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鏡の国のアリス
- 脱出 (172)
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時代が今と異なるので違和感はあるでしょうが、鬼才の名著の一つです。 | ||||
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鏡の国への入り方が面白くて戻れるかどうかがキモではなかった。 ルイス・キャロルの日記が無い期間を鏡の国に行っていて、 その後に「鏡の国のアリス」が書かれたという説は面白い。 鏡の国では作者がジャズバンドのマスターでなく作家として描かれていて、 主人公は元の世界では作者のバンドのサックス奏者だったと得意な手法で描かれている。 鏡の国らしく利き腕、内臓位置の左右反転、有機化合物の光学異性体の説明がされるが、 食事ができているので光学異性体でできた世界ではない。 | ||||
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広瀬氏の意外なことに本作が星雲賞受賞作となる。 タイトルから想像されるようにルイスキャロルの同名作からもインスパイアされたいきなり平凡な青年が左右逆の鏡の世界のような異世界に紛れこむというファンタジーであるが、日常性が強調されており、異世界を舞台にした日常青春小説みたいな雰囲気である。 マイナスゼロとかと比べるとどんでん返しや緻密なストーリー展開はあまり目指していないようであり、淡々と最後まで進む。 鏡の理論を長々と述べる個所がSFしているが、あまりこの鏡の世界設定がメインストーリーに密接に絡んでくるというようなことはないので、そこらへんがマイナスゼロレベルの展開を期待するとやや期待外れか。悪くはない作品なのだが。 他にSF短編を3編収録。宇宙人ネタ2編と時間を扱った1編。いずれも幕切れが印象的だ。 | ||||
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とても面白かったです。広瀬さんの作品は、他に、タイムマシンの作り方、というのを読みました。これは短編集です。これもとても面白かったです。少しの作品しか残ってないのが悔やまれます。この本の帯には、司馬遼太郎さんが文章を書いています。 | ||||
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※ 大まかなネタバレあり。 ○ 「鏡の国のアリス」 かなり読み手を選ぶ作品だと思いました。 作品の書かれた年代を鑑みても、古さは感じられません。 そこは良いのですが、ストーリーのパートと、理論というか理屈のパートが余りシンクロしない感じです。 内容説明にある通り、ストーリーは左右が逆の世界に迷い込んだ青年の行動を描いています。しかし途中で、青年が世話になっている人物の鏡像についての考え方が延々と述べられます。 一応、学生に講義するような形式を取っているのですが、ストーリー展開そのものとは余り関係がなく、ストーリーを楽しみたい人には、かなりつらいページが続くと思います。 逆に、理屈を楽しみたい人には、いいかも知れません。 「鏡の国のアリス」は、7ページから284ページまでです。でも、主人公が左右逆の世界に迷い込み戸惑うパートと前述の理屈パートがかなりの部分を占め、ストーリーとしての「何がどうしてどうなった」といった部分は、はっきり言ってかなり平坦なイメージです。 少なくとも「異世界に入り込んだ青年が、奇想天外な冒険をする」という雰囲気ではありません。ですから異世界冒険譚のようなものを期待すると肩透かしを食らうでしょう。リアルという意味では良いのかもしれませんが、あまりにも平凡というか、日常的な展開なんですよねぇ……。 あと、個人的には主人公が余り好きになれませんでした。「もうちょっと、謙虚になれよ」ってな感じで……。 ○ 残りの三つの短編 こちらは若干、古さを感じます。書かれた年代的には、しょうがないのかも知れません。 二編については、内容的にアッと驚くオチがあるわけではありません。坦々と話が進んで終了するので、雰囲気を楽しみたい人には良いと思いますが、ストーリーの起伏を楽しみたい人には、物足りないかもしれません。 | ||||
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