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花の鎖
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花の鎖の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全152件 1~20 1/8ページ
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親子三代の物語で、読み続けて、点と点が線になって繋がっていく心地よさがストーリーの中にありました。私はやっぱり、祖父の和弥さんが素敵な人だったなと思います。最後、祖母の美雪さんが車椅子で、孫の梨花と和弥さんが設計した美術館を訪ねるシーン。和弥さんは、美術館に様々な人(足が悪い人、車椅子の人)を想定して設計した建物で、車椅子の人でもちゃんと進めるスロープを当初から設計してくれてた。そこに和弥さんの優しさを感じたし、歳をとった美雪さんとようやくそこで逢えたんだ、と思って嬉しくて笑ってる和弥さんの顔が浮かんで涙が出ました。家族をつくって、命を繋いでいく事って、鎖で繋がれていくようなもので、親、子、孫、それぞれの歴史の上に成り立っているんだなと。家族を作れていない私にとっては、とても尊いものと思ったのと同時に、少し切なくもなりました。とっても綺麗なストーリーだと思います。読んでる途中、なんどもきんつば食べたくなりました。ストーリーの中に出てくる梅香堂のきんつば、きっと美味しいんだろうな。 | ||||
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解説まで読み終え2回読むともっと分かり合えることを知り、2回読んで光景が浮かんできました。 | ||||
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本書では各章ごとに「雪」「月」「花」のパートに分かれており、それぞれ「美雪」「紗月」「梨花」という三人の女性の視点で物語が展開していきます。 「美雪」は大学卒業後、母方の伯父が役員をしている建設会社に事務員として就職し、そこで未来の夫となる「和弥」と出会います。 彼女はひそかに彼に好意を寄せていましたが、ある日、伯父からお見合いを勧められ、仕方なく足を運んでみたところ、お見合い相手はその「和弥」でした。 晴れて二人は結婚し、新婚旅行先は山好きの「和弥」の希望で「上高地」でした。二人はなかなか子宝には恵まれなかったものの、穏やかで満ち足りた結婚生活を送っていました。 絵の得意な「紗月」が大学時代に描いて、山小屋に展示して貰っていた高山植物のイラスト数枚が、出版社の人の目に留まり、有名作家の山岳小説の表紙として採用されます。 その結果、イラストレーターとして画集まで出版して貰えることになり、彼女は公民館の絵画教室で講師をしながら、週に四日、「アカシア商店街」にある和菓子屋の「梅香堂」でアルバイトをしています。 「梨花」は「アカシア商店街」にある英会話スクールの「JAVA」で子どもたち相手に講師をしていました。ところが、ある日突然、「JAVA」は経営破綻して、彼女は無職になってしまいます。 さらに、唯一の身内の祖母の「美雪」は体調を崩して入院しており、早急に手術を受けさせる必要があるのに、無職の彼女にはその手術代が用意できません。 困り果てた「梨花」は、地元の「山本生花店」を通して、毎年10月20日に、母の「紗月」宛に豪華な花束を贈って来ていた「K」という人物に、経済的支援を申し出ることを決意します。 肝心の「K」の身元が分からない「梨花」は、「山本生花店」の跡継ぎで小中高の同級生でもある山本「健太」に、「K」の住所を突き止めるよう頼みますが、「健太」はその情報を入手することができません。 ここまで読んで、最初に出てくる「美雪」というのが、イラストレーターをしている「梨花」の祖母であり、母の「沙月」はすでにこの世にいないということは、お分かり頂けたかと思います。 さまざまな人間関係が絡み合った複雑な「花の鎖」が、最後、ときほどけた時の爽快感が何ともいえない連作短編集でした。 | ||||
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友人に作家を強くお勧めされて、書店で少し目立って配置されていたため購入。 6章構成で3人の主人公それぞれの物語が語られるのだが、蓋を開けてみれば愛憎や嫉妬が主成分のろくでもないストーリーで、これといったカタルシスや唸らせるような展開もない。 おそらく最大の伏線というか作者がやりたかったことについても「まあそうだろうな」と容易に想像がついてしまった。 わざわざ取り立てるべき作品であるのかというと、一般的な小説であると答えるだろう。 | ||||
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湊さんの小説を続けて読んでますが、白ゆき姫殺人を読んだ後だったからか、こちらは読み進むうちにおやっ?あれっ?もしかして?と面白さがどんどん迫ってきました。頭の中で整理できず、紙と鉛筆を取り出して書き出してみたら、自分なりの答えが導けました。そういう意味でも楽しめました。 | ||||
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本屋さんで「物語で数独を作ろうと思いますー」という言葉を見かけて購入。 読み進めるとその意味がわかりました。 メモしながら読みましたが、引き込まれてつい一気読みしてしまいました。 | ||||
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湊かなえさんは偉大だ! | ||||
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無関係の女性3人の話、が最後には一つに繋がるミステリー。その通りと言えばその通りかもしれないが、それぞれのストーリーが地味で辛気臭い。最後に全体像が分かった時も、ああ、そういう事か、とはなったけど、地味な話が地味に繋がっただけなのでスッキリ感は無かった。それに、女性の登場人物全員が嫌な性格だったり僻みっぽかったり地味だったりで、誰1人好きになれなかったし感情移入も出来なかった。 | ||||
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【ネタバレあります】 全然無関係と思われる物語が、進行していくうちに深いつながりを見せてくるお話。 ひょっとして、三人のお話は時代が異なるのではないかと、途中からうすうす感じておりました。 最後に答え合わせがあるんですが、とにかく身内だけに関係性が複雑すぎて頭の中がパンパンになってしまいました。頭の中で家系図を組み立てるのは正直しんどい。 その割に得られるカタルシスはそれほどでもない。なんていうか、地味なんですよね、結末が。 面白くなかったのかと言えば、十分に面白かったですし、買ったことを後悔するほどではありません。 | ||||
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構成がよく練られていてすごいなあとは思うけど、とにかく分かりにくい。特に前半は誰が誰だかさっぱり。ドラマだったら顔が違うから、まだ分かりやすいんだろうな。主要登場人物と簡単な紹介ぐらい、巻頭に載せてほしい。 さらに、3人の主人公の誰にも共感できなくて、読んでいてイライラする。 親が何をしようと、子どもには1ミリも責任なんかない。自分が何かされたわけでもないのに、親から聞いた話だけで親の敵の息子を憎むなんてあり得ない。ましてや命がかかっている時に救うかどうか迷うなんて論外。断る神経が理解不能。 「きんつば」「きんつば」って随分とマイナーな食べ物が、まるでショートケーキかシュークリームのように一般的であるかのようにしつこく出てくるところも鬱陶しい。 | ||||
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前半はバラバラに進むストーリーについていけず、ただ、どこかで合流するんだろうなと想像しながら読み進める。 半分を過ぎたあたりから、うっすらと全体像らしいものが見えて、最後1/4くらいはどんどん繋がって、答え合わせをする感覚。 ただ、エンドがすっきりというよりは、なるほどね、という感じ。 時系列に整理すればもう少しすっきりするのかもしれないけれど、そのためにもう一度読もうかと思うと、少し気が重い。 それは、全体を通して、報われなさというか、分かり合えなさというか、そういう感情が渦巻いているからかもしれない。 湊さんの他の作品でも同じ感覚を得たことがある。 テーマはあまり好きになれないけれど、展開や構成は新鮮で、面白さを感じる。 | ||||
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始めは何が何だかわかりまへんでひたが、よく練られた作品だと思います。 | ||||
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久しぶりに読んだ小説だったので登場人物の関係がよくわからなくなり、途中から紙に書き出して人物相関図をつくったら、なんとなく結末がわかってしまった(笑) それでも「合ってるかな~」と最後まで楽しく読めましたし、サプライズもありました。 湊かなえらしい小説で、ちょっと影がある感じ。 以前、ドラマになったらしいので見てみたいです。 | ||||
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すごくおもしろかったです。湊かなえの作品は、本当にラストが読めず、感動します。 | ||||
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ただのオムニバス作品だと思ってたら世代が違ったのね。 私は深く考えないで読むのでかなり終盤までその事に気が付かなかったので楽しめた。 ちょっと沙月と浩一の別れはどうかと思ったけど、それも世代が自分より上だからそういうこともあるのかな、と思えた。 洞察力のある人は美雪の言葉遣いとかですぐピンとくるんでしょうね。 そういう人にはむやみに場面展開が多く集中できないつまらない作品に感じるかもしれない。 普段ぱーっと読んですぐ忘れちゃうような読み方をする私のような人には楽しい作品です。 | ||||
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クライマックスで重大な発言があるはずだったが……そうでもなかった。そこが結構キモの部分なのにあっさりしすぎていた。 全体の雰囲気は悪くありません。 | ||||
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あまり、読みやすいとは思えなかった。内容は、自分にはあまり、面白くなかった。 | ||||
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その時、その時の時代背景に頭がついていくのが大変でしたが最後になるにつれて読むのが止められませんでした。 | ||||
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「もしやそういうこと?」と疑い始めた謎が後半からちょっとずつ明らかになってきて楽しめました。 | ||||
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花に纏わるストーリーを期待して購入しました。少しずつ引き込まれていきます。 梅雨の時期の読書に最適です | ||||
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