■スポンサードリンク
凍花
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
凍花の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.48pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
自慢の姉二人。自分にとっては優しくて完璧な長女が、なぜ次女を殺さなくてなならなかったのかを三女が長女の日記を基に、探るお話。 日記の中の長女を探るうちに、どんどん彼女の本音の部分を発見しては、三女が嫌悪感を募らせていきます。 前半は、次々に事実が分かる展開になっていて先へ先へと読みたくなり面白かったですが、長女のように周りに気を遣って生きている人間に対して、今までのほほんと我儘に生きてきた三女が勝手に嫌悪感を募らせている感じがあまりにも身勝手で共感できず、後半は少しクールダウンしてしまいました。 人間の怖さを堪能するホラーなのかと思っていましたが、最後のほうは長女があまりにも不憫で悲しいお話だったように思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一気に読み終わりました。 長女の百合ほど美女で仕事ができて、という感じでは私自身ありませんが、とても共感できました。 誰もが持っているけど自分でも見ないようにしてしまっている本当の気持ち。 それを深いところまでえぐられて自覚させられる気分で、何度も何度も涙しました。 他人から見れば恵まれている、けれど本当のその人の心なんて誰にもわからないと思いました。 オススメです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
”自分はこういう人間なんだから” ”いつもと違う自分を出すと嫌われるかも” こういった感情は多かれ少なかれ誰しもが持っている。 ただしそのような外付けの仮面をかぶるのは大抵は人間関係をうまくいかせるためのものであって、仮面をつけているにもかかわらずそれが受け入れられない時の二重の苦しみは想像を絶するものだと思う。それこそ物語の中にあるように家族にだって内面が分かるとは限らない。 他人にどう思われているか気になる、というのはほとんどの場合はいわゆる自意識過剰であると思う。なぜなら類は友を呼ぶの法則に則れば、人は自分と同等の人と自然とつるむようになるからだ。 ところが本作の長女・百合はその自意識が過剰になり得ないくらいの美貌と能力を持っていた。一方で”普通”のコミュニティに溶け込めない自分に葛藤を抱いてしまった。 天才の苦悩はこういうものなのか、と想像を働かせながら文中の日記を読むと、人を理解することがどれほど難しいかを思い知らされるようである。 花は凍ってしまえば醜い一面を晒すことはない。しかしそれはただ人に見られるためだけのもので、中身がどれほど腐食しても表面は変わらぬ美しさを保つことを強いられる。終盤、三女・柚香はようやく凍り付いた姉を融かすきっかけを得たが、それが次女の犠牲なしに可能だったのかはやはり分からない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いっきに読んでしまった。後半のそれぞれの心の内がすごく納得できた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
初めて読む作家さんは文章のカンジで、はいっていけない方もいるのですが 最初のページから読みやすくあっという間に読み終えてしまいました。 ミステリーというのとはまた違うかもしれないですが 長女の違った面が判明していく過程は引き込まれました。 長女の考え方は「長女」ということに関係なく そもそも少し病的に思えますが、 人に嫌われることを異常に恐れるところとか、誰にも自分は必要ではない? と思うところとか、理解できるところもあり悲しくなりました。 百合さんのこれから、が非常に気になりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
色んな意味で、たまらん気持ちになる本です。 あっと言う間に読み終りました… | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
このお話の長女程、出来た人間ではありませんが、長子なら解る解るって内容が沢山ありました。 話は妹・三女の視点から書かれているので、若干苛っとすることもありましたが、最後まですんなり読めました。 大体、結末が予想できたので、ミステリー色はあまり強くなかったと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
しっかり者で優しい長女、明るく天真爛漫な次女、甘えん坊な三女、よくあるイメージ通りの三姉妹ですが、この物語は長女が次女を殺してしまうところから始まります。三女は完璧と信じていた長女がどうして次女を殺してしまったのか、そして、自分の知らない長女の姿を探ろうとします。 誰しも必ず、家族にも見せたくない秘密があると思います。三女が長女の秘密を知っていく様は、スリリングで衝撃的、そしてとても切ないです。長女の心理を辿るにつれ、感情移入を余儀なくしてしまい・・・最後は涙がこぼれそうになりました。おすすめです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
しっかり者で優しい長女、明るく天真爛漫な次女、甘えん坊な三女、よくあるイメージ通りの三姉妹ですが、この物語は長女が次女を殺してしまうところから始まります。三女は完璧と信じていた長女がどうして次女を殺してしまったのか、そして、自分の知らない長女の姿を探ろうとします。 誰しも必ず、家族にも見せたくない秘密があると思います。三女が長女の秘密を知っていく様は、スリリングで衝撃的、そしてとても切ないです。長女の心理を辿るにつれ、感情移入を余儀なくしてしまい・・・最後は涙がこぼれそうになりました。おすすめです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
100%理解できるのは、きっと自分だけ。たとえ家族であろうと恋人であろうと全てを理解するのは無理。「理性」が働くから心の悪魔の部分も隠せる。その悪魔の部分に踏み入っていく妹。心の病。。。現代病だな。。。長女の気質。わかる気がしました。メールや手紙、日記形式で書かれている部分が多いので読みやすくどんどん進みました。人から見た感じと自分の中の気持ちのすれ違い。伝えることの大切さ。しみじみ感じました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
100%理解できるのは、きっと自分だけ。たとえ家族であろうと恋人であろうと全てを理解するのは無理。「理性」が働くから心の悪魔の部分も隠せる。その悪魔の部分に踏み入っていく妹。 心の病。。。現代病だな。。。長女の気質。わかる気がしました。 メールや手紙、日記形式で書かれている部分が多いので読みやすくどんどん進みました。 人から見た感じと自分の中の気持ちのすれ違い。伝えることの大切さ。しみじみ感じました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
知らない女性作家のミステリーだったので、読んでみました。三姉妹の長女が次女を殺してしまい、どうして長女がそんな凶行に及んだのかを、大学生の三女が調べていくという話でした。 三人は仲が良く、次女はわがままなところがあって、三女は甘えん坊なところがあって、そんな二人の面倒を見ていたのが長女です。三人の家はわりと裕福なサラリーマン家庭のようで、長女は頭も良くて、顔もスタイルも良くて、性格も良くて、美大からデザインの会社へと、希望通りのコースを進んでいました。 では、どうして長女が次女を殺してしまったのか。動機を探るというより、長女の心の闇を探っていく感じの物語でした。語り手である三女が探っていくうちに、次々と意外な事実がわかってきます。これにはけっこう驚かされました。かなり強烈です。途中までは、「おお、そう来たか」とか「ええっ」「うひゃー」などと心の中で声を上げながら面白がって読んでいましたが、途中からは、なんかわかるような気がしてきました。ちょっと自分にも似ているような? で、ラストの一行では泣きそうになってしまいました。あんまりミステリで泣きたくなるってことがなかったので、私的には珍しい経験でした。読みやすかったし、面白いから一気に読めたので、わりと強めにお薦めします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
知らない女性作家のミステリーだったので、読んでみました。三姉妹の長女が次女を殺してしまい、どうして長女がそんな凶行に及んだのかを、大学生の三女が調べていくという話でした。 三人は仲が良く、次女はわがままなところがあって、三女は甘えん坊なところがあって、そんな二人の面倒を見ていたのが長女です。三人の家はわりと裕福なサラリーマン家庭のようで、長女は頭も良くて、顔もスタイルも良くて、性格も良くて、美大からデザインの会社へと、希望通りのコースを進んでいました。 では、どうして長女が次女を殺してしまったのか。動機を探るというより、長女の心の闇を探っていく感じの物語でした。語り手である三女が探っていくうちに、次々と意外な事実がわかってきます。これにはけっこう驚かされました。かなり強烈です。途中までは、「おお、そう来たか」とか「ええっ」「うひゃー」などと心の中で声を上げながら面白がって読んでいましたが、途中からは、なんかわかるような気がしてきました。ちょっと自分にも似ているような? で、ラストの一行では泣きそうになってしまいました。あんまりミステリで泣きたくなるってことがなかったので、私的には珍しい経験でした。読みやすかったし、面白いから一気に読めたので、わりと強めにお薦めします。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!