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(短編集)
法月綸太郎の功績
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法月綸太郎の功績の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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勧められて読みましたが 面白くて一気に読んだ! | ||||
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法月警視の作家の息子綸太郎(作者と同じ名前)が探偵役になって殺人事件の謎を解く短編集。ちょっぴり行動することもあるが、安楽椅子探偵の形かな。父親が難航している事件を息子に相談するのだが、ああでもないこうでもないと推理しているうちに、ぱっと解決の糸口が閃くというもの。無茶苦茶な状況でもなく、正攻法の論理的な進め方で、文章も読み易く結構面白かった。 「イコールYの悲劇」ダイイングメッセージという古典的な道具立てがかえって新鮮だった。 「中国蝸牛の謎」鍵のトリックも、筋自体もつまらない。 「都市伝説パズル」都市伝説という目の付け所がいいし、上手く生かしている。論理的な進め方も納得できる。 「ABCD包囲網」へんてこな事件だが、いかにもありそうに思わされる。 「縊心伝心」トリックはなるほどと思う。 | ||||
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自首マニアを着眼点の起点とした「ABCD包囲網」が面白かったです。序盤は自首マニアのあまりにも底の浅い供述が笑えますが、まさかあのように落としてくるとは。素人犯罪者が必死に警察をだまそうとする所もなかなか真に迫っていました。 | ||||
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今までに出ている法月探偵の短編シリーズ3作品では個人的には新冒険が最も優れていると思うが、本作の功績も新冒険同様に論理で攻めるタイプのガチガチの本格推理短編の力作がそろっており、読み応えは満点。 目玉は日本推理作家協会賞を受賞した都市伝説パズルだが、やはり本作が傑出しており、シンプルなプロットながらその論理がピタリと最終に向かってハマっていく過程は法月氏ならではだろう。 他の作品も謎の提出の仕方が非常にうまく、のっけから物語に引き込まれる。大がかりな物理トリックや不可能トリック系の派手な趣向はないが、それゆえ王道のミステリーとしての魅力が堪能できる一冊。 | ||||
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とでもいうべきだろうか、妙に変則的な事件が多い まともな事件は都市伝説パズルくらいか 作者らしいといえば作者らしい作品集 作者に馴染みの無い人が楽しめるかは分からないが、ファンなら楽しめる内容だろう | ||||
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◆「縊心伝心」 不倫相手のOLが自殺すると電話をかけてきたため、あわてて男が 彼女のマンションに駆けつけてみると、すでに首を吊って死んでいた。 しかし、のちに死因は縊死ではなく、後頭部の打撲であることが判明する。 男が女を殺した後、発見者になりすまし、自殺したように偽装工作を行ったのか? 現場にはホットカーペットが敷かれていたのですが、なぜかこたつが 置かれていない半面を暖めるようにスイッチが入れられていました。 このことを糸口に、事件の真相を導き出す綸太郎。 本作の犯行は、悪意ではなく歪んだ愛情が、家電に取り囲まれた 現代人の生活環境のために不幸にも具象化してしまったものです。 ◆「イコールYの悲劇」 ◆「中国蝸牛の謎」 ◆「都市伝説パズル」 ◆「ABCD包囲網」 | ||||
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◆「都市伝説パズル」 松永俊樹の家で、サークルの飲み会が開かれた。 散会後、ケータイを忘れていたことに気づいた広谷亜紀は、松永の家に 戻るもインターホンに対する応答がなく、家のカギも掛かっていない。 酔って寝てしまったと判断した亜紀は、彼を起こさないように、 暗闇のなかでケータイを探し当て、そのまま帰っていた。 翌日の午後、宅配業者によって殺害された松永が発見された。 現場の壁には「電気をつけなくて命びろいしたな」といった 血文字が書かれていた。 実は今回の一連の経緯は、亜紀たちが飲み会の際に話題にした 都市伝説と酷似しており、サークルの誰かが見立て殺人を行った と考えられたのだが……。 《安楽椅子探偵もの》。 三角関係のため、被害者に怨みを抱いている友人、第一発見者など、 疑わしい人物を犯人と仮定し、綸太郎と警視が推論を繰り広げます。 ポイントとなるのは、現場に残された血文字。 「都市伝説」といったおどろおどろしいイメージが重ね合わせられていますが、 その底にあるのは、あくまで功利的な犯人の打算です。 事件の解明が、新たな「都市伝説」の萌芽と なったことを暗示する結末も洒落ています。 ◆「中国蝸牛の謎」 往年の推理作家が、自宅の二階にある書斎で 籠城しているとの知らせを受けた法月綸太郎。 密室状態の書斎の窓を割ってなかに入ると、作家の姿は見当たらず、 なぜか、あらゆる家具や調度が上下あべこべにひっくり返されていた。 のちに作家は、書斎の真下にある寝室で縊死死体となって発見される。 書斎の床を対称面にした、上下軸の逆転に込められた意図とは? クイーン『チャイナ橙の謎』の本歌取りが目指された作品。 作中で、カタツムリの殻の成長パターンについて薀蓄が語られるのですが、 《密室》ものではお馴染みの、ある器具を、そのカタツムリに見立てるという 冴えたアイディアが示されています。 ただ、それだけでは、どうしても「密室のための密室」といった自己目的化した トリックであることは否めないため、少しでも動機に説得力と必然性を与えるべく、 推理作家を被害者にし、その上で、「名探偵」である法月綸太郎を発見者にする というシュチュエーションが、わざわざ設定されることになります。 ◆「縊心伝心」 | ||||
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◆「都市伝説パズル」 松永俊樹の家で、サークルの飲み会が開かれた。 散会後、ケータイを忘れていたことに気づいた広谷亜紀は、松永の家に 戻るもインターホンに対する応答がなく、家のカギも掛かっていない。 酔って寝てしまったと判断した亜紀は、彼を起こさないように、 暗闇のなかでケータイを探し当て、そのまま帰っていた。 翌日の午後、宅配業者によって殺害された松永が発見された。 現場の壁には「電気をつけなくて命びろいしたな」といった 血文字が書かれていた。 実は今回の一連の経緯は、亜紀たちが飲み会の際に話題にした 都市伝説と酷似しており、サークルの誰かが見立て殺人を行った と考えられたのだが……。 《安楽椅子探偵もの》。 三角関係のため、被害者に怨みを抱いている友人、第一発見者など、 疑わしい人物を犯人と仮定し、綸太郎と警視が推論を繰り広げます。 ポイントとなるのは、現場に残された血文字。 「都市伝説」といったおどろおどろしいイメージが重ね合わせられていますが、 その底にあるのは、あくまで功利的な犯人の打算です。 事件の解明が、新たな「都市伝説」の萌芽と なったことを暗示する結末も洒落ています。 ◆「中国蝸牛の謎」 往年の推理作家が、自宅の二階にある書斎で 籠城しているとの知らせを受けた法月綸太郎。 密室状態の書斎の窓を割ってなかに入ると、作家の姿は見当たらず、 なぜか、あらゆる家具や調度が上下あべこべにひっくり返されていた。 のちに作家は、書斎の真下にある寝室で縊死死体となって発見される。 書斎の床を対称面にした、上下軸の逆転に込められた意図とは? クイーン『チャイナ橙の謎』の本歌取りが目指された作品。 作中で、カタツムリの殻の成長パターンについて薀蓄が語られるのですが、 《密室》ものではお馴染みの、ある器具を、そのカタツムリに見立てるという 冴えたアイディアが示されています。 ただ、それだけでは、どうしても「密室のための密室」といった自己目的化した トリックであることは否めないため、少しでも動機に説得力と必然性を与えるべく、 推理作家を被害者にし、その上で、「名探偵」である法月綸太郎を発見者にする というシュチュエーションが、わざわざ設定されることになります。 ◆「縊心伝心」 | ||||
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2002年に講談社のベルスとして出たものの文庫化。 法月綸太郎の活躍する5編が収められた短編集。タイトルはエイドリアン・ドイルとカーの『シャーロック・ホームズの功績』から。 なかなかの出来の作品が多い。粒ぞろいでハズレがない。ただ、以前の作品に比べると論理構成で押していく傾向が強くなっており、合わない人もいるかも。 図書館の話はない。 | ||||
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久々の法月倫太郎シリーズの新刊は、短編集です。相変わらず苦悩する名探偵&作者の両法月綸太郎氏がいい味を醸しております。しかし、既にアンソロジーなどで発表されて作品が多く、多少物足りないかな? いい加減そろそろ長編が読みたいのですが… と思うものの、あとがきを見る限りでは、まだまだ新作長編に出会える日は遠そうです。 | ||||
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「第三回本格ミステリ大賞」の候補に選ばれましたが、惜しくも。「本格ミステリ」って聞くと長い長い長編で重くて難しいってイメージじゃないですか?それが「~功績」は長くもなく、ミステリの面白いとこどりという感じで、短編好きの私にとっては「拍手喝さい!」個人的には、短編(短編集)がもっともっと評価されてもいいと思います。長編もいいけど、手短に読める短編は通勤のいい友達ですから。 | ||||
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思わず、キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!と叫びたくなる久しぶりの法月綸太郎の作品です。穂波たんは残念ながら登場しないが、さすが法月綸太郎と唸らせられる短編集です。 | ||||
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