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博士の愛した数式
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博士の愛した数式の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.32pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全88件 21~40 2/5ページ
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ゆっくりとした展開で進んでいき、数学の定理が要所要所に散りばめられている。 | ||||
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この小説がどういう本なのか、敢えて箇条書きで書いてしまうと、 1.数学好きよりも、数学が苦手な人こそ、この本を好きになれる。 2.あらゆるエピソードが、突き詰めれば博士という人物を軸に描かれたもの。極論すれば博士の魅力こそがこの小説の魅力と言える。 3.綺麗で穏やかであたたかい話である。 そういう本です。 以下の文章は蛇足ともいえる補足です。読み飛ばしても構いません。 [1について] 私達が日常で目にするいくつもの「数」。多くの人は日常の中でそれらについて掘り下げて考えることはないでしょう。 ですが、この本を読む時は、否応なしに「数」がもつ「個性」について考えるはずです。 優秀な数学者だった博士は、小説内で何度となく数学の魅力について教えてくれます。 その講義は数学に魅力を感じたことのない人でも分かりやすいように丁寧におこなわれ、主人公の内面描写もあいまって、数学嫌いな読者も「数」が持っている不思議さを感じることでしょう。 もし、読者が「数」に苦手意識を持っていても、この小説を読んでいくうちに「数」に対する印象は和らいでいくはずです。 ですが、数学が好きな人にとって、これらのことは当たり前な既知の事実でもあります。 数学に魅了された人にとって、博士の講義はただの確認にすぎず、主人公の感動も過去に経験したものにすぎません。 [2,3について] 博士はとても穏やかであたたかい人物です。 数学とはどこか無機質なものですが、博士には人間味が強くあり、それがこの小説の面白いところでもあります。 博士の人間味が主人公(あるいは読者)と数学の溝を埋め、数学の合理性や法則性を介して主人公達は博士に惹かれていくのです。 主人公が博士との日常を過ごす度に、読者もひとつひとつ博士のことが分かっていきます。 博士が普通の人とは違う言動をする度に、読者は博士がどんな人間なのか改めて考えます。 そうしていく内に読者は博士の持つ魅力を知り、胸にあたたかなものを感じるのです。 一方で、この小説の中核は博士であって、主人公やその息子ではありません。 博士という人間は、80分の記憶の性質もあって、成長や変化をすることは一切ありません。過去についての描写も多くありません。 そのためか、物語のなかに、ドラマや教訓のようなものが特にありません。 ただ、彼と暮らす日常と、彼のあたたかさこそがこの小説の魅力なのです。 もしも、彼に魅力を感じることができなかったなら、この本はただただ退屈な本になるでしょう。 | ||||
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素敵なお話し ポワンとした雰囲気 病気だったり、様子がおかしく見えたり、意固地だったり そんな弱さが魅力になるほど 気持ちの美しい人たち ---------------- 映画化されている・・・・と知って見てみた キャスティングは最高なのだが、それだけの内容だった 原作に忠実なのだが大事なところを割愛しているので意味不明になっている 原作の素敵さがマイナスに働いている | ||||
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文系なので抵抗があったが割とすんなり読めた。ただ野球の話とかが多い。私は野球が好きだったので良かったが、野球に興味のない人にとっては退屈だろう。お話の質は普通かな、可もなく不可もなく。 けど読んだら数学に対する抵抗が少し薄くなった気がする。文系の高校生くらいに勧めたい作品。 | ||||
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普段読書しない私でもほぼ1日で読めました。 やりとりされる内容のほとんどが野球と数学で、私はこの2つの知識も興味も全くありませんでしたが 最後まで暖かい気持ちで読めました。 | ||||
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バリバリ文系の人間で数学がものすごく苦手だったため長いこと敬遠していた本作ですが、確かに数学に関しての蘊蓄は出てくる、出てくるのですがその蘊蓄が上手いこと本編のエピソードと絡んでいて取っつきにくさがまったくなかったことに驚きました。 正直ストーリー展開的にはありきたりというか読者の予想を裏切るようなことは一切なく平坦と進んでいった印象です。 しかし記憶が80分しか持たない博士が大変魅力的に書かれているため、ありきたりなストーリー展開にも関わらず途中で読むのをやめるまでには至りませんでした。 特に博士がルートと接する時の愛に満ち溢れた描写が素晴らしい。読んでいて文字から暖かみが伝わってくるようでした。 前述した通り、ハラハラするような展開やこれからどうなってしまうのかというグイグイ読者を引き込むような展開は本作にはありません。始終ゆったりとした優しい感動に浸りたい方向けです。 | ||||
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うーん、数学に興味がないと面白さが半減するし、かといって数学的な面白さがあるわけでもないので、暇なときにでもどうぞ。 | ||||
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中3の夏休みの読書感想文に使いました。TVで放映したあとだったので、理解しやすかったそうです。 | ||||
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ストーリーそのものに深みがない。 博士に魅力を感じない。家政婦にもその息子にも。 僕的にはジャスト及第点というところでした。 | ||||
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80分しか記憶が持たないという設定に感情移入できない。 何の毒もないし分かりやすかったとは思いますが、純文学としては文体に主張もなく物足りない。 決してつまんないとか悪いわけではなくて感じはいいんですが、心に残らなかったです。これがこんなに人気というのがちょっとオドロキです。 映画のほうが良かった。 | ||||
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本屋大賞受賞作品ということと 尚且、それに合わせて高評価ということで 気になって読んでみました 『博士の愛した数式』というタイトル、そして 『80分間だけしか記憶が持たない』という設定に いかにも惹きつけられるものがありました しかし、読み終えてみると…ぶっちゃけ、こんなもの? なんだか肩透かしを喰らったかのような気分 なんだか消化不良で、他の小川洋子作品も読んでみたものの (たまたまだったのかもしれませんが)それにも似たような印象を持ちました 『80分間だけしか記憶が持たない』という設定についても そんなに上手く書けていないような… それに、あの博士の数学は、きっと最後に上手くルートのために繋がるんだろうな、と 勝手に思っていましたので、それにも肩透かしを喰らってしまいました あと『硬質な文体』だと言ってる人がいますが そんなに硬筆じゃないですよね、というかむしろ柔らかい文体に分類されると思う 思い返すと、確かに温かい気持ちは残りますが その雰囲気と読後感だけ、という感じです | ||||
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楽しく読ませて頂きましたよ野球の見方も色々有りますね~ 商品もまあまあでしたね | ||||
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映画を先に観てしまいましたが、文中の博士のイメージは寺尾さんではないな~ | ||||
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さらっと読めてしまいました。 私は本を一日で(数時間で)一気読みするタイプなのですがこの本だけは4日もかかりました。 なぜなのか?と自分で考えたのですが、やはり起伏がない…という事が一番引っかかったのかもしれません。 感動作という触れ込みでしたが、実際これを読んで感動するのは難しいと思います。 温かい気持ちにはなれるかもしれませんが、博士が最初から最後までほとんど変わらないので 気持ちの変化という点では弱いからです。 起承転結というか起承承承って感じで最後まで 単なるエピソードのつなぎあわせという感じがしてしまいました。 もちろん、それは口の悪い表現なのですが もうちょっとなんとかなったんではないかなと…。 あと、どれが博士が愛した数式なのか? ということもよく分かりません。 なんとなく、あれかな?と思うのですが 肝心のそれにまつわるエピソードもなくそういう点でも弱い気がします。 もっと、起伏があって物語に引きずり込んで欲しかった。 パワー不足ってのが一番しっくり来る表現かもしれません。 つまらなくはないけど、読後感はそんなに良くなかったのが正直なところです。 | ||||
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作者がテレビ出演していたので 注文しました 以前映画化されており これは見逃したので まだ途中 | ||||
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新潮文庫の100冊に選ばれてて、図書館のジュニアコーナーで見つけたせいか、中高生向けかと思って読んだ。 子ども大好きなのに生涯独身だったのは「道ならぬ恋」のせいかな、それを匂わす程度に抑えたのは本書が十代向けだからかな…と。 数学も野球も無知なので途中までは面白く読んだが、博士が好きな選手の引退を知らず、家政婦親子がそれを隠し通すところで「はぁ?」となり、急に様々な粗が見えてきて興醒めしてしまった。 テレビも新聞も見ず、80分しか記憶がもたないにせよ、自身の白髪や老いた体、書斎に積んだ数学雑誌の号数で月日の経過は把握(類推)できるだろうし、年齢の計算とかも瞬時にできるだろうに、寿命の短いスポーツ選手が今も現役だと思ってて、それを本人に嘘をついてまで隠してやることが美談なのか。数字にしか興味がない数学者ならカレンダーを頻繁にチェックして、体にも小さいのを貼りつけてる方がリアルだ。 1人じゃ外出もできず、応急手当もできず、ラジオは語学を聞く機械だと思ってた…記憶障害以前に、日常生活がおぼつかない人物設定にする必要があったのか。いくら外出が嫌でも長く同じ町に住んでるなら何十年と通い続けてる近所の店があり、そこなら臆せず行ける、店側も事情を知ってて接してくれる…という方が自然だ。 今の自分には、20代の家政婦も10歳の息子もできすぎた人物に見えるが、自分が十代の頃に本書を読めば気にならなかっただろうか? 博士の奇人変人設定も家政婦親子の優等生的キャラも創作物としてはよくできてるが、他の部分に粗が多くて中途半端という印象が最後には残った。他の方のレビューを読むと数学や野球についても不十分だったみたいですね。だから人生の入門者たる若者向けとしてならいいのかも。 | ||||
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物語に展開がなくて、主人公と博士との間に何かドラマチックなことが起こるのでは?と期待しつつ読み進んでいたので、はっきりした展開もなく終わり拍子抜けしたと言えます。 | ||||
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速読の練習に丁度よいかも。 止まった時間の中で生きる博士と流れる時間の中の人々。二つの世界は数学でつながる。 皆さん書いているように、きれいな話だけれど深みはあんまりない。 | ||||
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80分しか記憶のもたない数学者「博士」と、家政婦とその息子「ルート」の日常の話。奇抜な設定の割に、読後も特に心に響くものがあるというわけではなく、あたたかな日常を覗いて終わり、という感じ。 この作家の本は、悪くはないが、私の中では何となく週末テレビがついてたら見る「サザエさん」的立ち位置。表現はうまく、あたたかな物語の中に入っていったような感覚になれるので、箸休めに良いかもしれません。でもわざわざ選んで読まないかも。 日常の話でも、江國香織なら読書中読み終わりたくなく、読後はじんわりした感覚が残るのになぁ。 | ||||
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阪神タイガース、江夏のどちらにも全く興味がなかったら読むのが辛そうだ。記憶に制限を付けた前提なのでいろいろつじつまが合わないのは承知の上で読むもの。 | ||||
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