファンなので、ドラマはとてもよかったです。 ただ、脚本はイマイチだと思いました。脚本家が違う方がやったほうがもっと、視聴率がよかったかもしれないですね。 ちょっと、残念です。 | ||||
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シリーズ化した榎本と純子の探偵シリーズ 密室事件を解決していきだんだんとパターン化してきて、気を抜いて読める しかし、私は、前の貴志祐介のような好き嫌いが分かれるサイコホラーを書いてほしい 万人受けしなくていい、前のようなドキドキ感がほしい | ||||
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やっぱり人気の高いミステリーの定番といえば密室モノでしょう! この一冊はそんな密室モノにこれでもかというぐらいにこだわった、 まさに密室ファンのための一冊です。 どのようにして密室で犯行が行われたのか、推理しながらどうぞ | ||||
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(※多少ネタバレがあるかもしれない。トリックの本筋に関わるネタバレは書いていないつもりです。) 女性弁護士・青砥と防犯コンサルタントで泥棒?の榎木による、密室殺人事件シリーズ第三弾。 佇む男……☆☆☆☆ ミステリーファンならば、トリックは読めると思う。図と説明が丁寧に描かれている為、分かりやすく推理するのが楽しい。 鍵のかかった部屋……☆☆☆☆ ガリレオ先生の犯人が使いそうな超理系トリック。理系に造詣の浅い私には、全く分からなかった。ただやはり、そのトリックは面白く、至極納得いく。 歪んだ箱……☆☆☆☆ どの短編もそうだが、伏線が至る所に散りばめられている。この作品は特に、それを注意深く拾っていって、鑑みれば答えは導き出せる。トリックも良かったが、人間ドラマも面白かった。 密室劇場……☆☆ 迷作。登場人物の名前も物語も、全然頭に入ってこなかった。トリックもいまいち。 余談になるが、「硝子のハンマー」以来青砥先生と榎木の恋愛模様は描かれていないが、もうこの先、発展しないのかな。 | ||||
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防犯探偵・榎本径と、天然弁護士・青砥純子を探偵役とする密室もの4編の中編を収めています。表題作「鍵のかかった部屋」は、平凡すぎてかえって目を引く人を喰ったタイトルの作品です。たいていの密室ものにはこのタイトルが当てはまるのでは、と思えますが、読み終えて、この作品にこそこのタイトルが相応しいと唸らされました。私が収録作の中で、読み終える前に真相がわかったのはこの一編だけでした。 表題作を含め、収録された作品のすべてが、誰が犯人かは物語の前半で早々に明らかにされ、密室トリックに焦点を絞っています。どのように密室がつくられたか(どのように犯人は脱出したか)、どうして密室にしなければならなかったのか、という論理的な謎解きがひたすら展開されます。いずれのトリックにも「それは気がつかなかった」というよりは「そんなことができるんだ」という驚きがあり、貴志祐介らしいトリックだなあ、と思います。4編目の「密室劇場」は、シリーズ第1作「硝子のハンマー」以来ずっと顔をだしつづけている劇団もので、見るからに下らないバカミス(バカミステリー)ですが、3編目の欠陥住宅を題材とした「歪んだ箱」などは、倒叙形式でシリアスに書き上げられていますが、本質的には「密室劇場」を凌ぐバカミスだと思いました。こういうことをここまでとことん考え抜ける人っていうのは、滅多にいないと感服します。 いくつものアイディアを組み合わせて作りあげられた密室という人工物の構造に、ニヤリと酔いたい方には、期待に応える作品集だと思います。最後の段落まで、捻りが利いています。 | ||||
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この密室が解けるか?と挑まれているような短編集(四作品)でした。 本格物としてかなり秀逸なトリックで、驚き&面白さは抜群。 着眼点がすごいです。 どうしてこんなトリックが思いつけるのか、さすがは貴志先生。 ただ、トリック重視なので、ストーリーやキャラクタにあまり動きがなく、 その点が残念だったかなと思います。 探偵の榎本さんと、弁護士の青砥先生はあい変わらずで大好きです。 ただ、キャラクタの書き込みが「硝子のハンマー」などに比べて薄い味なので、 シリーズ二作(硝子のハンマーと狐火の家)を読んでいないとおもしろみが減るかなぁと思います。 四番目の「密室劇場」は賛否両論ありそうですが。 私は貴志先生お得意のおふざけとして、肩の力を抜いて読みました♪ | ||||
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防犯コンサルタントの榎本と弁護士の純子のコンビが難事件に挑むシリーズの3作目。今回は4つの密室トリックに挑む短編集で、どの話もよく考えられていたと思う。 「密室劇場」は衝動的な犯行であり、あまり細工がなくイマイチだと思ったが、それ以外の3つについては「本当にこんなことできるの?」というくらい非常によく考えられており、特に表題作「鍵のかかった部屋」が好きだった。 短編作だとさくっと読める反面、どうしても密室トリックにのみ重きがおかれるような構成になってしまうのだが、今後は硝子のハンマーのような長編作にも期待したい。 | ||||
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貴志祐介さんの防犯探偵シリーズの最新刊、第三弾です。 第一作、「硝子のハンマー」(長編) 第二作、「狐火の家」(短編集) 第三作、「鍵のかかった部屋」(短編集)となります。 当初はまさかシリーズかするとは思っていなくて驚きましたが、話が続けば続く程、榎本と青砥先生に味が出て来ていい感じです。 内容は、サクサク読みすすめられるのですが、そのトリックを頭の中で再現するのがなかなか難しいです。 今こーなってあーなって………あれ!?!?みたいな。 マンガで図説付きで見てみたいなぁとも思ったりしました。 硝子のハンマーのような長編物もスゴく面白かったので、また長編出ないかなぁと考える日々です。 | ||||
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毎回ながら、情報量と知識の詰まり具合は"流石"だと思う。 貴志祐介氏は、あらゆるジャンルにアンテナを張り巡らせて、大量の情報を収集してるのだと思う。それを小説に練り込み、ひとつひとつの作品に生かした緻密さは完璧だと感じる。 四本の短編集なのだけど、まず一本目、二本目と貴志祐介氏の真面目さがよく(良い意味で)出てる気がする。 犯人はわかっているのに、そのトリックを見破るまでの読ませるテクニックは毎回ながら流石で、飽きさせない。なにより、クラシカルな内容(トリック)なのだろうと思いきや中身をきちんと見れば奇抜で、暴かれるときは"こんな方法だったのか.."と驚かされた。 ここまでのトリックだと逆にすっきりする。 犯人が殺人を犯した心理的なものも純粋で、無駄な描写も省かれてる点は、逆に好感が持てた。描写などなくても、純粋な殺人故に予想がつくし、読者を冷めさせない。 三本、四本目は、最初の一、二本目とはまた違った新鮮を感じて、こちらは貴志祐介氏の遊びを感じた。 四本目は、なぜだか泡坂●夫の作風のようで、少し違和感を感じたけど、これも読者を飽きさせないようにされているのかも。 鍵というキーワードでここまで楽しませてもらえるとは思わず、このコンビ(青砥&榎本)も面白い。 ところで、ここまで鍵について詳しい&書けるなら、貴志祐介氏もこの小説の榎本のようなテクニックがあるのだろうか。 とても気になる。 | ||||
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貴志さんって有名な方だったので、ミステリにたいして 興味なかったのに読んでみました。 本書は、書きおろしではなく、角川書店の雑誌に掲載されたものを4本まとめて収録しなして発刊したものです。 どれもテーマは「密室」。 犯人は最初から検討ついているのですが 密室であることを否定できないと犯罪を立証するのは 難しいといいった設定です。 「鍵のかかった部屋」の章は、本当に完全な密室に思えるのに、一つ一つ細かい点から、密室犯罪を立証していく構成に面白いと思いました。 1つ1つが70ページくらいで完結するので、ちょっと息抜きしたい時に最適です。 私自身は、この密室暴く戦い以外の部分、たとえば犯罪心理というか、なぜ犯罪を犯したのかといった内容をもっと詳しく知りたかった分、本書では物足りなさを感じましたので、★4つとします。 エンタメとして30分くらいで読みたい方には最適だと思います。 | ||||
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