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の評価: 4.37/5点 レビュー 122件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.37pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全122件 21~40 2/7ページ
No.102:
(3pt)

文体を味わうべき作品

小池真理子は『欲望』しか読んだことがありませんでした。『欲望』は三島由紀夫へのオマージュともとれる作品です。なんとなく記憶に残る作品で、再読しようかと思いました。しかし、もう少し若書きのものをということで、本作を読みました。

これは文体を味わう本だという感想です。三島のような粘っこい文体です。この作品で直木賞を得たわけですが、心理ミステリー作家がブレークスルーしたんだと思います。

しかし、直喩のかたちで喩えたものがいただけません。

作品としてはまあまあおもしろかったと思います。
恋 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:恋 (新潮文庫)より
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No.101:
(2pt)

テレビドラマの挿入歌「天国への階段」が印象的だった「恋」

主人公たちの貴族趣味的な嗜好についていけない。生きてる実感のない人たちに共感できない。小説出来栄えとしては秀逸で、ハッとさせられる結末です。読み手を選ぶのかな。いわゆる純文学的な雰囲気はありますが、純文学にはついていけないね。
恋 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:恋 (新潮文庫)より
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No.100:
(2pt)

価値観が、、、

最初は、価値観や感覚が違う人のお話を興味深く読んでいましたが、ちょっと飽きがきました。

展開もある程度予想通りだったので、ちょっとしんどかったです。
もう少し、スリリングでスピード感があり、もっとぶっ飛んでいたら面白かったのに。
恋 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:恋 (新潮文庫)より
4101440166
No.99:
(2pt)

真面目な恋愛ではない異様な三角関係

バブル期の匂いがするやたらリッチな人たちと、学生運動に明け暮れる貧乏臭い人たちの対比は良かったが、異様な三角関係の中で病んでいく女性の心がいまいちピント来ませんでした。
たぶんバブル臭、学生運動からして、いまの時代にしっくり来ないので入り込めなかったのかも。
これで直木賞を受賞したらしいですが、狂気の愛とか描くと賞を取りやすい傾向、なんだろなと思ってしまいます。
小池先生はやはりショートショートが好きです。この作品は読みやすい文体ですが、内容的に真面目な恋愛ではないので途中飽きちゃいました。
恋 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:恋 (新潮文庫)より
4101440166
No.98:
(4pt)

物語の構成にグッと引き込まれてしまう、全身全霊すぎる恋愛小説。

本作における語り手2人のうち、主たる物語の主人公である矢野布美子。
経済的にも性的にも豊かで自由奔放に生きる夫婦への全身全霊すぎる恋。
繊細ながらも微妙なバランスで保たれている恋愛関係。
そして、一人の登場人物によって崩壊へと向かい、悲劇へとつながる。

濃厚な人物描写、心象描写、恋愛描写。
現代に生きる40オヤジの私的には、世代も性別も年齢も異なる主人公に対し、感情移入はなかなかに難しい。
しかしながら、本作のメインストーリーを通じ、「魔の一瞬」へ一歩一歩近づいていくミステリー仕立ての展開にグッと引き込まれ、492頁にわたるそれなりの長編ながら、ぐいぐいと読み進んでいきます。

また、登場人物の姿や表情や動き、また、主人公の心の動きに関する丁寧な描写。
軽井沢の美しい風景や、時折触れられる昆虫の動きや植物の様子などの自然描写。
著者の女性らしさでしょうか、はたまた恋愛小説の常でしょうか、人々の装いや香りに対する艶めかしい描写。
様々な描写のいずれもが、肉感や質感をもって、本作の臨場感や立体感を醸します。

作中に描写されているいくつかの対比関係によって、本作のストーリーの陰影がくっきりと浮き上がり、物語に厚みを与えているように思われます。
1970年前後の社会情勢・空気感と、片瀬夫婦を中心とした自由奔放な世界。
思想的活動を行う人々と、片瀬夫婦が属する世界の人々。
片瀬伸太郎と大久保勝也、などなど。

以下、蛇足ながら...
本作は、かつてドラマ化されていたとのこと。
配役が非常に興味深いなか、斎藤工さんが大久保勝也役だったとのこと。
その容姿と色気があまりにもピッタリすぎる!!
個人的にはWOWOWの映画工房などでたいへん親近感のある斎藤工さん。
彼の魅力も再認識させられた本作でした。
恋 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:恋 (新潮文庫)より
4101440166
No.97:
(2pt)

ストーリーに無理があるような印象です。

ストーリーが飛躍しすぎているという印象を受けました。もちろん、小説だからと言われればそれまでですが、少し、がっかりしました。もう少し、現実味のあるストーリーがいいと思います。ただ、小池さんの文章は読みやすく、その点では他の作品も読んでみたいと思います。
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No.96:
(5pt)

恋はするものではなく落ちるもの

純粋と狂気、美しいものと暴力、死の恐怖と無縁の今日は少しずつ崩れ始め、やがては死というみんな同じ結末に向かう。人生所詮死ぬまでの暇つぶしなのだ。いい人生とは思うように生きたいい暇つぶしであったかということか?実はまだ読んでる最中ですが、レビューでした。
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4101440166
No.95:
(1pt)

宿命に対する敗北の小説

著者の文体が簡潔で明澄であるために、ほとんど全ての読者が誤読している。
 滅多なことではない不条理な宿命を認めて主人公は死ぬのだし、教授夫妻は平穏に老いそのままである。
 極端に「いかがわしいことが大好き」な、「すべてのいかがわしさが含まれてい」るかのような全体は、殺人事件と死に包まれては終わっているものの、「清潔なトンネル」を抜けた先にも全くいかがわしい処がない。
 極端に云えば、雛子は勝也と結婚すればよかったのだし、布美子は信太郎と結ばれればよかったのである。
 それを奪ったのが作者だとしたら、それは確かにいかがわしいということになるのかもしれない。「文庫化にあたって訂正はしなかった」ということだけが唯一いかがわしいということなのかもしれない。
 宿命の方が美しいということも確かにあるものの、やっぱりそれを破ることの方が美しいという別の書き方もあり得るだろうし、人間の悪役があまりにはっきりしすぎている。人間の側はあくまで肯定し、神や悪魔の側をでき得るだけ対象化して考察するなりそれに反抗するなりできねばならなかったのではないか。
「遠いところで目に見えない誰かが自分の意志と関係なく、ふざけた調子で喋り続けている」のが、最終盤の勝也であり布美子であるとしたら、それを彼ら自身が克服できねばならず、結局、これはそれに負けてしまう、宿命に対する敗北であると同時に敗北という宿命を描いている、それについてなら明確に描けている小説である。
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4101440166
No.94:
(4pt)

面白かったけど、ちょっと残念

なかなか美しくてドラマチックな物語なので、非日常的な気分に浸るにはオススメです。
描写力も確か。
個人的には大久保君が魅力的でとても好きだったので、殺されてしまうのは残念だなーと思いました。
彼は何も悪くないのにね?
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No.93:
(5pt)

初めて「恋」を読むのって「初恋」って言う?

まだ読んでいないのです。 そのうち・・・と楽しみにしています。
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4101440166
No.92:
(5pt)

傑作。

個人的には、尻つぼみ気味の構成にやや違和感が残ったが、 ある意味では小説ならでは、の傑作でした。
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4101440166
No.91:
(5pt)

感想

品物はきれいで、迅速に送付されてきたので、満足しています
この調子で今後とも対応されるよう期待しております。
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4101440166
No.90:
(5pt)

共感出来る点が多く、面白かったです

記憶に残っている浅間山荘事件も登場と時代背景等、共感出来る点が多く楽しく読めました。
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No.89:
(3pt)

面白かったが、いろんな意味で混乱する

直木賞受賞作品との事。読み応えはあった。しかしながら、少し納得できないところもあった。それは、文中の表現が細かすぎないか?と感じた。
主人公が混乱している中で、強烈に記憶している事があっても不思議ではない。しかし、それが複数あり、それぞれがまざまざと読者の五感に、明確に、正確に伝わる。それが気になった。
取り乱した主人公の記憶にこれほどまでに、明確に正確に記憶されるのだろうか?テレビの演出を意識されているように感じた。
直木賞受賞作品だが、中学生や高校生には読んで欲しくない。メディア効果論の強力効果説ではないが、見せたくないと言う想いがある。
読み耽ったのは、間違いない。題名が「恋」が適当だろうか?
心に残った。
最後に、片瀬夫妻が、鳥飼に会って、会話して欲しかったなぁ。
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4101440166
No.88:
(4pt)

ありえない・・

ありえない・・でも 面白い

大久保の人物と 何がそんなに 「惹き付けたのか???}が
今一 理解できないでいます。。

信太郎 ふーこが・・
雛子は・・・
恋するのは、身体なのか「心」なのか・・・

燃え尽きてしまったのか??
火がついた途端に 水を掛けられてしまったのか・・・
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4101440166
No.87:
(5pt)

良かった

欲しいモノがすぐに手に入り
いたみもなく 安く 早く届く
便利で 最高です
今後ともよろしくお願いします
恋 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:恋 (新潮文庫)より
4101440166
No.86:
(5pt)

恋・・・

愛ではなく、恋・・・。成就していない憧れの様な、甘酸っぱく、それでいてどこか官能的な響き。
片瀬夫妻との濃密な日々、彼等の全てに恋をしていた布美子。
悲劇的で不幸な結末だったとはいえ、秘密を守ることで、夫妻との日々をなかったものにしたくない、
最期まで恋をしていた・・彼女は幸せだったのでしょう。

鳥飼という男が、布美子の葬儀に参列するところから物語は始まります。
生前、死間際の布美子から、とある事件の真相を聞き出そうとするライターである鳥飼、
彼と一緒の視点で、読み手は、当事者である布美子が隠したかった真実を辿ることになります。
布美子は少しづつ、静かに話し始めます。
マルメロの匂いにつつまれるかの様な穏やかな終盤、「夫妻は対」、布美子の願いが叶った結末だったのでしょう。

読了後、余韻に浸れる小説でした。
小池作品にもっと触れたいと思いました。
恋 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:恋 (新潮文庫)より
4101440166
No.85:
(5pt)

おすすめです

どんどん引き込まれる作品。本当なら主人公を取り巻く関係は歪んでいるのに、なぜかページをめくるたび納得してしまう。
歪みながらも神聖さを感じられるという衝撃的な作品でした。
恋 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:恋 (新潮文庫)より
4101440166
No.84:
(5pt)

恋について

直木賞をとった作品なので興味があったが、それに値するものであった。作者のミステリーも読んでみたいと思うようになった。
恋 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:恋 (新潮文庫)より
4101440166
No.83:
(3pt)

人間模様の描写、最初はどうもしっくり来なかったのですが、最後まで読み進んで、流石に直木賞受賞作だと痛感しました。想像以上に思い内容でした。
恋 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:恋 (新潮文庫)より
4101440166

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