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激流
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激流の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 1~20 1/2ページ
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京都への修学旅行、グループ別に観光中、市バスの中から突然ひとりの女子が消えてしまう。彼女の行方は杳として知れないままに20年がたち、記憶の中からほとんど薄れていた。そんな時、同級生5人は突然彼女からのメールを受け取る。「私をおぼえていますか?」と。以後、彼らの周辺ではおかしなことが頻発し・・・いったい何が起きているのか?彼女は生きていたのか?それとも背後にいるのは悪意のある誰かなのか?・・・という出だしです。 35歳になった今、彼ら5人は人生が思うにまかせないことを実感しています。中学時代、未来は無限に広がっているように見えたのに。左遷、離婚、夫のリストラ、娘のお受験、華やかな芸能界からの転落、などなど・・・。そこへ追い討ちをかけるように不気味なことが起き始める。失踪した冬葉という同級生からのメールを受けて、彼らは20年ぶりに顔をそろえることになります。 ひとりずつ追い詰められていく彼らの様子に目が離せなくなりました。とてもスリリングな物語です。 ただ、内容が濃すぎるというか、ひとりひとりに起きる出来事だけでもそれぞれ一冊の小説が書けそうなくらいで、やや詰め込みすぎの感がありました。登場人物の数はちょうどいいと思いますが、個々のケースにからんでくる関係者がいて、総合的にその数も多くなってしまうため、話が散らかってしまった印象です。それら多くの伏線を回収し、全部ひとつにまとめあげていかねばならないので、どうしてもあちこちにご都合主義や無理が出てしまいました。また、人をつつくだけで、ここまで思い通りに動かせるものなのか?そのあたりも疑問が残りました。 また、他のレビューアさんも書いておられましたが、文章が冗長で、書き込まなくてもいい部分が多く、時々飛ばし読みしてしまいました。他の作家さんだとたとえば栗本薫氏なども同様に感じるのですが、あれこれ枝葉が入って長くなりがちで、率直に言ってしまうとページ数を稼ぐのがうまいというか、不要な部分を削り取っていったら、3分の2くらいに収まるのではないかと思います。 結論は賛否両論だと思います。真相がこんなことだったとは・・・。運命や人生はなんて理不尽なのだろう、とその言葉に尽きます。 あれこれ書きましたが、作品全体のアイデア、青春ものとしての甘やかさや苦さなど、全体としてよくできた作品だと思います。今、ドラマを平行して見ているのですが、原作のイメージと俳優さんたちがぴったりです。力作ですし、個人的には好きなお話です。昔のことをあれこれ思い出して切ない気持ちになりました。 | ||||
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テレビのドラマみてましたが原作を読んで良かったです。 おもしろい! | ||||
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テレビを見終わって今原作の読書に取り掛かったところで、もう直ぐ上巻を読み終える寸前です。自分の学生時代を投影しながら興味深く読みつつあります。 | ||||
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テレビを見終わって、今読み始めて所です。まだ上巻を読書中です。 | ||||
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中学時代の同じクラスの、修学旅行のときの同じ班であった女子生徒が失踪し、20年経っても何の消息もない。しかしあるとき、その生徒の名前で、私を覚えているかというメールが複数の同級生に送られてくる。本人からか、あるは悪意を持った他人か。そして、そのメールとほぼ同時に、同級生達はいろんな事件に巻き込まれて行く。 同じクラスの、同じ班という狭い人間関係を軸にしながら、これだけのストーリーを紡ぎすとは、なかなかの腕前である。偶然が少し多すぎるようにも思うが、ストーリーをスムーズに進めるためには、仕方ないのかもしれないから、そこはあまりこだわらない方が良いだろう。 青春を描くには、青春真っ只中の人達を描くよりも、或る程度人生を味わい、人生で傷ついた経験を持つ人々の目から回想した方が深みがある。 中学校時代の思い出と、現在のそれぞれがおかれた状況を巧みに結び合わせることで、青春小説の側面も持っている。 文庫上下巻で、900ページ近い長編を、一気に読ませる技量は大したものである。また人物の描き方もうまく、特に女性の繊細な心理描写は優れている。ただし、結末に関しては、好き嫌いが別れると思う。私は納得できた。 | ||||
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商品は、良いと言うことでしたが、十分きれいで良かったです!やすかったし・・ | ||||
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ドラマが素晴らしかったので原作を購入しました。 ドラマで役者たちが素晴らしい演技を見せていたのは、 原作自体の人物描写が大変素晴らしいからと理解しました。 相手を見極める目線、かすれた声、媚のない笑顔、日常私たちが 自然に行う動作さえも、作者の目を通して、魅惑的に印象的に 語られていきます。 一方、レビューの評価が低いのも気になりました。 後半失速するのかと、のめりこみ過ぎないように読みましたが、 私にとっては、最初から最後まで面白く読めました。 ドラマの制作者も言っておられるように、ミステリーだけではなく 青春群像の印象が強く残りました。 15歳から35歳になる人生の激変期を経て、再会した男女のそれぞれの 物語でした。 どんなにつまらない、つらい人生であっても、15歳の時のように リセットできない、ゼロからのスタートではない。 それぞれが歩いてきた人生を責任を持って全うしなければならない。 大人として生きることはこういうことなのだと。 登場する女性たち、理知的なサンクマ、才能豊かな美弥も魅力的でしたが、 誰より美しい顔を持ち、平凡な人生を選びながらも、すべて崩壊させて しまった貴子が一番気になりました。 その理由は作品の中で語れていましたが、もっともっと深く知りたい、 心の闇を知りたいと思いました。 | ||||
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テレビで放送されていたので、読んでみました。 おもしろいと思います。 | ||||
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素早い対応で、翌日の到着には驚きました。 商品も美品で申し分ありませんでした。 | ||||
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素早い対応で、翌日の到着には驚きました。 商品も美品で申し分ありませんでした。 | ||||
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楽しみに読ませていただこうと思っています。まだ読んでいません。 | ||||
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まだ全て読み終わっていませんが、テレビで視聴していて興味をもちました。 | ||||
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修学旅行で行方不明になった 冬葉。 そこから20年の歳月が流れ、冬葉と一緒のグループであった6人が それぞれ、35歳という大人になった今 「私を覚えてますか?」という、冬葉からの突然のメール。 この本は、読む人の年代によって かなり捕らえ方が違ってくると思います。 15歳という多感で、子供から大人へと脱皮していく過程である思春期。 この難しい年頃を思い出す行為自体が、懐かしさだけでなく 色々な感情をよぎらせる。 甘酸っぱいという言葉だけでは表すことの出来ない、特別な時期。 思い出すという行為が、薄ぼんやりと霞がかかったようになる年代に差し掛かってこそ この本の醍醐味が発揮するように思える。 個人的には、久しぶりに「夢中」になって読み進めた。 時折、自分のはるか昔の特別な年頃だった頃を、思い出しながら。 彼や彼女達の今と、自分を重ね合わせながら。 冬葉は生きているのか? 自分自身も「どうか生きていて」と、祈りながら。 ミステリーとしては、本当にじわじわと確信に近づいていく様が見事。 上下巻で900ページ程。 それを、長々とじれったいと思う人もいるだろうけど 私には、この確信に近づいていく過程が堪らなく面白かった。 「人は、時として、愚かになる。しんじられないほど愚かになるのだ」 登場人物の一人である、美弥の言葉が胸に突き刺さる。 ●美弥 落ちぶれたロックスター兼、小説家。 ●圭子 優等生であり、修学旅行時の班長。現在は雑誌社の副編集長。 ●耕司 中学時代は鉄道オタク。現在は、刑事。 ●豊 耕司と同じく、鉄道オタクだった。東大を出て、一流企業に勤める。 ●貴子 類稀なる美貌の持ち主。現在は、普通の主婦。 ●悠樹 飄々とした中学時代。 離婚、リストラ、薬物依存、不倫…しだいに浮き彫りにされていく。 誰が主人公な訳でもなく、それぞれの立場に立って 物語が進んで行く。 この6人の贖罪感が巧く表現されていて、最後まで飽きることなく読めた。 そして贖罪感だけではなく、彼や彼女達も 同級生が忽然と消えてしまったことで 傷ついていたのだと感じ取れる。 20年間、心のどこかで引きずっていた「傷」を、自分達で癒すために進む。 最後の美弥の言葉に、ついホロリときた。 過去と、そして現在の痛みをそれぞれに抱えた35歳。 それでも、前に向かって突き進むしかない、6人の闘いの物語。 まさに、"ミステリー"小説。 私の中では、強く印象に残った作品です。 | ||||
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文庫上下巻900ページ一気読み終了 あー面白かった やっぱり柴田よしき RIKOシリーズに出会った時みたいにワクワクした 楽しませてもらいました | ||||
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柴田よしきさんの本はほとんど読んでいますが、激流はいつもとちょっと違ってます。 個人的には緑子シリーズが好きですが、切なくなったりするけど・・・。 けれど、柴田さんの本はやっぱり面白いです。はずれがあんまりない。 | ||||
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柴田よしきさんの本はほとんど読んでいますが、激流はいつもとちょっと違ってます。 個人的には緑子シリーズが好きですが、切なくなったりするけど・・・。 けれど、柴田さんの本はやっぱり面白いです。はずれがあんまりない。 | ||||
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[編集][削除] 20年前の15歳の時に中学校の修学良好で突然消えてしまい消息不明になってしまった小野寺冬葉。15年経った今でも生死の確認も出来ないままに至っていたのだが…。ある日突然、冬葉からクラスメート達にメールが届く!果たして彼女の生きているのか? ☆ そこそこにミステリとしては楽しめました。だが、どうにもラストが好きになれなかったのが残念だった。しかし、6人のクラスメート達の生き方に関しては、紆余曲折がうまく描かれていたと思う。他人の目からきっと幸せにしか見えない人生でもその人なりの悩みがある…。真実は、その人にならなければ分からないのだ…。ただ共通して言えることは『ただ生きる、生き抜く』という事。強く生きる事の大変さが強く伝わって来た。 | ||||
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前編後編を通してのレビューとなります。 後半3分の1あるいは2くらいまでは一気読みをさせてくれます。文庫なら安いものです。いつものように、後半の謎解きの段階になると、たたみかけるように強引で非現実的な展開になります。小説だから多少現実離れしてもいいですが、柴田先生はちょっと子供っぽいムチャをなさいます。先生は多分、完璧主義者だと思うのですが、全ての行動や事項の謎解きや心の動きまでも律儀に説明なさいますので、その律儀さが余計に展開のムチャ感を煽ります。入らないパズルのピースを無理やり入れるような謎解き。これが、パズルのピースがもう少しストーンと入る感触があるともっとスムーズに最後まで楽しめるし、もっともっと売れると思います。スムーズな展開だった長編は「聖なる黒夜」とRIKOシリーズの1作だったように思います。 この小説は濃いキャラも超個性的なキャラもいません。歌手で小説家で前科者の美弥にしても上巻の最初の設定が生かされたハチャメチャさもなく、何だか普通の良い子だし。でもバランスはとれているように思います。個人的には、長編で山内やRIKOが主人公の小説を早く読みたいです。聖なる黒夜を凌駕する長編、そしてずっと続編がでていないRIKOシリーズ。山内との決戦も予感させる終わり方だったので難しいかと思いますが(だからなかなか出ないのでしょうね・・・)とにかく柴田先生をずっと待っています。 | ||||
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ぐいぐいストーリーに引き込まれていきました。 面白くて、中断するなんてできずに一気に読んでしまいました。 でも、ラストが・・・。 2時間ドラマのラストの様でした。 エンディングテーマ曲が流れてきそうでした。 腑に落ちなかったです。 ラストまでが面白かっただけに、残念という気持ちが大きくなって しまったのかもしれません。ラストをあのようにしたのには逆に意味が あったのだろうか?とも思うのですが、ぐいぐい読んできた読者に 対して説得力に欠けてました。 | ||||
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約550ページの2段組とボリュームのある本ですが、 一気に読ませる面白さがありました。 20年前に失踪した少女の名を語るメールが旧友達に届く・・・。 果たして少女は今も生きているのか。 それともあの時、亡くなったのか。 何もわからない設定の中で、 次々と不可思議な事件が起こり、 20年前の記憶を呼び起こしていく、かつての旧友達。 それによって浮かび上がってくる真実・・・。 人の恨みって、ここまで人間を動かすことができるのかと 恐怖を感じましたが、 このボリュームを読ませて、 20年も闇に閉ざされていた事件のわりには あっけない幕切れでした。 もっと重みのある真実がほしかった。 だから☆は4つ。 | ||||
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