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マイナス・ゼロ
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【この小説が収録されている参考書籍】
マイナス・ゼロの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全123件 21~40 2/7ページ
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これは学生時代、古書で入手して読みました。 日本のタイムマシンものとしてはかなりの古典的傑作に入るのではないでしょうか? この広瀬正氏の文庫シリーズ、解説も皆さん良かったですしね、気に入ったら他の本も読んでみてもらいたいですね。電子版が出るのは良いことですので。 ただ広瀬正さんのタイムトラベルものってかなり強力な運命論ですよね。 なんでそういう作風になったのかな、と思うところはありますね。 | ||||
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タイムトラベルものの作品でこんな面白いものがあったのかと再認識した。 何となくTBSの日曜劇場「JIN」「テセウスの船」などとイメージが繋がる。 空襲や戦争の理不尽さとタイムトラベルの面白さなども含めてぜひドラマ化して欲しい。 | ||||
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この本を読んだのは45年ほど前でしょうか。当時は、SF物の傑作という印象でした。改めて読み直してみて思うのは、 時代の描写、特に終戦前の東京の街なみの 姿がすばらしい。読んでいるうちに行間から、街の匂い、溢れんばかりの雑踏の音、 舞い上がる埃、うつろいゆく空の色や当時の銀座の裏通りの薄明りのバー、飲食店の息づかいが迫ってきます。 また登場人物の、特に脇を支える個性溢れる人々の性格模写が、舞台が東京ならではの味わいです。 自分の中の過ぎ去った時間が感じさせるのでしょうか、この本は、恋愛小説としても 一級品です。 皆んな読んでね。 女性を大切に。くわばら、くわばら。 | ||||
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学生の頃読んでの再読。 この小説を始めて読んだ頃、主人公の戦後の愛車、スバル360はまだ近所で現役のが動いていたけど。 作中の現在が赤ん坊の頃の話で読んだ当時、既に過去ではあった。 時間差を超えて今読み返しても面白い緻密な風景描写がすばらしい。 現代描写に出てきた、ラジオ、カメラ、テレビどころか、タイムトラベル物のSF小説そのものをスマホで読んでいる現実のSF度合いは感慨深かった。 | ||||
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もっとハードなSFを想像していたが、内容の多くは戦後日本の情景に費やされていて、読後感は 昭和中期の私小説に近かった。もちろんラストはそれなりにSFしていたが、それも多分に情緒あふれるものだ。 ただ、だからといって決して期待外れではなく、どっぷりと戦後日本の日常を味わえて面白かった。 実在の事件との折り合いのつけかたがなんとも絶妙。 他の本も機会があれば読んでみたい。 著者は元バンドマンだったんだなあ・・・。 | ||||
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昔の書評を思い出して読みました。時代を感じさせない素敵な本です。文体が少し古いので、星4つとしましたが、星5つでももんだいないかなぁとも思います。一読の価値はあります。 | ||||
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昭和2年~38年の日本をひょんなことから時間移動させられる人々を描いた作品。 東京空襲から始まる物語に緊張感がありますし、その後の各人物の運命も面白い。 昭和レトロの世界ですが、小説の味わいは読む時代によって変わるということを 強く感じました。解説が昭和52年の星新一。タイムマシンに乗ったような不思議 な感じにさせられました。 | ||||
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面白いSFラブストーリーを探していて購入したのですが、残念ながらあまり楽しめませんでした。 確かに戦後の銀座などの描写は素晴らしいですが、情報の羅列のように感じられる部分もあり、退屈で... また、ストーリー展開上仕方ないとはいえ、主人公の行動に一部不快感を感じるものがありました。 現代の価値観から全てを判断するのは愚かだとは思うのですが、ドン引きです。 特に女性は引っかかる人も多いかもしれません。 デパートを訪ねる場面や、警官をやり過ごす場面の辺りなど、ワクワクして楽しめたパートもあるのですが... 登場人物に個性や魅力も少なく、ラブストーリーとして読むとやや厳しかったです。 タイムトラベル的なトリックや戦後の銀座などの精密な描写などが目的の方は、結構楽しめるんじゃないかなと思いました。 | ||||
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日本SFの古典的名作として、名高い作品ですが、この度、初めて読みました。 物語の大半は、想像していたよりもSF度が低いのですが、(ネタバレになるので詳細は避けますが)これらのパートで描かれている戦前の人々を面白く読むことができました。 しかしSF要素が前面に出てくると、途端に物語がつまらなくなりました。それまでの伏線をSFのネタで回収していくのですが、辻褄合わせのための偶然や、説明しきれないこと/未回収のネタも多く、全てが収まるところに収まるようなカタルシスを感じませんでした。 同じタイムとラベルもののSFなら、過去に向かう本作と、まったくの逆の思考かもしれませんが、ハイラインの「夏への扉」に物語の完成度で大幅に負けているように思います。 世評に高い小説ですが、出版当時にこの本を読んだ人にとってより身近だった戦前の暮らしに対するノスタルジーで、評価が甘くなっているのではないでしょうか。 | ||||
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タイムマシンで遡った時代が詳しく描写されています。 戦前の東京ののんびりムードがとても懐かしい感じです。 | ||||
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なんと言っても戦中でも戦後でもなく、いわゆる戦前(太平洋戦争にとっての)の生活が、未来(昭和)からの視点で新鮮に描かれていることが素晴らしい。 もちろん、過去で過ごすことになった主人公の苦労や奮闘の様子も面白い。実際に準備もせずタイムマシンで過去の世界で過ごさなくてはならなくなれば、このような事態になるだろうというリアルな視点で考えられている。 | ||||
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20歳のときに文庫本で購入。以来40年、広瀬正さんに魅了されてこの本を何度読み返したことか。タイムマシンで昭和初期に行ってしまった時代状況の面白さ。主人公がその時代を逞しく切り開いて生きて行く様と、彼女と何処かで会えないかと絶えず気になりながら読み進めていく中で、作者が様々に仕組んだ人間関係が最終的に繋がったとき、面白さは感動となります。無冠だからこそ尚一層惜しまれる作者ではありますが、時がたっても色あせないマイナスゼロはどうしても単行本で持っておきたい永久保存版です。 | ||||
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もっとも面白い日本SFを挙げろと言われればこの作品を挙げます。 ノスタルジックな雰囲気、構成の妙、平易なかつ明晰な文章、どれをとってもすばらしい。 | ||||
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日本の古めのSFを読もう企画、第2弾。結論から言うと、公共考査機構の方が好みでおもしろかったかなあ。タイムパラドックスものですが、作者がその時代に思い入れがあるのか、昭和初期の描写が多すぎて冗長になり、テンポが悪いという印象。ストーリーを置いてけぼりにして、普通にタイムトラベルした先で暮らしてる感じというか。もうちょっとすっきり話を展開してくれたら、もっと楽しめたのかも。 | ||||
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率直に言ってこの作品内にて”文章力”というものはあまり感じられなかった 中盤を読んでいて嫌気がさしたという感想を持つ人が幾らか見られるのもそれが所以だろう。斯く言う私も中盤は退屈に感じていた。 ただ、中終盤から最終文にかけては筆者の優れた構想力が発揮されていたように思われる。その部分を見た後でもう一度序盤中盤を読み直せば、1度目に感じた退屈さはきっと見られないだろう。 次に、読み進めていくうちにおそらく全員の頭を過るであろう問題だ。 私はSF小説には疎いため正直タイムパラドックスが今のSF小説界でどれだけ重要視されている事柄なのか存じないのだが、作品内ではタイムパラドックスという時間転移系のSFを語るうえで欠かせないであろう要素がほぼ完全に無視されている。あるいは、無視できるという形で一つの考えを示しているともいえるかもしれない。無論このことには批判もつこう、が殊本作に関してはこれこそが優れた構想力を一層活かす方向に働いている。となるとやはり作品がここまで名を挙げたのは高い構想力に起因する面が大きいのではないかと感じてしまう。それ故個人的に惜しむらくは、文章の読みづらさ,決して良い意味ではないくどさ、すなわち少し難をつけたくなるような”文章力”だった。 | ||||
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大好きです。何度も読んでます。感慨深いです。色んな想いが交差します。 ふと・・・思い出したのですが・・・当時日活で映画化の話があったとかで・・・ 72年頃のSF同人誌宇宙塵にシナリオが掲載された事がありました。 無性にシナリオが読みたいです。キンドル版にオマケで追加収録して欲しいです。 | ||||
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個性のある登場人物が展開するレトロな日本での物語に引き込まれ、最後まですらすら読める | ||||
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ものすごく期待して読んだのですが、思ってた内容と違いました。 特攻隊で死んだというのは何だったのか、、。謎が多いです。 ストーリーが長い割には中身がないとも感じました。 終始ありきたりな展開でした。 ただ何度も読むと面白く感じることができるかもしれないので、また数ヶ月後にでも読んでみようと思います。 ここまで酷いことをたくさん書いてきましたが、面白いと感じる場面もたくさんありました。 ただやっぱり長い割に中身が薄かったです。 読みながら先が読めてしまいました。 | ||||
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セールで安かったし、評判が良かったので読んでみた。 SFが古典なのは頂けないと思う。 タイムマシンのパラドックスは有りがちな話だが、 最初にタイムマシンで来た人は何処に行ったんだ? 30年前に行くのは、今ならバブルへGO!だね。 | ||||
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大昔に河出書房新社版の四六判を集め終わったら、集英社文庫が出て虚しくなって疲れた記憶が有る。 Kindle版になっていて嬉しいが、四六判も文庫版もあるので、 今回は新城カズマ「サマー/タイム/トラベラー」で上がっていたこれだけにした。 表紙絵は変わらないのね。 読みながら先を徐々に思い出していたけれどもラストの状況は思い出さなかったので、衝撃的。 | ||||
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