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幽霊列車
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幽霊列車の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.30pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全28件 1~20 1/2ページ
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赤川次郎の処女作。 期待通り面白い。 | ||||
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まだ読みきってないのですが二人の恋の行方が気になります。 | ||||
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赤川次郎の推理小説にハマったのは、もう30年以上昔の話である。土曜ワイド劇場の三毛猫ホームズシリーズがきっかけだった。小学校の図書館にあった江戸川乱歩の作品で、推理小説とはどういうものかは分かっていたが、こういう軽くて明るいタッチの推理小説は初めてで、その面白さにみるみるのめり込んでいった。 kindleの安売りをきっかけに、30数年ぶりに本作を読み返してみたが、初見では気づかなかったクオリティの高さに驚いた。文章はテンポが良くて読み易いし、その軽妙なやりとりは読者を飽きさせない。それに、ユーモアミステリーと言われる軽いタッチであまり注目されないが、犯人とトリックの意外性もレベルが高い。動機にしても、登場人物をキチンと描けているので、新本格あたりでよくあるとってつけたようなものだとか、逆に湿っぽいお涙頂戴にもなっていない。まさに、手練れと言っても過言ではない出色の出来で、これをデビュー作で書き上げた赤川次郎の才能には、ただただ脱帽である。 赤川次郎と言えば、私のイメージではとにかく多作の作家である。文章力は高く、キチンとした推理小説が書ける。しかも、映画マニアということもあって、ロマンスを書かせてもうまい。まさにオールマイティの作家だが、その多作ゆえにどうしてもワンパターンとなり、いつしか赤川次郎から離れていった。とはいえ、赤川次郎の初期の作品は面白かったなあと、本作で再認識した。以前読んだ赤川次郎の作品を、場所を取らないこのkindleで、もう少し読んでみてもいいかなと思った。 | ||||
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赤川氏の新人賞獲得のデビュー作短編の幽霊列車を含む初期の短編を集めた幽霊シリーズの1作目。 この初期の頃は本格推理ファンにも評価が高く、ユーモアミステリーとして上出来の短編集と言える。 | ||||
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幽霊シリーズというものが新装版で出ているというので買ってみた。宇野さんと夕子ちゃんのコンビが絶妙だし、ストーリーも面白かったー‼️ さすが赤川作品と思わせるものでした。 | ||||
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懐かしの「幽霊シリーズ」第1作「幽霊列車」。冒頭のある人物の証言が「ちょっとフェアじゃないなぁ」と思ったことを覚えているが、ユーモア・ミステリーの中庸をゆくエンターテインメント。小林信彦氏の作品のような毒やブラックな笑いは全くない。ホンワカと暖かい作風が、赤川次郎氏の身上。「さぁ、赤川ワールドはここから始まったんだなぁ」と感慨に浸りながら再読しました。なお、岡本喜八監督によるTV化作品も大変面白かったので、VHSしか出ていないようですが、これも薦めます。 | ||||
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日本のユーモア・ミステリー分野に一時代を築いた作家・赤川次郎の記念すべき処女短編集です。人によって好き嫌いはあると思いますが、著者の作品は乱歩や正史の描いた陰湿でどろどろとした日本的な情念の世界とは全く無縁の暗さを殆ど感じさせないカラッとした軽やかさに満ちたライト感覚の物語に仕上がっていますね。主役の一人、永井夕子は二十一歳の女子大生でホームズばりの頭脳明晰な素人名探偵、もう一人の宇野警部はもう少しで四十歳になる中年男のベテラン刑事なのですね。この二人が年の差から当然予想される先輩後輩の立場ではなく対等どころか逆に若い娘が中年男をリードして難解な事件の謎を解き明かし、プライベートではラブラブの恋人同士という夢のある痛快なストーリーに大いに好感が持てますね。 『幽霊列車』地方の温泉宿の旅客8人が列車から忽然と消え失せた怪事件に警視庁から宇野警部が休暇の名目で派遣される。永井夕子と宇野警部の出会いが印象的で風呂場で偶然に裸体を拝んだり最初は生意気な小娘と思っていたのが次第に鋭い推理力に一目置くようになったりと随所に愉快な場面が盛り込まれ二人の掛け合いも楽しめます。肝心の推理はプロならばこんな事は絶対に考えないだろうなと思う常識破りの発想の産物で完全にしてやられましたね。結末はあまりにも脳天気に過ぎて口があんぐりと開きますが、まさに災い転じて福と為す現代のお伽噺ですね。『裏切られた誘拐』妻を亡くした男に中学生の娘を預かったと脅迫状が自宅に届く。娘の家庭教師が永井夕子で捜査を指揮する宇野警部と再会する設定は出来すぎですが、でもまずは目出度い事で良かったですね。事件は急展開でショッキングな終幕を迎えたかと思ったら・・・・やはり物事は額面通りではなく最後にまんまと騙されていた事に気づかされますね。著者は残酷で気が滅入る事件の真相を少しでも和らげようとする配慮からかユーモラスなドジで食いしん坊の原田刑事を登場させて笑わせてくれますね。『凍りついた太陽』真夏に一週間の休暇を取って二人は伊豆シーサイドホテルで優雅な日々を送っていたが、やはり平和は長く続かず何とも不可解な凍死した男の殺人事件に出くわしてしまう。被害者がゆすり屋の悪人だった事が事件の陰惨さをやや薄めていますし、おそらく著者にしか書けないだろうユーモアを湛えた犯罪の特異な真相には思わず唖然とさせられましたね。『ところにより、雨』永井夕子から大学祭を前にして大学に招かれた宇野警部はまたもや男の死体に遭遇してしまうのだが不可解にも死者は雨も降っていないのに雨具を着て傘を持っていたのだった。続いて起きた2つの殺人の被害者が最初の男と同じく晴天なのに雨具を着ていたという強烈な謎の理由はちょっと調子が良い偶然だなとは思いますが、それでもニヤリとさせられ十分に納得出来ましたね。『善人村の村祭』二人は再び田舎の温泉で正月休みを過ごそうとやって来たが崖崩れの事故の為に列車が止まり予定外の善人村という変わった名前の村に宿泊する事となる。至れり尽くせりの歓迎ぶりに親切すぎる村人達と何やら不自然な物を感じたと思っていたら・・・・今回は夕子の名推理だけでは駄目な絶体絶命の大ピンチで何時もは助けられてばかりの宇野警部が男の力強い逞しさを発揮して夕子の命をギリギリで救い出す大活躍を見せてくれます。幽霊列車の事件といい、著者の描く田舎の村は凄まじい怖さがあって「八墓村」並みの迫力なのですが、でも不思議とあまりにも演出がど派手すぎて「こんな無茶苦茶なのは幾ら何でも有り得ないだろう」と思えて不謹慎ながら笑っちゃいますよね。 | ||||
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とっても気に入りました!! よい買い物をしたと喜んでおります。 | ||||
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時代を感じる。 携帯電話がないとか… しかし、その根底にある赤川さんのみんな自分に正直に生きている、それが一貫して変わっていないところに安心感をおぼえる。 最近の作品でも信念にブレがない。 設定に時代を考慮しながら、自分で考えて行動するというところに安心感を覚える。 | ||||
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この本は、私の読書デビューのきっかけになった本です。 ずっと欲しくて探していました。 娘にも読んでもらいたくて、買いました。 再会できて良かったです。 状態良かったです。 | ||||
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読みたがっている人が居たのですが探しても無くて、こちらで見つけて購入しました。 発行された時代も時代ですので経年の焼けはありましたが気になるものではなく、プレゼントしたらとても喜んでいました。 | ||||
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幽霊列車は、長い台詞から始まる。 そして主人公は、永井夕子と宇野喬一。 大学生と警察官。 2人の凸凹組の物語の始まり。 始めての入賞作品とは思えない、完成度の高さ。 登場人物の面白さ。 量産できる根源をみたような気がしました。 歴史的作品を読み終えて、ここから赤川次郎がはじまったのだという実感が涌きました。 | ||||
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赤川次郎のデビュー作はこの連作短編集に収録された「幽霊列車」です。本書にはこの表題作を初めとして、刑事・宇野喬一と女子大生・永井夕子が活躍する『幽霊シリーズ』が5編収録されています。『幽霊シリーズ』は、後に彼の看板シリーズとなる『三毛猫ホームズ』シリーズから猫を抜いたような趣きのシリーズで、じつは“幽霊”に関係する作品(実際に幽霊が出てくるわけではない)は、各々の短編集のタイトル作だけです。このあたりが三毛猫や三姉妹と比べるとやや印象が薄くなりがちなところなのですが、推理小説としての骨格はしっかりしたものが多いように思います。 このシリーズ最初の短編集は、シリーズ中でもっとも評判の高いもので赤川次郎の作品が好きな人なら読んで損はありません。個人的には「裏切られた誘拐」や「善人村の村祭り」が特に面白かったです。 | ||||
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赤川次郎のデビュー作はこの連作短編集に収録された「幽霊列車」です。本書にはこの表題作を初めとして、刑事・宇野喬一と女子大生・永井夕子が活躍する『幽霊シリーズ』が5編収録されています。『幽霊シリーズ』は、後に彼の看板シリーズとなる『三毛猫ホームズ』シリーズから猫を抜いたような趣きのシリーズで、じつは“幽霊”に関係する作品(実際に幽霊が出てくるわけではない)は、各々の短編集のタイトル作だけです。このあたりが三毛猫や三姉妹と比べるとやや印象が薄くなりがちなところなのですが、推理小説としての骨格はしっかりしたものが多いように思います。 このシリーズ最初の短編集は、シリーズ中でもっとも評判の高いもので赤川次郎の作品が好きな人なら読んで損はありません。個人的には「裏切られた誘拐」や「善人村の村祭り」が特に面白かったです。 | ||||
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処女作に見られるように、奇抜な着想、独特のユーモラスで軽い文章は一流のエンターテイナーの素質が充分うかがえる。 多分島田荘司氏と並んで日本推理小説界双璧の才能の持ち主であろう。 島田荘司氏が寡作を護っているのに対し、必要以上の乱造で推理マニアからの評価は低い。まあそんなことをしないと売れないという日本の出版業界の姿勢が問題なのだが……。 自分はこの人が寡作に転じたら、鬼作を連発すると信じている。 処女作を含む初期作品群なので、粗製濫造に陥った流行作家になる前の、推理小説のテイストを存分に楽しめる。 本当に、年に一〜二作にしてくれないかな……。 | ||||
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処女作に見られるように、奇抜な着想、独特のユーモラスで軽い文章は一流のエンターテイナーの素質が充分うかがえる。 多分島田荘司氏と並んで日本推理小説界双璧の才能の持ち主であろう。 島田荘司氏が寡作を護っているのに対し、必要以上の乱造で推理マニアからの評価は低い。 まあそんなことをしないと売れないという日本の出版業界の姿勢が問題なのだが……。 自分はこの人が寡作に転じたら、鬼作を連発すると信じている。 処女作を含む初期作品群なので、粗製濫造に陥った流行作家になる前の、推理小説のテイストを存分に楽しめる。 本当に、年に一〜二作にしてくれないかな……。 | ||||
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三毛猫シリーズや、吸血鬼シリーズなどいろいろ赤川次郎作品を読んできて、 この幽霊列車は最近になって読みました。 なかなか読ませるなぁと思ってから、解説を読んだら、この作品が赤川次郎さんの デビュー作だったんですね。 しっかりと作りこんでいる感じで、デビュー作からこんなしっかりした作品が 書けるんだと感心しました。 | ||||
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三毛猫シリーズや、吸血鬼シリーズなどいろいろ赤川次郎作品を読んできて、 この幽霊列車は最近になって読みました。 なかなか読ませるなぁと思ってから、解説を読んだら、この作品が赤川次郎さんの デビュー作だったんですね。 しっかりと作りこんでいる感じで、デビュー作からこんなしっかりした作品が 書けるんだと感心しました。 | ||||
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デビュー作品ですが、私はこの頃の作品が好きです。 というのも、トリックにしても罪をおかしてしまった人間にしても地に足がついている感じで、陳腐さがありません。 安心して読めます。 | ||||
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デビュー作品ですが、私はこの頃の作品が好きです。 というのも、トリックにしても罪をおかしてしまった人間にしても地に足がついている感じで、陳腐さがありません。 安心して読めます。 | ||||
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