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連続殺人鬼 カエル男
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連続殺人鬼 カエル男の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.68pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全203件 161~180 9/11ページ
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中盤以降の展開にまだるい気がしましたが、全体を通しての アイデアやドンデン返しには魅力を感じました。 作品自身の全体としては厳しい評価になるかもしれないが、 見どころは多く今後に大いに期待したいところ。 | ||||
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某クリスティの有名作品を知らなければ楽しめるかもしれない。 読んでる最中にあの話みたいだなと思ったら、展開までそっくり。 逆にこういうパニックものはそういう展開しか作れないのかもしれないが、 オリジナリティに欠けるのではないだろうか。 また、最後のオチも救い様がないところがあまりいいとは思えず。 因果応報って言っても、これって差別を増長してしまいそう。 現代の本音かもしれないが | ||||
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タイトルと表紙のファンキーさとは裏腹に、内容はかなりハードである。 刑法39条がらみ、および、障害者関連の問題というのが主となるテーマだ。 特に、障害者で前歴者に関するデータの開示、というのは、かなり重いテーマだ。 本作中第一のパニック場面は、そのテーマがからんでのものである。 さて、ミステリとしての評価となる。 著者は本作をミステリと意識して書いていると思うし、したがってそれなりの意外性も仕込まれている。 しかし、どうしても「○○男」というタイトルを見た瞬間に身構えてしまうというかオチの一部が見えてしまうのは、島田御大の作品など、いくつかの前例があるので、いたしかたがない。 しかし、全体を通した流れは、小杉某作品との相似がどうしても見えてしまう。 これがマイナスポイントである。 しかし、途中に何度か読みにくい部分があることはあったが、新人の作品としてはかなりのリーダビリティーだ。 文章も読みやすいし、なにより警察機構に関して、けっこう勉強している。 もちろん実際とはかなり異なる点が多いのだが、そこはフィクションであり、作品の流れを重視した変更というか省略と考えられる。 ただし、主人公となる刑事に感情移入して読むのが難しい、という点は良くない。 この主人公にもっと感情移入できれば、もっとリーダビリティを高くできたのではないだろうか。 それと、挿入されるイヤエピソードが辛い。 全体としては面白いのだが、重いテーマと辛いエピソードが、作品の雰囲気をとても暗いトーンにしていることは確かだ。 | ||||
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一気に読み込んでしまいました。 連続猟奇殺人事件を警察が追いかけていく物語ですが、結末に収束していくにつれてあきらかになる小説ならではのトリック。 詳細はネタバレになるので書けないのですが、「あ〜、なるほどね」と、感心してしまうような小説ならではのトリックに感動しました。 ただ、途中途中にある主人公役の刑事の戦いシーンがあるのですが、肝心なところほど、そのシーンが冗長に書かれていて、早く先を読みたいのに邪魔をされました。その点だけが気がかりでしたね。その点で星をマイナス1とさせていただきました。 つーか、本の帯に「どんでん返しに次ぐどんでん返し!」って書いてあるのですが、これは書いちゃいかんでしょう・・・・。 | ||||
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【あらすじ】 吊るされた死体が発見されたことから事件は始まった。そして警察が犯人を 見つけられないまま、第二、第三の事件が起こっていく。死体発見の現場か らは、いずれも犯行声明文と思しきメモが発見された。『きょう、かえるを つかまえたよ――』『きょうもかえるをつかまえたよ――』どのメモにも カエルが登場することから、世間は犯人を<カエル男>と名付けた。 カエル男は一体誰なのか。埼玉県警捜査一課は虞犯者リストとタレ込み情報 から割り出した容疑者を、片っ端から当たっていくことにした。捜査一課の 若手刑事・古手川和也も当真勝雄を担当するよう言われ、勝雄の保護司であ る有働さゆりに会う。ピアノ教室を開いているというさゆりのピアノを聞い た古手川は、彼女のピアノに感銘を受けるが―― 【感想】 前半は本当に面白かったです。カエル男は誰なのか。明らかにこの人犯人だ ろうという描写の数々に、だから意外な人が犯人なのだろう……と、読みな がら自分の推理に忙しかったです。それ故、中盤から後半にかけての展開に は失望も大きかったです。 警察官と市民の攻防戦はリアリティに欠け、しかもその戦いが余りにも長く 感じられ、途中で飽きてしまいました。その冗長気味な展開の後に待ち構え るのは、犯人を前にした主人公の事件説明……。そしてそれも読者には…… 特にミステリー系を読み慣れた読者には、大分前から真相が分かってしまう つくりなので、何を今更感が否めないのです。そして最後の黒幕に至るまで が正直無理やりだと感じました。 あと一点、描写が結構グロい(展開上、性描写も……)ので、そういうもの に抵抗のある方はご注意ください。 文章にはとても勢いがあり、読ませる力が本作にはあったと思います。です ので、さきに記載した残念な部分が、本当に残念です。あり得ない部分を軽 く流して読む分には、楽しめる作品だと思います。 | ||||
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余りの冗長さに辟易した。 全てを書き出さなければならないと思っているかのような、長いセリフとくどい描写。さらに盛りに盛ったエピソード、詰め込んだどんでんがえしと、胸やけを起こしそうな内容。これだけの語彙を費やしても特に心に残るモノが無いのは、ありきたりな表現ばかりが目立つせいか、作者の伝えたいモノが無いせいか? ただ、ベタなエンタメと割り切ってしまえばそれなりに楽しめる、火曜サスペンス的なものをちょっと豪華にした感じでした。 | ||||
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段々読み進むにつれて少し尻つぼみ?って終わり方かなと、でも面白く読めました。 | ||||
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障害者に対する偏見を助長するみたいな 意見もあるかも知れませんがあくまでも B級サイコサスペンスであって、少年法がどうのこうのは この際横に置いて読みましょう。 単純に普通に面白い、あっと言う間に読める、 そういう意味ではこれ以上ない傑作です。 | ||||
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・どんでん返し!とやらがよくあるネタで、多分ほとんどの人が推測できる ・戦闘シーンがだるい、さっさと銃撃てよと何度も思う ・やたらと台詞が長い、序盤から死体の説明をだらだら喋る(そのくせ大して必要でもない) 最後の方も作中テーマをそのまま喋り続けている印象、小説なら話で魅せて欲しい ・人間の心理がかなり無理矢理で、話の為に人が動いている感じがする たかがフック吊り下げ殺人程度で全国の人が怯えていてネットにも不謹慎な書き込みが無いとか…… わざわざ2ちゃんまで出してましたが、実際の2ちゃんではありえないでしょう あと最後のオチ あれを推測していて放っておくのは警察官としてもう駄目でしょう 散々私情がどうこう言っといてそれかよと、あれでは犯人となんら変わりない | ||||
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タイトルと表紙がキャッチー過ぎますが、かなりグロテスクです。とはいえ、内容も軽〜い感じで進んでいくので、重々しさは全くありません。ある程度ストーリーは予測できますが、更にひとひねりありました。時間つぶしや娯楽としては良い本です! | ||||
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環境は現実的なのですが、話の内容がかなりフィクションです。 だからおもしろくないという人がいるとすれば、もっと現実味のある話の内容がよかったということなのではないかと思います。 文章は、熟語がたくさん出てきます。厭世観、牽強付会、無辜などなど。 専門用語も出てくるので、いちいち詰まってしまいます。 語彙力のある人だったらすらすら読めるかもしれませんが…。 個人的には、最初は主人公はじめ登場人物に興味が持てず、共感もできなかったのですが、徐々に主人公の人となりがわかってきて、中盤以降は引き込まれ、続きが気になって一気に読めました。 抗争シーンは主軸には関わらないかもしれませんが、とても迫力がありました。 中古で買ったので、帯はありませんでした。 帯がなくてよかったです。 やっぱりミステリーは「そうだったのかー!」という驚きが必要です。 まんまとやられましたよ。 | ||||
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わくわくしたのは、タイトル(このタイトルも編集部で改題したもの)だけでした。 とにかく表現が常套的なのがいただけなかった。 たとえば、口を切って血を出し、「鉄の味がした・・・」 こんな感じのベタな表現が何度出てきたことか・・・。 あまり本を読まない人なら、表現上の問題などはスルーして内容を追えるのかもしれないが、 読書量の多い人なら、本種が文学書ではないとわかっていても、きっと読んでいられないと思う。 クライマックスになっても読み手(こちとら)は冷めっぱなし。 このノリは、まさにハリウッド風B級ベタベタ映画ではないですか。 わたしの一番嫌いなハラハラドキドキ狙いの(こちとら冷め冷め)ミステリー映画。 大体、警察官と一般市民が衝突するなんて、現代の日本であるのかね? しかもオチ(どんでん返し)が典型的常套手段なんだもの。 あ〜時間とカネの無駄遣いだったな。もう書店のやり方なんて信用しない。 | ||||
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なんだか微妙な作品でした。既存のミステリーのトリックを寄せ集めたようで、斬新さはあまりないかと思います。 また、作中で精神病について書かれていますが、ひじょうにご都合主義な感が否めず、そのためリアリティを大きく損なっているように感じました。 本当にこんなにうまくいくの!?って感じです(笑) また、帯でどんでん返しにつぐどんでん返しとか書いてましたが、読者の期待感のハードルを上げるだけで、意味がないと思います。どんでん返しがあると知ってしまうことが、すでにネタバラシだと気づかないのでしょうか?あの帯がなければもう少し面白く読めたかなとは思います。 また、最後のページのオチも予想の範囲内に収まってしまい、最後の一撃は空振りに… また、作品の内容とは関係ない部分ですが、漢字が極めて難読です。私は私生活で新聞を読む時でも、仕事の時でも漢字で不便を感じない程度には読めますが、それでもこの作品での漢字には難儀しました。全てにルビをふるか、読みやすい漢字にかえてしまうこともできたはずです。これは作者だけでなく、編集者や出版社の責任もあると思います。 なので、星は2つ。読ませるのに結末が分かりきってしまうのはひじょうにもったいない。ちょっとガッカリです。 | ||||
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思ったよりハードかつヘビーな内容でした。 カエル男に怯えて飯能市民が暴徒と化すシーンや、 物語終盤の主人公のターミネーターばりのタフネスぶりなど、 演出過剰なきらいはありますが刑法や人権問題にも踏み込んだ意欲的な作品だと思います。 伏線を張りすぎて真犯人は早い段階で予想ができますが、 細かいことにこだわらなければ楽しめます。 | ||||
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自閉症や発達障害などの知識、それを治療するための知識もありません。ですので専門的な語彙があるとうっかり信じてしまいそうですが、あくまで小説、フィクションと言うつもりで読まないと、そういった人に対する誤解が生じるかもしれませんね。 物語り的にはたいへん面白く、よく練られていると思います。強引なところはありますが、あまり小説を読まない身なのでこのオチはなかなか気に入りました。 多少妄想が飛躍しすぎて、これはあり得ないと言う部分もあり、現実感がぶっ飛ぶシーンもありますが、満足してます。 また、グロテスクな表現があるので苦手な方は読まない方がいいかと思います。 鬱陶しい記者が自然消滅したのが心残りです。 | ||||
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作者は気合入れて捻ったつもりなのでしょうが、永井泰宇氏の『39 刑法第三十九条』と、 樋口有介氏の『ピース』に、言いたいこと、やりたかったことを完全にやられてます。 カエル男未読かつ上記2作を読んだ人には強烈なネタバレですが(それほど「足して二で割った」感じ)。 なので、売り文句の「どんでん返しにつぐどんでん返し。最後の一行まで目が離せない。」に期待した分、 ガッカリ感は倍増でした。 それは、たまたま2作を読んじゃった私のせいではあるけど、それを差し引いても、この作品は星2つです。 まず、伏線が見え見え。教授の暗い過去が不自然に挿入されたり、ミスリード見え見えのサイドストーリーなど、 「ここ!ここで一発騙しちゃる!」という、作者の心の声が聞こえてくる。サラッと伏線ばらまいて、 ラスト数ページで大回収。読者は「なにこれ?理不尽じゃん!」と腹を立てても、再読すると、 ちゃんとフェアにヒントが提示されている・・・というのが、どんでん返しの面白さ。 残念ながら、本作は壮大な空振りでした。 そして、無意味に長く、リアリティ皆無の暴動のあとに待ち受けるのは、主人公VS犯人の事件説明合戦。 波が打ち付ける崖っぷちで、ドラマ開始〜ラストまでのあらすじを、驚異的な記憶力で説明する2時間ドラマ刑事みたいで苦笑い。 とにかく、作者が気合入れた(であろう)描写が不自然なのです。私は本を読みながら頭の中で映像変換しながら読む タイプなので、「ここはこんな画面・・・いや、ないわー」と、何度か本を伏せました。 アップダウンの激しいストーリーですが、序盤以降は心がフラットになってしまう作品でした。 | ||||
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この作家、 ディープな音楽の世界と、 推理小説をミックスさせた作品を読んで、 他の作品に手を出しました。 そして、 大きくその思いは裏切られました。 全く違う傾向の作品でした。 驚くほどの変わりようです。 言ってみれば、 『さよならドビュッシー』と、 『おやすみラフマニノフ』は、 甘い、やわらかい、 それでいて厳しさのある小説でした。 が、 この作品は、 タイトルこそ、 おちゃらけ系かと思いきや、 いやいや、 タイトル通りではあるものの、 もっと暗く、どすグロい。 ホラーというか、 なんというか。 さしずめ、綾辻行人とか、 道尾秀介を思い出した。 推理小説としての攻勢も見事で、 どんどんと、どんでん返ししていくのも、 ある意味気持ち良い。 どれだけ懐深く、 どれだけ引き出しがあるのだろうか。 楽しみな作家である。 | ||||
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所々ちりばめられたマスコミや、警察への批判が、とても異質に感じました。 物語を読み進めていくと、筆者には状況を文章で伝える語彙や力があることがわかるのですが、 それがとてもまどろこっしく、冗長な表現に感じてしまうのです。 特に後半の主人公を表現する表現は、表現する時間が長すぎるため主人公自体がまるでタフなスーパーマンのように感じられてしまいます。 リアリティとはほど遠い市民の暴走も一般市民の私には到底理解できません。 この本のテーマをどこに置くかで、この作品の楽しみ方が変わってくると思います。 | ||||
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タイトルで買っちゃった。でもおもしろかったからいいか。 | ||||
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中山七里さんの長編作品を読むのは3作目です。 これだけの作品を執筆しながら会社員を続けていらっしゃるのは驚きです。 デビュー作「さよならドビュッシー」はこのミス大賞を受賞されましたが、この作品はその回において「さよならドビュッシー」と共に最終候補まで残っていた作品を改稿したものだそうです。 「さよならドビュッシー」にも劣らないといいますか、こちらの方がミステリとして面白いと思います。 「さよならドビュッシー」は大きな衝撃が一発用意されてるといった仕掛けでしたが、この作品は違います。 ミドルパンチが数発といった感じでしょうか。よくできていて、とどめの一発も効きます。 前半から中盤は我慢してでも最後まで読みましょう。 「さよならドビュッシー」とは異なり、黒い雰囲気が漂っており、読後の後味は悪いかもしれませんがおすすめです。 | ||||
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