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(短編小説)
完全・犯罪
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完全・犯罪の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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「完全・犯罪」「ロイス殺し」「双生児」「隠れ鬼」「ドッキリチューブ」の5本収録です。「完全・犯罪」はライバルの博士を殺害する為に、5年前に爆弾を送り込みます。「ロイス殺し」は貧しい寒村に生まれた主人公が、好きな女の子の仇を追い求めます。「双生児」は自分は取り違えられたのではないか、と苦悩する双子の片割れの話です。「隠れ鬼」は河原でホームレスの襲撃を受け、子供時代の鬼ごっこの記憶が蘇ります。「ドッキリチューブ」は動画投稿クルーのひと悶着を綴ります。いずれの話も舞台設定や描写は上手く印象に残りますが、期待し過ぎたのかストーリー自体は普通で物足りませんでした。「完全・犯罪」は「」の「未公開実験」とはまた違うタイムマシーンの話で、実験したら予測と違ったという、まさに研究者らしい展開はワクワクしました。「ロイス殺し」序盤の寒村での生活描写はかなり良かったです。「完全・犯罪」終盤、「ドッキリチューブ」は読者がボケに付き合わなければならず、少々辛いです。表紙は可愛いですが、小林泰三作品の中では優先順位の低い商品だと思います。 | ||||
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世にも奇妙な物語が好きな方にはオススメ。世にも~にでてきそうな内容のお話ばかりです。 玩具修理人に惚れ惚れした身としては残念。いつからこんなにライトな作風に? | ||||
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5編の短篇集。推理小説ではなく、ミステリでもないような……。どちらかというとホラー。 題材は「狂気」とか「妄執」とか「他の人には理解できない部分に得体の知れない恐怖を感じる」ようなタイプのものだと思います。問題は「恐怖」を感じたら楽しめるかもしれませんが、私は「何か頭のおかしい人がいてドン引きした」という感じでした。 状況を説明するのに「〜じゃないのか?」「そうじゃない。〜なんだ」「つまり〜〜ってこと?」 のような調子で延々と会話を続けます。小気味の良さや、クスりとくるセンス(これに関しては好みかもですが)はまるでなく「ダベっている」だけ。また、地の文もその延長で「いやいや〜のはずだ」とか言ってる感じ。魅せるというか、内容に関係なく唸ってしまうような表現は一つもなかったです。 良く言えば、ラノベみたいで読みやすいですが。 また、「雅宙攝津県 嗚呼噛無市」などという意味がない上に読みにくい当て字を出したり、「山田川」「山田中」とか「こいつちょい役だしこれでいいでしょ?」という名前を出しやがるので「この人物は大事にされてないんだね」と思うと魅力も感じにくい。 ★ここから ネタバレ あり★ 「完全・犯罪」 タイムマシンを使って過去を改変により完全犯罪を目論む博士の話。 擁護不可のゴミ。ミステリでも何でもないド三流コメディ。センスがなく、「〜だろごらぁ!」などと叫びながら数ページ、暴力を挟みつつ会話するくだりは特に酷い。オチも酷い。何もかも酷い。 「ロイス殺し」 読める。ささやかながらトリックもある。タイトルに惹かれたけれど「ロイスを殺す」以上の含みはなかった。淡々と進み、驚きもなく、感想は「ああ、うん、はい」だったけれど、5作中2番めに好き。 「火計法廷」に連なる作品だと解説にありましたが、普段から読書をしない人だったのでそんなもん知らない上での評価。 「双生児」 これも酷い。外見が同じなら、双生児は何処まで別人なのか? 私は本当に私なのか? よく分からないアイデンティティの話。でも最終的には伏線ぶん投げて「唐突に不思議な能力で双生児の片方が片方を陥れて、やられた方がカウンターで何かして、ねえどんな気分? ふふふ」みたいなオチでした。双生児の同一性、アイデンティティの確立・崩壊みたいなのがテーマっぽい気がしたのですが、それにしたって無茶苦茶じゃないかと思いました。 「隠れ鬼」 ヤバイホームレスに追いかけられてたら、「和解しろ!」と言われたので頑張ろうとしたんですが、突然周りの人の頭がおかしくなって、主人公も頭がおかしいので「まあ仕方ないよね」と納得してフェードアウトする話。オチで「はぁ?」って思いました。 「ドッキリチューブ」 一番好き。ベタだけれど、これレベルの作品が5つだったら★3つにしたいです。でももうひと押し欲しい。 総じて、「得体のしれない」作品ですが、それが悪い方にばかり転んだ印象です。 | ||||
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『完全・犯罪』というタイトルで本格派推理小説ではないのはまだしも…推理小説ですらない小説の方が多いのはどうなんでしょう。 文章はしっかりしてると思いますが… 題材がどの年齢層をターゲットにしてるのか中途半端で読んでいて考えこんでしまいました。 中身は推理?の要素が少々加わったシニカルなホラー小説です。 とりあえず本格派推理小説を読みたい方には全くすすめません。 本格派推理小説を読む態勢で挑むと非常に疲れる小説です。 | ||||
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