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(短編集)
猫丸先輩の推測(夜届く)
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猫丸先輩の推測(夜届く)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.85pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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サブタイトルの『猫丸先輩の推測』として,から刊行された本作. 05年には同じく,そしてこのたびの創元推理文庫での復刊となっています. 中身は全六篇の『日常の謎』で,珍しいのは主人公の猫丸先輩がすぐに出てこないこと. どの篇も普通の人たちの日常や,彼らがおかしな出来事に悩まされている場面から始まり, あぁでもないとしている内に,通行人のように現れ,するすると懐に飛び込んだかと思えば, くだらないやり取りを繰り返し,いつの間にか道筋を示してしまっているのが面白く映ります. このほか,彼が口にする,見方を変えることで浮かぶ別の姿が解決の糸口となる様子は, たびたび『推測』と断りが入れられ,その『答え合わせ』はほとんど行われないのですが, 「それもありか」と思わせられる,キャラクタと同じ,ゆるゆるとした幕引きが印象的です. ただ,こちらから出る最近の著者の文庫は,カバー絵の意図がどうにもよくわからずで…? | ||||
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殺人などは起こらない、いわゆる日常の謎的ミステリが大目の連作短編集 ミステリとして面白いのは伏線があっさりとしていて分かりにくい難点もある 商店街のものぐらいで、他はかなり平凡な内容 ただ猫探しのラストシーンは中々悪くなかった 目を引く要素はないが、それなりに面白みもある作品かもしれない | ||||
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2002年の講談社ノベルスの文庫化。 猫丸先輩ものの短編が7つ収められている。このシリーズも4冊目ということで、かなり作風が固まってきた。それに応じて魅力も高まってきたようだ。読み手の側(私)が、どうやって楽しめば良いのか、わかってきたからかも知れないが。 本短編集での一押しは「失踪当時の肉球は」。もちろんヒラリー・ウォーの『失踪当時の服装は』のパロディ。その「作風」が巧妙にパロディ化されている。笑ってしまう。よく出来ている。謎はひどい。つまり、ミステリとしてではなく、パロディ化の手法そのものを楽しむのがコツだと思うのだ。いっそのこと、謎の部分もギャグにしてしまえばよいのに。 | ||||
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名探偵?はたまた只のおせっかい屋?。猫丸先輩の行く先々に訪れる数々の事件。この事件がまた素敵です。今日のミステリー小説によく登場するようなおぞましい事件、目を背けたくなるような事件では無く日常誰にでも起こりえるような出来事を猫丸先輩が事件と名を打てるまでにもりたてていきます。ぜひこの小説を実写で見てみたい。私だったら猫丸先輩は野々村真でいきますね。 | ||||
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