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ボトムズの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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本書には、アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長編賞が授与されている。 が。 冗漫で、後半は読み飛ばしてしまった。 その大きな一因は、父が息子に語る長弁舌にある。小さな街とはいえ、治安官を勤める父親がわずか11才の息子に、このように殺人事件の推理を聞かせたり、犯行現場に連れて行ったりするものだろか。なんとも不自然で、奇妙にすら感じられた。 また、1930年代のテキサス東部であっても、少年と妹が学校へ行かないのも不自然(やめた教師の替わりが見つからないというエキスキューズはあるが) 森の縁に孤立して建っている家であり、通学もしていないので、11才のハリーの遊び相手は9才になる妹のみで、この2人プラス突然引っ越してくるおばあちゃんが独自の捜査に挑むのだが、このおばあちゃんの存在がはたして必要なのだろうか? 根深い人種差別が父親の、ハリー達の捜査をはばむ。そのあたりは密に描かれていて、読み応えがある。 しかし、マキャモンの「少年時代」、キングの「スタンドバイミー」のような悪ガキの冒険が好きな自分としては、痛快さ、さわやかさという点でかなり物足りなかった。 推理小説としても、盛り上がりを欠く。 ランズデールの最高傑作と謳われているのが、わからない。 | ||||
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