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マイナス・ゼロ
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【この小説が収録されている参考書籍】
マイナス・ゼロの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全123件 121~123 7/7ページ
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タイムマシンが実在し、目の前に現れた時、使いたい衝動を抑えることは、ほとんどの人が出来ないだろう。未来をあらかじめ知ることや、過去を書き換えることが、多くの矛盾点を生み出し、世界の秩序が滅茶苦茶になったとしても、やはり誰もが使ってしまうと思う。この恐ろしくも魅力的なタイムマシンを扱った作品であるが、タイムマシンが生み出すと思われる矛盾点がなく、途中、過去が書き換えられたかと思わせておきながらも、最後には辻褄を合わせているところが見事である。実はある意味、禁忌すべきテクニックを使っているとも言えるが、全体的まとまりのすばらしさに、そのことも霞みがちである。☆5つとしなかったのは、もっと読み続けたかったからである。 | ||||
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今まで多くのSF小説を読んできたが、日本人が書いたもので長編の良いものが無かった。短編では数多くあるのだが・・・・。長編小説を最後まで、退屈させずに読ませるのは並の作家では出来ない。 たぶん著者はハインラインの<夏への扉>に影響されてると思うけど、それとは全く違うオリジナリティーにあふれている。 たぶん著者が、この本で描きかったのは著者の少年時代・・・昭和初期・・・戦前の良き時代だと思うけど、それがまた生き生きと描写されてて、文字通り読者をタイムスリップさせてくれる。 とにかくSF好きな方に読んでもらいたい、日本の長編SFベストワン! | ||||
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SFの面白味において、いろいろな小道具や新しい知識・情報が多くを占めることは否定できません。しかし、現実世界にSF的小道具・アイディアをほんの少しだけ加えるだけで、驚くべきストーリーが展開される。そんなところもSFの醍醐味の一つではないでしょうか。この小説はまさにそのような小説で、登場する「小道具」は基本的にはタイムマシンだけです。作者が読者に示したかったのは、自分の少年時代の(昭和初期の)東京の様子や、変えられない過去と変えてゆくことの出来る未来(への希望)であったように思われます。「小道具」の氾濫が無く、むしろ「話」そのものを重視している点で、この小説はSFファン以外の人にも何かを感じることのできる、読むに耐えうるものとなっていると思います。 | ||||
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