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僧正の積木唄



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僧正の積木唄の評価: 7.00/10点 レビュー 3件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(7pt)

僧正の積木唄の感想

「僧正殺人事件」を読んだばかりなので、続けて本作へ進みました。金田一耕助が「僧正殺人事件2」を解決するというWパスティーシュですが、結構面白かったです。論理的に考えて特定出来る犯人、と言う意味で本格推理では有りますが、当時のアメリカの排日感情が詳しく書かれ、社会派ミステリーの側面も強いでしょうか。金田一物の予備知識は特に要らないですが、「僧正殺人事件」を先に読む事が必須です。まあ概要見ていただくと分かる様に、万人受けする作品では無いでしょうが、ご興味があれば是非。

なおひろ
R1UV05YV
No.2:
(7pt)

僧正の積木唄の感想

始めに山田正紀氏の作品を読むのはこれが最初です。これまで読んだことがありません。個人的にミステリ作家と認識していなかったせいですが。ヴァン・ダインの「僧正殺人事件」をリスペクトした作品として気になっていました。
ようやく読む機会を得ました。ファイロ・ヴァンスが解決したあの「僧正殺人事件」が実は未解決だった。真犯人は別にいた。その辺のところを氏は上手く突っ込みながら物語を再構築しています。そして、僧正殺人事件2を解決するのが当事
サンフランシスコに滞在していた若き金田一耕助とくれば、もうわくわくのシチュエーションです。しかし、どうも物語世界に馴染みません。第一部から第四部まであります。しかし、物語が動き出すのが第三部からです。それまでは当事の
世相背景やら社会情勢などが繰り返し語られ、僧正殺人事件のあの雰囲気がまるで感じられません。その金田一耕助にしても違った印象で人懐っこさはそうでも、観察力洞察力の凄さが欠片も見せず単なる好青年のように写ります。
もっと、もっともらしく描いて欲しかったと思います。犯人もその背景も物語世界での辻褄はあっていますがさほど感銘は受けません。もっと金田一耕助を活躍させて、めくるめく謎の解明に挑む、そんなストーリーにして欲しかったと思います。
少しあっさり感が強い印象でした。ただ単にこちらが期待していた内容と違っただけかも知れませんが・・・。

ニコラス刑事
25MT9OHA
No.1:
(7pt)

僧正の積木唄の感想

あの「僧正殺人事件」はまだ終わっていなかった?再び甦った悪魔「僧正」にアメリカ滞在中だったあの名探偵金田一耕助が挑む!二つの偉大なる先達に対するオマージュであると同時に、当時のアメリカを支配していた日系人への「反日感情」が鮮明に描かれていたのも興味深かった。それにしても、背広姿で洋装の金田一耕助って(笑)

ジャム
RXFFIEA1

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