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叫びと祈り



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叫びと祈りの評価: 7.00/10点 レビュー 9件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(7pt)

着眼点がよいです

それぞれの話を楽しめました。

わたろう
0BCEGGR4
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

叫びと祈りの感想

著者初読み。別々の国で起きた事件5編が収められた短編集。1話目で驚き、2話目で呆れて2か月放置。気を取り直して再開したが、3話目で目が点になり、4話目はゾッとした。ただ、5話目の必要性があまり理解出来なかった。ミステリーとしては動機を推理するタイプの作品で、全て意外な理由で良かったと思う。クローズドサークル的設定なので容疑者が少なく、犯人当てに良いかな。文章も凝っていて面白いんだけど、美文と言うよりは読み辛い文だと感じた。力作でしたが、自分の好みとは方向性が違ったんでしょう。向きが合う方は痺れると思うよ。

なおひろ
R1UV05YV
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

叫びと祈りの感想

「旅人」斉木とともに世界中を旅している気分にさせられる連作推理短編集!ミステリ的には「砂漠を走る船の道」、「白い巨人」のトリックの巧みさに驚かされたし、全体的にはその国それぞれの価値観によって打ちのめされる斉木やその仲間たち(=日本人)の姿が鮮烈に印象に残った!

ジャム
RXFFIEA1
No.2:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

叫びと祈りの感想

五つの話が収められていて、ジャーナリストの斎木という人物を主人公にしたミステリー集となっている。始めに収められている「砂漠を走る船の道」が高い評価を得て第五回ミステリーズ!新人賞を受賞して作家デビューを果たす結果となった。
アフリカ大陸のサハラ砂漠やスペイン、南ロシア、アマゾンなどを舞台にしたジャーナリスト斎木が遭遇する出来事が新人離れした文章で綴られている。思い込みや価値観の違い、それらを上手く扱ったミステリーに仕上げている印象を受ける。つまり、料理は同じでもレシピが違うと云ったところか。
個人的には二話目の「白い巨人」が一番好きかな。これも読み手の思い込みを逆手にとって爽やかにうっちゃるオチをみせる物語で友人達の行動も清々しい。こう云うハッピー・エンドの物語は読んでいて気持がよい。とにかく視点と文章に惹かれる。今後も注目していたい作家だ。

ニコラス刑事
25MT9OHA
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

詩的な文芸作品

異文化による価値観の違いが
ミステリと上手く絡んでいると感じました。
世界の景色がうまく描かれていおり、
まるで詩を読んだかのように思い浮かぶ情景がとても綺麗です。

巻頭の「砂漠を走る船の道」より、
砂漠の民が数日間 命がけで砂漠に向かい採取する岩塩。
危険な旅だが、なんと5ドルももらえるからだ。と話すシーンは
本書が扱う異国をより印象付けたと感じました。

また、「叫び」については価値観の違いを巧く扱い、
ダークな雰囲気が引き立つインパクトある作品で
短編ながらもとても重厚でした。

ただ、ラストの「祈り」については、
雰囲気を崩してしまった印象を受けたのが正直な所ですが、
全体的に良い作品でした。

egut
T4OQ1KM0

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