出星前夜
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大作であることに間違いありませんが、これでは歴史の教科書です。フィクションと事実の区別がつきにくいのです。また、話が長すぎて読んでて疲れてしまいます。結局、何を主題に描きたかったのでしょうか?さらに、キリシタンの描写が疑問が残ります。私はクリスチャンなので、なおさらそのように思いました。 | ||||
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天草、島原観光に行く前にと読んでみました。乱の始まりから終わりまで流れがよくわかりました。ただ天草四郎の登場シーンは少なく、印象にのこることもありませんでした。島原観光に原城跡はマストなスポットですが、何も残ってないので残念に思っていたら、なんと、島原の乱の前から既に何もなく、一揆勢は木で小屋を作って立てこもっていただけと知り驚きました。少々話がくどく、その分ページ数が多いなぁと感じたので★4にしましたが、読みやすく、島原の乱に関心のある方にはお勧めします。 | ||||
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読み応えがありました。 | ||||
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オーソドックスな時代小説である。540ページの大作ながら、文体に著者独自のリズムがあり、それに乗せられていくとスルスルと読み進むことができる。以前に学校の教師を生業とされていたらしいが、確かに歴史に詳しく優しそうな教師(著者)が生徒(読者)に滾々とストーリーを話してくれているような気分になった。前後関係を懇切丁寧に説明する文を適宜挟みながら進行させていくので、ページを後戻りして読み直す必要もあまりなかった。もちろん、史実を元に脚本しているのだから臨場感を読者に伝えるためには、多くの資料の読み込みと、現代にも通じる人間社会のもろさ、身勝手を体験したうえでの想像力を存分に至らせたことだろう。島原の乱という、殺戮がともなう題材に主人公の中に、人を救う医者を二人登場させたことで、数千という百姓の死と、幼子のひとつの小さな生との対峙を描き出すことで、作品に大きな膨らみと、エンディングへのエンターテインメントとしての読後感に持ち込んでいる。すばらしい作品。 | ||||
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大作ですね。歴史の表舞台に立つ、侍大将や芸術家や政治家が主人公ではなく、さらに主要な町での話ではなく、敗者の物語でもあるため、蹂躙された名もなき者たちの背景を書き込むための努力はいかほどだったかと偲ばれます。宗教やキリスト教の素地があると分かりやすく、さらに、城好きな方や戦好きな方も細かい書き込みがあるので、物語の背景として楽しめると思いますが、この物語の主人公は、二人の医師(外崎計恵舟と寿安)と鬼塚監物(歴史上の人物、天草四郎と共に首を晒される)。その三者三様の生き様ー迷いを含めてーその書き込みが、いずれも読み応えありました。残念なのは、末次平左衛門がほんの脇役だったことでしょうか。 飯嶋氏は、世間に阿る作品をお書きにならない。それ故、こういう骨のある男たちを書くと存在感と臨場感を持たせることが出来るのでしょう。自分の器が小さいと書けない男たちばかりを扱われています。次作も楽しみです。 | ||||
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