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マイナス・ゼロ
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【この小説が収録されている参考書籍】
マイナス・ゼロの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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昔、読んだときに面白いと思った。 | ||||
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SFとして、タイムパラドクスに挑んでいるのは分かるが、今銀座に勤めているから 面白かったが、地縁が無い人が読んでもつまらないと思う。 | ||||
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日本SFの古典的名作として、名高い作品ですが、この度、初めて読みました。 物語の大半は、想像していたよりもSF度が低いのですが、(ネタバレになるので詳細は避けますが)これらのパートで描かれている戦前の人々を面白く読むことができました。 しかしSF要素が前面に出てくると、途端に物語がつまらなくなりました。それまでの伏線をSFのネタで回収していくのですが、辻褄合わせのための偶然や、説明しきれないこと/未回収のネタも多く、全てが収まるところに収まるようなカタルシスを感じませんでした。 同じタイムとラベルもののSFなら、過去に向かう本作と、まったくの逆の思考かもしれませんが、ハイラインの「夏への扉」に物語の完成度で大幅に負けているように思います。 世評に高い小説ですが、出版当時にこの本を読んだ人にとってより身近だった戦前の暮らしに対するノスタルジーで、評価が甘くなっているのではないでしょうか。 | ||||
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日本の古めのSFを読もう企画、第2弾。結論から言うと、公共考査機構の方が好みでおもしろかったかなあ。タイムパラドックスものですが、作者がその時代に思い入れがあるのか、昭和初期の描写が多すぎて冗長になり、テンポが悪いという印象。ストーリーを置いてけぼりにして、普通にタイムトラベルした先で暮らしてる感じというか。もうちょっとすっきり話を展開してくれたら、もっと楽しめたのかも。 | ||||
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若いころ初めて読んだときはすごいと思った。 今読むと悪くはないがくらいの感じ。 他の人も書いているけど中学生くらいで、子供の読書から大人の読書に切り替える時期に読むと良いかも。 だだ、何分古い作品なので、ちょっと昭和の時代背景とかある程度予備知識がないと、ピンとこない部分はあるかも。 | ||||
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中学校くらいで出会っておきたかった作品。エエ歳になってしまった今読むと、登場人物たちの人物造形の浅さ、ステロタイプなことに辟易させられる。まずストーリーのアイデアがあって、そこに登場人物を配置していくという書き方をしたのでしょうが、結果として主人公がバカでなければ物語が成立しない事態になってしまった。過去の日本の描写や、全ての伏線を回収する最終章のスピード感など、いいところもあったものの、文体の青臭さも鼻につくところがあり、現代の大人の読者にとって優れた作品とは思いません。同時代に読んだ方や、子供の頃に読んだ方が本作を褒める理由はわかります。 | ||||
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時代劇は「必殺シリーズ」「水戸黄門」のような”娯楽タイプ”と、NHK大河ドラマのような”リアルタイプ”に分けられる。 この小説を時代劇に例えるのなら、リアルタイプの方だと思う。 つまりリアルが故に、ストーリーの起伏に乏しい印象を持たざるを得ない。 もし自分が、(ある程度知識のある)過去に放り出されたら、どう行動するだろうか、という視点で描かれていると思う。よって、内容の多くは、移動した時代において、市井で普通に生きる主人公を描いている。 それゆえ、ストーリー展開は、かなり地味だ。 そして、当時の地理や風俗などをリアルに描いているが、ストーリーに即したリアルというよりも、羅列とまでは言わないが、怒涛の如くデータを並べて”説明”している感が否めない。 つまりストーリーの中身に関連して自然に語られているわけではないので、その時代に興味のない人には結構ツライ。 タイムマシンやタイムトラベルについてのストーリーが楽しみたいから読んでいるのであって、当時の世相や風俗が知りたいから読んでいるわけではない、と感じてしまう。 またタイムマシンが出てくるわけだが、タイムマシンの出所は最後まで判然としない。あくまで主人公の推理の範疇だ。またパラドックスの一言で済ませてよいのかというような、矛盾というか、不可思議な現象がラストの方で明らかになり、スパッと割り切れる爽快なオチとは言い難いと感じてしまった。 星新一のストーリーのように、展開の理屈そのものには誰もが納得というわけではないので、注意が必要だろう。 ただ、主人公以外は、結構キャラの立っている登場人物が多いので、その点では楽しめた。 | ||||
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1945(昭和20)年の5月25日夜の空襲の最中 主人公で中学二年の浜田俊夫は、隣人の先生に死に際あることを頼まれる。 それは、 【1963(昭38)年5月26日午前0時に研究室へ行くこと】 というものだった。 月日は流れ、約束通り研究所へ行くと… そこに現れたのは、あの空襲の夜から行方不明になっていた 先生の養女で俊夫の3つ年上だった当時と全く変わらぬ啓子と灰緑色の約2m半×2mの箱だった。 ただの箱と見えるタイムマシンを調べている内に彼は彼女を残し 不本意ながら1932(昭和7)年に行ってしまい、不審人物と疑った巡査ともみ合った結果 彼と入れ違いになり、タイムマシンは巡査を乗せて消えしまう。 取り残された主人公はどうするのか…? ただ一人18年後の未来に残された啓子はどうなるのか…? 昭和初期の空気感、銀座などの町並みが緻密に描かれています。 一方で、技術面や自動車・航空機等の機械説明は、その方面に疎い読者には緻密ゆえに退屈に感じるかもしれません。 人情・人の言動は、理解できるのですが…。(一応、日本人の端くれなので…) 現代として描かれている1963年もしかり、 若年層の読者には、調べながら読まなければ?な部分もあるかと思います。(因みに自分は20代です。) 以上、皆様の参考になれば幸いです。 | ||||
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昔、ラジオドラマかで聞いたことがあって、ぜひ読みたいと思っていたが、なかなか手に入らなく今日まで至ってしまった。 読み終えて、またラジオドラマが聞きたくなった。 | ||||
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どちらかと言えば、男性好みの内容である。 興味深い過去のデータ(物価や町並み、事実)がキチンと調べられていて 知識としても面白い 戦前と戦後の銀座の様子や生活様式や、自動車や戦闘機の形式や材料も 事細かに記載してあるのでオタク性を求める読者は飽きることがないだろう この物語は、タイムマシンを積極的に利用する話ではない。偶然、タイムマシンに乗せられてしまった登場人物たちが、 過去や未来で何とか生き抜こうとする姿を描いているのである。 全然、かっこよくないし、アドベンチャー性は少ない。 時々、時間のパラドックスに陥りながらも、妙にリアリティのある物語だった | ||||
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どちらかと言えば、男性好みの内容である。 興味深い過去のデータ(物価や町並み、事実)がキチンと調べられていて 知識としても面白い 戦前と戦後の銀座の様子や生活様式や、自動車や戦闘機の形式や材料も 事細かに記載してあるのでオタク性を求める読者は飽きることがないだろう この物語は、タイムマシンを積極的に利用する話ではない。偶然、タイムマシンに乗せられてしまった登場人物たちが、 過去や未来で何とか生き抜こうとする姿を描いているのである。 全然、かっこよくないし、アドベンチャー性は少ない。 時々、時間のパラドックスに陥りながらも、妙にリアリティのある物語だった | ||||
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「日本語で書かれたタイムトラベル小説の最高峰」というキャッチフレーズに魅かれて読んだが、確かに日本的なSFではある。 日本のSFには主人公の行動や話の展開が安易で論理的でない場合があり、本書にもその傾向がある。例えば主人公がうっかり過去に遡ってしまう展開はまだありとしても、金儲けのためにヨーヨーの開発に取り組む点などは脱線しすぎで理解に苦しむし、ユーモアとしても楽しめない。 日本の戦前の銀座の様子が生き生きと描かれているなど興味深い点もあるし、最後の思いがけない展開などそれなりに面白かったが、そもそも何故タイムマシンが戦中の日本に登場したのかなど、根本的な理由が明かされない点が消化不良であったり、中途半端感が残る作品であった。 手厳しいことを書いてしまったが、海外のタイムトラベル的な小説には巨匠のハインラインの「夏への扉」やアシモフの「永遠の終り」といった傑作があり、それらと本書を読み比べて頂ければ、言わんとすることが理解してもらえると思う。 | ||||
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