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太陽が死んだ夜
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太陽が死んだ夜の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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安萬純一氏のボディメッセージと同時受賞になる月原氏の第20回鮎川哲也賞受賞作のデビュー作だ。 ボディメッセージがアメリカ、本作がニュージーランドと海外を舞台にしているのが特徴だ。 本作はニュージーランドの84年の全寮制の女子高での連続クローズドサークル殺人と過去の戦時中の日本の捕虜が絡む事件という時代を超えた構成の見立て殺人がメインとなり、なかなか読みごたえがある。 そこでの密室殺人とかのトリックは正直大したものではないが、ニュージーランドを舞台にした意味は物語上しっかりと感じられて、デビュー作としてはよくまとまっていると言える。 | ||||
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舞台仕立てや人物はうまいと思いましたが、犯人の動機などには正直弱い気がしました。 でも、それでも面白かった。 内容にかかわることなので詳細は書けないのですが、それぞれの結末がひとつにまとまるラストはうまいと思いました。 早速、次の冒険も呼んでみようと思いました。 評価は次回作への期待も込めて4つ。 | ||||
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まず苦言から。 主人公の祖母が残した女学生時代の手記に問題がある。第二次世界大戦前の女子高生の手記であることを考えると、明らかに違和感のある記述があるのだ。それは、謎解きとかかわるだけに、もう少し巧みにできないか、と考える。 もう一つは、全寮制女子高で起きる連続殺人事件の動機がイマイチ。好みの問題でもあるのだが、この手の動機には常に馴染めない。 ほかにも細かいことがいくつかあり、ミステリとしては、不満が残るというのが正直な感想である。 ただし、主人公を中心とした3人の女学生(終盤では立派なレディとなっている)の結びつきというか、現実への向き合い方には共感を覚える部分があり、好感を持つことができた。 ということで、少し甘めだが★は4つとした。 なお、本作とは全く関係ないことだが、舞台となった女子高のあるニュージーランドのクライストチャーチは本書刊行(2010年10月)から4か月後の2011年2月に大地震に襲われている。 | ||||
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