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花の鎖
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花の鎖の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全152件 101~120 6/8ページ
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二週目読み終わりました。 時系列やトリックは一周目の途中気付くものの、うまく頭にまとめきれずに終わりました。しかし二週目を読み終わり、ほぼ咀嚼が完了した後にはきっと、面白い、と思えるはずです | ||||
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期待して読まない方がいいかも。 最後繋がるんだけど途中わかってきてしまって。 ドラマで観た方がいいかもー | ||||
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衝撃のデビュー作であった告白を読んで衝撃を受けて以来、湊かなえ氏の作品はすべてチェックし続けてきた。 日常に突如落とし穴のようにして現れる不幸とそれを取り巻くように、複雑に絡み合う人間関係。 どんな善良な人間であってもどこかに必ず隠し持っている本能的な汚い感情を実に素直に描く湊氏の作風はページをめくるのですら待ちきれなくするほど私を引き込んでいった。 今回の花の鎖もきっとそのような作品であるに違いないと思って嬉々として手に取ったのだが、残念なように少々期待外れだったようだ。 もちろん、小説としては今回も非常に素晴らしいものである。安定した文章とストーリー運び、最近の作家に多い奇をてらったような演出も表現もなく、非常に安心して読める。 おそらくこれが湊氏の作品でなかったら、正直、評価はもっと高かっただろう。 しかしながら残念なことにこれは湊かなえの新作であった。 上述したように、湊氏の作品の魅力はストーリーの底で渦巻くドロドロとした人間の感情を隠さずに描くことだ。 そしてそれを魅せるために、登場人物一人一人の人物像を掘り下げる必要がある。 彼女の作品のうち特に気に入っている、告白、夜行観覧車、贖罪ではこのはっきりとした背景を持つキャラクターたちのおかげで登場人物同士の擦れ違いや、異常性、狂気を本物のように感じることができた。 しかし、今回のこの花の鎖ではキャラクターの掘り下げが他作品に比べて甘かったように感じる。 そのように感じた理由として、まず第一に1つの章に3人の話をブツ切りで放り込んだ今回の作風である。非常に短い文章(1章の1/3)ですぐに物語の視点が変わってしまうことから、全体を通してあわただしく話が進んでいったような印象が残ってしまった。 それが登場人物たちへの感情移入を難しくさせた原因かもしれない。それでも今回の主人公である3人の女性たち、梨花、美雪、紗月の人物像を(かろうじてであっても)つかむことができたのは彼女の実力がなせる技だろう。 それに対して、彼女たちを取り巻くいわゆる脇役たちに関しては、みなストーリーの主軸に大きく関わってくるのにもかかわらず、掘り下げはほぼ皆無である。 そのためラストのシーンで描かれた脇役たちの言動に対する主人公の思いにいまいち共感ができず、どうもしっくりこないまま終わってしまったと思わずにはいられなかった。 相変わらず複雑な相関関係をうまく描いていた作品であったことから、これが3人の主人公たちのみでなく、脇役たちの章もあれば間違いなくより面白い作品になっていたであろうから実に残念である。 また主人公3人の関係性や謎の人物Kとの関係、そしてKから毎年花が届くようになった理由なども湊かなえ氏の過去の作品と比べたら、どこか物足りない、いいかえれば捻りが足りないと感じさせるものであった。 特に主人公たちの関係は感のいい読者であれば最初の章で気づくことができるだろう、だがこの花の鎖ではそんな読者へのフォローがないままストーリーが進められていく。 恐らく、作品中盤で判明するこの3人の関係性が読者を引き込む第一のポイントであったと想像できることから、このポイントで「あぁ!」となれなければそのまま感情の盛り上がりもなくラストまで行ってしまうのは、やはり問題があるように思われる。 最後に、ここまで書いたが「花の鎖」は十分に良作である。湊氏の作品を読んだことがない読者であれば非常に楽しめる作品であるとも言っていい。 だが、彼女の作品を追いかけ続けた読者からしてみたらやはりどこかもったいない、と感じさせる物であったことは否定できない。 | ||||
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山小屋での花のくだりの部分が好きです。 読み始めは誰がどう繋がるかわからないままただ読み進めていました。 雑誌の連載というのをどこかで知って、 自分ならまとめて読まないと忘れそうだなと…。 それでも十分忘れていて名前をメモしようか迷いながら まあいいやと加速的に読み終えました。 | ||||
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湊かなえさんの作品をそんなにたくさん読んできたわけではありませんが、 今まで見た湊かなえさんの作品の中では一番だと思います。 ネタバレになるので書きませんが、この仕掛けの壮大さはなかなかのものです。 3つの視点で描かれるのですが、これが素晴らしいのです。 ぜひ、手に取ってください。 | ||||
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本も新しく、一気に読んでしまいました。皆に勧めています。ありがとうございました。 | ||||
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語り手がコロコロ代わり、集中できなかった。 きんつばが何回も出てきてしつこい。 特に、感動はしなかった。 | ||||
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読書の仕方として間違っているかもしれませんが、、、 この本は3人の女性の話が交互に出てくるので、 1度目は何の話がしたいのか分からず、途中から飽きてきて、 ざっと読みをしました。 最後の繋がりが分かったところで 最初から読み直すと、とても面白く読めました。 湊さんの複線の引き方が好きです。 久しぶりに「きんつば」が食べたくなりました。 | ||||
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湊かなえさんの作品、全部読んでいますが、これが一番好きです。読み終わった後、心が洗われました。昭和初期の言葉使いなど、とても素敵です。 | ||||
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著者の作品は全読している。確実に文書力をつけてきている。 そして、一番良かった。 愛する旦那さんを一途に想うひとのココロの描写が女流作家独特のやさしく やわらかいもので 気持ちよく読めました。 やさしくて、やわらかいものは、儚いので、主人公のとった行動に不自然さを感じずに ただ、共鳴し、40のおっさんが思わず電車の中で泣いてしまいました。 まさか、泣かされるとは・・・ いろんなひとがいろんなことをいう 私の中の「湊かなえ」バリバリのNo1作品です。 | ||||
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こういう叙述トリックは貫井徳郎も使っているので、途中で判る。途中で判っても許せると思うほど見るべき所はないように思える。 | ||||
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※ネタバレ 途中からどんどん先が読める展開に…。 雪月花のあたりで、もしかして梨花が美雪の孫なのかと思わせられることは惜しい。 割とシンプルな話で読みやすかったが、ラストを読んで興醒め。 Kなどと称して花を贈り続ける理由がそれ?という感じだ。 というか嫌がらせ以外の何ものでもない(と私は思うが友達のひとりはロマンチックだと言っていたのであまり気にしないでください)。 それに登場人物の関係は、少しわかると芋づる式に分かってしまうのはいただけない。 美雪の話はそこそこ面白かったが、よく分からない人間関係の中にいきなり読者を引きずり込む紗月やKの存在を追う梨花の話はあまり読み進めたいという気持ちにならなかった。 ミステリーと呼ぶにはあまりに陳腐、エンターテインメントと呼ぶにはあまりに気持ちが盛り上がらない中途半端な作品。 湊かなえのファン以外が読んだら特に何も感じないだろう。 湊かなえのファンは過去作と比べて色々と思う所があるだろう。 しかしKというからNのためにのような展開を警戒したが、そうではないみたいでほっとした。こういうイニシャル系は特に面白くないので今後やめてほしい…。 | ||||
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『告白』が衝撃的だったせいか、新作が発表されるたびよく比較されていますが、作品そのものを評価すると、私はとても好きです。 3人の女性の物語が交錯するお話ですが、読み進めるうちにタイトルに『花の鎖』をつけた理由がわかりました。 女性視点で描かれているし、衝撃的なお話を期待されている方にはおすすめしませんが、ゆっくり物語を楽しみたい方にはおすすめです。 物語の構成が複雑ですが、私は暗号を解読していくようで楽しめました。 妊娠中に読んだためかわりと感情移入してしまい、それぞれの女性の決断やその後にほろりと泣かされました。 私としては湊さんに似た話だけを描き続ける幅のない作家さんにはなっていただきたくないので、この作品に出会えて良かったと心から思います。 | ||||
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これで湊作品6作目。悪くなかったです。作風が少し変わりましたか、売れっ子になり毒が抜けましたか、表現が随分と柔らかくなりました。読んだ後には彼女には鎖を断ち切り幸せな人生を歩んで欲しいと思いました。 湊さんの作品には非常に独善的で人の痛みに鈍感な外見だけは美しい女性がしばしばでてきますが、こちらに出てくる美人は大変な思いをして生き抜いてきた逞しい女性でした。ここら辺にも作風が少し変わったかな?と感じ、いわゆる悪者の側にも罪の意識に随分苦しんだであろう描写が若干ですが最後に入っていました。今までならそういったものはあまり書かず、最後に誰かが報復するといった展開にしそう。主人公たちなりの復讐が、至極真っ当なやり方だったところに好感が持てますが、案外こういうのが一番効くのかもしれませんね。何だか感動させられた一冊でした。 | ||||
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はじめて、湊かなえさんの本を読みました。 読者を飽きさせない早い展開で、どんどん先が読みたくなりました。 なんの先入観もなく読み進めましたので、 この方の作風がどうとか関係なしに、とても感動しました。 私は関連性に気付くのが遅めで半分くらいだったのですが、 題名にしても、章タイトルにしても、とても考えられているな〜と思いました。 最後読み終わったあとにもう一度読むと少し違った角度から読めて、 一粒で二度おいしい本だと思いました。 誰にでもお薦めできるすばらしい作品に久々に出会いました。 | ||||
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湊かなえさん。物語がどうこうより完全に「作者」読み。 告白がよかったのでつい。。。 わかりにくい!の一言でどんどん読み進められず話にも入っていきにくかった 相関図を製作してもう一度読もうと思う 「雪月花」このキーワードの順番で読み進めると少しわかりやすいかも 追記 二回目相関図を作りながら読みました 「鎖」の意味が見えてきました 何度も読むと少し深い気もします | ||||
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梨花、美雪、紗月という3人の女性の物語がオムニバス風に語られてゆく。 K、花束、アカシア、りんどう、コスモス、コマクサ、きんつば、コロッケ、ピリ辛漬け、からあげ、渓谷、月、設計、山、等々のキーワードとその連鎖。 読み進めるうちに時系列の混乱に気づき、眩暈とひらめきに襲われる。やがて3つの物語は最終章「雪月花」に向かって収斂してゆき、3人の女性とその係累の3世代にわたる因縁、運命、そして軌跡が明らかになる。 美味しいきんつばと隠し味の効いたから揚げが無性に食べたくなります。第四章あたりを読むころには、・・・・・を隠し味にしたから揚げを作っている自分がいました。 | ||||
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3人の女性のストーリーが同時進行なのですが、うち2人の描写、話し方、考え方、家庭環境などが似通っていて、展開は早い段階からわかりましたが、「あれ、今誰の話を読んでいるんだっけ?」となってしまいます。だから話に入っていけない。これは致命的かと。 それから、話も中途半端な印象で、そのうえくどい部分はくどくど書かれていて、読後に残るものはあまりないです。 湊さんはオドロオドロしいミステリとかのほうが、力量を発揮できるのではないでしょうか? | ||||
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湊さんの作品はすべて読んでます。 相変わらず、先が気になり一気に読み、湊作品で初めて泣きました(笑) 3人の女性の中で1番惹かれたのは美雪さんです。強い人で感動しました。 皆さん書かれている通り作風が違い、後味の悪さも、腹が煮え繰り返るほどの人物も出てきません(嫌な人は出てきます) 毒はないけど読み返したい作品です。 | ||||
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湊さんの小説の面白さは、別々の登場人物が創り出したストリーを最終章で、なるほど、そうだったのかと思わせる接点を見せて繋がるところにある。今回も、三世代の若き日の事件を最後に繋げて見せてくれたが、これまでの作品に比べて、とても、読みづらくストレスを感じた。なぜなら、まず、時代背景となる事件や社会描写がないので、時間を錯覚して、事件の前後と関係が理解しにくいのだ。次に。語り部となる女性たちも、都度、事件ごとに話をリードするため、誰の話しだろうとページをめくりなおすこともしばしば起こる。これは、読書の楽しさとはちょっと違う。 結局、想像する年齢と関係から、昭和30年代から現代の祖母、母、娘の三世代の学生生活、恋愛、結婚を織り交ぜた物語なのだが、時代が前後しながら物語が進む構成なので、最終章で、正式(?)に苗字と相関関係が明かされるまで、その関係が世代も含めてよくわからない。これをうまい作品構成術と言ってよいのか?疑問が残る。 次回は、優しい構成で読者を唸らせるミステリーを期待する。 | ||||
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