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(短編小説)

完全・犯罪



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【この小説が収録されている参考書籍】
完全・犯罪
完全・犯罪 (創元推理文庫)

完全・犯罪の評価: 3.40/5点 レビュー 20件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.40pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全13件 1~13 1/1ページ
No.13:
(4pt)

1作目のラスト一行に爆笑

テレビドラマ”世にも奇妙な物語”で取り上げそうな物語を収録した短編集です。
全体に水準以上の作品が収録されていると思いますが、タイトル作のラスト一行の面白さが、ずば抜けています。
事件があって、謎があって、最後に解決するという物語ではないので、完全犯罪の謎を解く本格ミステリを期待すると、ちょっと違うと思います。
完全・犯罪Amazon書評・レビュー:完全・犯罪より
4488024610
No.12:
(4pt)

面白かったです
完全・犯罪Amazon書評・レビュー:完全・犯罪より
4488024610
No.11:
(4pt)

笑えるSF

完全・犯罪が面白いです。ハードなSFなのに笑いがでました。
コントでもありそうで面白いです
完全・犯罪Amazon書評・レビュー:完全・犯罪より
4488024610
No.10:
(4pt)

純粋な本格ミステリではない短編集

ミステリー短編集となっているが、本格趣向のものはなく、どちらかというとショートショート的なブラックの落ち系の作品が多い。 あまりミステリ部分を特に期待して読まない方がいいだろう。 最後のドッキリチューブは世にも奇妙な物語で映像化されていたが、そういう系統の話が多いが、純粋に落ちの効いたブラックユーモア小説集として楽しめる。
完全・犯罪Amazon書評・レビュー:完全・犯罪より
4488024610
No.9:
(4pt)

メタフィクションの成れの果て

ドラえもんの「ドラえもんだらけ」をさらに突き詰めた表題作「完全・犯罪」は著者の一連のSF短編の中でも最良の部類の作品だと思います。あとは双子をテーマに個人のアイデンティティーを疑う「双生児」も面白いです。「隠れ鬼」、「ドッキリチューブ」も悪くありませんが、「隠れ鬼」はねたとして弱く、「ドッキリチューブ」はネタがしつこすぎる印象です。
完全・犯罪Amazon書評・レビュー:完全・犯罪より
4488024610
No.8:
(4pt)

筒井康隆へのオマージュでしょう

そもそもデビュー作「玩具修理者」の克明且つユーモラスな肉体崩壊描写からして筒井康隆の超傑作短篇集『宇宙衛星博覧会』に負う所が大きかったが、本作品集に於いても著者のツツイストぶりは随所に窺われた。

「完全・殺人」=タイムトラベルを繰り返す度に自分自身が増え続けドタバタ化してしまうのは『チューリップ・チューリップ』が元ネタ。
「隠れ鬼」=設定は『かくれんぼをした夜』、追われる者の不条理な恐怖は『走る取的』、犯した過去の罪に自ら惹かれ固執して行く様は『鍵』を連想させる。
「ドッキリチューブ」=過激にエスカレートする最悪の状況を一人称で淡々と語りながら死の諦念に至る迫真の狂気は『おれは裸だ』に通ず。

こうなったら次は『ロートレック荘事件』に比肩し得る傑作ミステリーを期待したい。著者はそれが出来る才能の持ち主だ。
完全・犯罪Amazon書評・レビュー:完全・犯罪より
4488024610
No.7:
(4pt)

おすすめできないおすすめ作

10年09月の単行本の文庫化.ポップなカバーイラストとは大違い,確実に読む人を選ぶ作品で,
全編に漂っているのは,グロテスク,ナンセンスなど,不快で負の感情が湧き起こるものばかり.
特に,一篇目はコントをも思わせるコミカルなタッチで,ほかの篇でもこの調子かと思っていたら,
次では狂気すら感じる内容にガラッと様変わりし,これ以降はどんどんと『重さ』が増していきます.

その眉をひそめるほどの苦々しい描写は,途中で読むのを止めたくなってしまうほどなのですが,
無邪気な残酷さや不条理なやり取り,皮肉に,どこか同調,理解できてしまう部分があったりもし,
そんな自分に驚き,嫌悪しながらも,ネットリとまとわりくイヤな空気が抜け出すことができません.
また,ブラックとしての怖さのほかに,ホラーとしての怖さもあり,二重の恐怖がより印象を強めます.

とはいえ,おすすめはしませんし,二度と読みたいとも思えません.でも面白い.不思議な一冊です.
完全・犯罪Amazon書評・レビュー:完全・犯罪より
4488024610
No.6:
(4pt)

バラエティー豊かな短編集

バラエティー豊かな短編集「完全・犯罪」タイムトラベルSF過去は不変だが、未来は変化する過去に戻る度に、新たなパラレルワールドが発生するよって、タイムパラドックスは発生しないこの短編が好きな人には山本弘著「去年はいい年になるだろう」がオススメだと思います「ロイス殺し」 カーの「火刑法廷」を下敷きとしたミステリ「火刑法廷」を読んで無いので、感想は控えます「双生児」名前とアイデンティティの関係を追及した作品「隠れ鬼」子供の頃に、途中で抜けた「隠れ鬼」が続いていたとしたら・・・というワンアイデアが光るホラー「ドッキリチューブ」ドッキリなら、いたずらをしても許される!?こちらも、ワンアイデアが光るホラー
完全・犯罪Amazon書評・レビュー:完全・犯罪より
4488024610
No.5:
(4pt)

バラエティー豊かな短編集

バラエティー豊かな短編集

「完全・犯罪」
タイムトラベルSF

過去は不変だが、未来は変化する

過去に戻る度に、新たなパラレルワールドが発生する

よって、タイムパラドックスは発生しない

この短編が好きな人には山本弘著「去年はいい年になるだろう」がオススメだと思います

「ロイス殺し」
カーの「火刑法廷」を下敷きとしたミステリ

「火刑法廷」を読んで無いので、感想は控えます

「双生児」
名前とアイデンティティの関係を追及した作品

「隠れ鬼」
子供の頃に、途中で抜けた「隠れ鬼」が続いていたとしたら・・・
というワンアイデアが光るホラー

「ドッキリチューブ」
ドッキリなら、いたずらをしても許される!?
こちらも、ワンアイデアが光るホラー
完全・犯罪 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:完全・犯罪 (創元推理文庫)より
4488420125
No.4:
(4pt)

ミステリ色は薄めのホラー短編集

タイトルからミステリかと思わせますが、そうではなく、『世にも奇妙な物語』
テイストの“日常生活の中の非日常”を描いた作品が収録されている短編集
(ただ、収録作の中では、「ロイス殺し」だけが例外で、ミステリといえます)。

■「完全・犯罪」

 〈あらすじ〉

  実用的なタイムトラベル理論を実験によって実証した物理学者の時空惑雄博士。
  しかし、タッチの差で、数理物理学的に同様の理論を証明した水海月只朗博士
  に先を越されてしまう。

  憤懣やるかたない時空博士は、タイムマシーンを使い、
  五年前の水海月博士を暗殺しようとするのだが……。

 〈感想〉

  タイムパラドックスによって、しっちゃかめっちゃになり、最終的には
  トンデモかつトホホな結末に着地するという、ナンセンス・ストーリー。

■「ロイス殺し」

 〈あらすじ〉

  カナダの奥地のギブール村という極寒の地で、
  どん底の生活を送っていた少年アルフレッド。 

  村中から蔑まれていたアルフレッドにとって、唯一の友達がマリーだった。

  しかし、そのマリーが、ロイスという村の
  鼻つまみ者によって弄ばれ、殺されてしまう。

  復讐を誓ったアルフレッドは、ギャングの世界に身を投じ、ゴーダン・クロス
  と名前を変えてロイスの行方を追う。そして、ついにルイスを見つけて……。

 〈感想〉

  『火刑法廷』の人名や設定を元ネタに書かれたオマージュ作品。
  密室の謎については冒頭に抜け抜けと張られた伏線が秀逸です。

  

■「双生児」

 〈あらすじ〉

  わたしには双子の姉妹がいる。両親や周囲の人間は、自分ともう一人の名前を
  間違える時があり、わたしには不思議でしょうがなかったのだが、姉妹の方は、
  全然気にしていない。長ずるにつれ、わたしも気にしないようにしていたのだが……。

 〈感想〉  

  語り手の度を越えたアイデンティティへの拘りが、異様な印象を与えますが、
  SF的設定に基づくツイストの効いたオチで、巧く締め括っているのが秀逸。

■「隠れ鬼」

 〈あらすじ〉

  堤防の上の遊歩道を歩いてた貞二は、河川敷にいた
  ホームレスの男に睨みつけられ、追いかけられる。

  貞二は、命からがら男から逃げることに成功するが、人に恨まれる覚えなど
  思い当たらない。しかし、やがて子どもの頃にやっていた“隠れ鬼”という
  遊びにまつわる記憶を思い出し……。

 〈感想〉

  どうやら、子どもの頃のいじめに淵源があるらしい――ということが
  分かった時点で、オチの予想はつくのですが、妙に理屈っぽく、悪意
  に満ちた子ども時代の会話に、著者の特質がよくでているように思い
  ます。そして、ナンセンスで不条理な結末にも独特の余韻があります。

  

■「ドッキリチューブ」

 〈あらすじ〉

  事前の打ち合わせなしで、一般人にドッキリを仕掛け、撮影したものを
  インターネットの動画共有サイトにアップして広告料を得る――という
  あこぎな商売をしていた〈ドッキリチューブ〉だったが、社長が制作費
  を使い込んでしまったため、スタッフへの給料の支払いが滞っていた。

  うやむやにして誤魔化そうとする社長に対し、スタッフは……。

 〈感想〉

  お約束といっていいくらい、予想通りの展開なのですが、“ドッキリ”という
  悪意を、狂気までエスカレートさせていく著者一流の筆致はさすがです。

  


完全・犯罪 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:完全・犯罪 (創元推理文庫)より
4488420125
No.3:
(4pt)

ミステリ色は薄めのホラー短編集

タイトルからミステリかと思わせますが、そうではなく、『世にも奇妙な物語』
テイストの“日常生活の中の非日常”を描いた作品が収録されている短編集
(ただ、収録作の中では、「ロイス殺し」だけが例外で、ミステリといえます)。
■「完全・犯罪」
 〈あらすじ〉
  実用的なタイムトラベル理論を実験によって実証した物理学者の時空惑雄博士。
  しかし、タッチの差で、数理物理学的に同様の理論を証明した水海月只朗博士
  に先を越されてしまう。
  憤懣やるかたない時空博士は、タイムマシーンを使い、
  五年前の水海月博士を暗殺しようとするのだが……。
 〈感想〉
  タイムパラドックスによって、しっちゃかめっちゃになり、最終的には
  トンデモかつトホホな結末に着地するという、ナンセンス・ストーリー。
■「ロイス殺し」
 〈あらすじ〉
  カナダの奥地のギブール村という極寒の地で、
  どん底の生活を送っていた少年アルフレッド。 
  村中から蔑まれていたアルフレッドにとって、唯一の友達がマリーだった。
  しかし、そのマリーが、ロイスという村の
  鼻つまみ者によって弄ばれ、殺されてしまう。
  復讐を誓ったアルフレッドは、ギャングの世界に身を投じ、ゴーダン・クロス
  と名前を変えてロイスの行方を追う。そして、ついにルイスを見つけて……。
 〈感想〉
  『火刑法廷』の人名や設定を元ネタに書かれたオマージュ作品。
  密室の謎については冒頭に抜け抜けと張られた伏線が秀逸です。
  
■「双生児」
 〈あらすじ〉
  わたしには双子の姉妹がいる。両親や周囲の人間は、自分ともう一人の名前を
  間違える時があり、わたしには不思議でしょうがなかったのだが、姉妹の方は、
  全然気にしていない。長ずるにつれ、わたしも気にしないようにしていたのだが……。
 〈感想〉  
  語り手の度を越えたアイデンティティへの拘りが、異様な印象を与えますが、
  SF的設定に基づくツイストの効いたオチで、巧く締め括っているのが秀逸。
■「隠れ鬼」
 〈あらすじ〉
  堤防の上の遊歩道を歩いてた貞二は、河川敷にいた
  ホームレスの男に睨みつけられ、追いかけられる。
  貞二は、命からがら男から逃げることに成功するが、人に恨まれる覚えなど
  思い当たらない。しかし、やがて子どもの頃にやっていた“隠れ鬼”という
  遊びにまつわる記憶を思い出し……。
 〈感想〉
  どうやら、子どもの頃のいじめに淵源があるらしい――ということが
  分かった時点で、オチの予想はつくのですが、妙に理屈っぽく、悪意
  に満ちた子ども時代の会話に、著者の特質がよくでているように思い
  ます。そして、ナンセンスで不条理な結末にも独特の余韻があります。
  
■「ドッキリチューブ」
 〈あらすじ〉
  事前の打ち合わせなしで、一般人にドッキリを仕掛け、撮影したものを
  インターネットの動画共有サイトにアップして広告料を得る――という
  あこぎな商売をしていた〈ドッキリチューブ〉だったが、社長が制作費
  を使い込んでしまったため、スタッフへの給料の支払いが滞っていた。
  うやむやにして誤魔化そうとする社長に対し、スタッフは……。
 〈感想〉
  お約束といっていいくらい、予想通りの展開なのですが、“ドッキリ”という
  悪意を、狂気までエスカレートさせていく著者一流の筆致はさすがです。
  
 
完全・犯罪Amazon書評・レビュー:完全・犯罪より
4488024610
No.2:
(4pt)

んー まあ、こんなもんでしょう

まあ、ギリギリ小林泰三の短編集になってる感じでしょうか。
う〜ん…
全体的に、濃さがちょっと足りないというか、どの話も「これぞ小林泰三!」というほどのオチになっていないという感じ。
ちょっと、うまくまとまっていない。
話としては面白いのですけどね。
最近、薄い作品が多くなってきたようなイメージでちょっと心配です。
※因みにタイトルからアレを連想していたのですが、読んだ限りでは無関係のようです。
完全・犯罪Amazon書評・レビュー:完全・犯罪より
4488024610
No.1:
(4pt)

んー まあ、こんなもんでしょう

まあ、ギリギリ小林泰三の短編集になってる感じでしょうか。
う〜ん…
全体的に、濃さがちょっと足りないというか、どの話も「これぞ小林泰三!」というほどのオチになっていないという感じ。
ちょっと、うまくまとまっていない。

話としては面白いのですけどね。

最近、薄い作品が多くなってきたようなイメージでちょっと心配です。

※因みにタイトルからアレを連想していたのですが、読んだ限りでは無関係のようです。
完全・犯罪 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:完全・犯罪 (創元推理文庫)より
4488420125

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