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出星前夜
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出星前夜の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.21pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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大作であることに間違いありませんが、これでは歴史の教科書です。フィクションと事実の区別がつきにくいのです。また、話が長すぎて読んでて疲れてしまいます。結局、何を主題に描きたかったのでしょうか?さらに、キリシタンの描写が疑問が残ります。私はクリスチャンなので、なおさらそのように思いました。 | ||||
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本作品は大仏次郎賞をとり、井上ひさしも絶賛している。ミルキィ・イソベの装丁もすばらしい。遠藤周作以来の大型キリシタン作家が出たのかと思って私は大いに期待して読み始めたのですが、期待はずれでした。文章は流れるように美しく、構成も申し分ないのでしょう。作者の頭の良さと博識には驚きます。技術的に完成されたこういう作品はほめなければならないという強迫感にとらわれます。島原の乱に至る政治的側面を鋭く分析し、よく研究しているとは思いますが、登場人物の存在感、作者の人間味や思い入れを肉体的に感じさせず、いまひとつ心に訴えてくるものがないのです。つまらないです。作者は極めて冷静な学者タイプの人かもしれません。平野啓一郎風のこういうペダンチックな小説は、学者や専門家にはとても受けると思います。 | ||||
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傑作の予感を感じつつ読み進めたものの、読後の満足感はもうひとつというのが私の評価です。主人公の1人である寿安にも共感ができませんでした。自分の身の安全を確信した上で投降する辺りから、あれれ、と思い始めたのですが、その後の勝手な戦線離脱もいかがなものか。それに不可抗力とはいえ、自分の姪を助けにもどることができなかったことをもう少し悔やんでも良かったのでは?好みの問題かもしれませんが、文章に繰り返しが多かったり、1人の語りが何ページにも渡ったりと読みにくく感じました。■当時の手術道具や漢方薬の名前、身につける衣服の名前など、著者は綿密に調べた上で執筆に臨まれたことと思います。また、島原の乱にキリシタン以外の人が義勇軍のような形で参加していたことも本書で初めて知りました。読んで損はなかったです。 | ||||
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島原の乱を描いた歴史戦記小説である。が、主人公は天草四郎ではない。作者の戦場の描写力は確かなものであるが、人物の絞込みが中途半端な感がこの作品に関しては否めない。 | ||||
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