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MAZE[メイズ]



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【この小説が収録されている参考書籍】
MAZE(めいず)
MAZE (双葉文庫)
MAZE 新装版 (双葉文庫)

MAZE[メイズ]の評価: 6.60/10点 レビュー 5件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.60pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(6pt)

MAZE[メイズ]の感想


▼以下、ネタバレ感想

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松千代
5ZZMYCZT
No.2:
(5pt)

予想外の結末だったけれど期待していたのとは違ったなぁ……

西アジアの果ての荒野に建てられた、迷路のような謎の巨大建造物、古来からその中に入った人間は「消失」してしまうという謎に挑む男達……

奇妙な建物が絡むミステリが大好きなので期待して読みました。
遠い異国の地という舞台も雰囲気が出てましたし、主人公のパートナーのオネエ言葉のお兄さんもいいキャラしていて楽しく読み進めてはいたのですが、真相がいまいち期待していたようなものではなく、最後もなんだかよくわからないあやふやな形に終わり、モヤモヤの消化不良感が残りました。




▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.1:
(5pt)

MAZE[メイズ]の感想

アジアの果ての荒野に、鉄条網のような植物に守られた白い矩形の建物が存在していた。
いったい誰が何のために作ったのかはまったく不明なうえ、いったん中に入ると戻らない人間が数多くいるという。
そのため、地元民には「存在しない場所」「有り得ぬ場所」と伝えられ、恐れられていた。
時枝満は旧い知人・神原恵弥に、七日間を期限に白い建物、恵弥いわく「豆腐」の「人間消失のルール」を捜し出す安楽椅子探偵を依頼された。
満に恵弥、それから軍人のスコットと地元民のセリムの四人は、「人間消失のルール」を導き出し、「豆腐」の謎を解き明かすことができるのか―・・・

一見、神殿のようでいかなる宗教とも結びつかない「豆腐」。
読み始めは人間消失の謎も「豆腐」の神秘的魅力の一つのように思えます。
それが、「人間消失のルール」が見えてきて、異変を感じ始めると、その神秘的魅力は得体の知れない恐怖へと変わっていきます。
淡々とした考察は深く考えると恐ろしく、段々ゾワゾワするというか、心臓がキュッとなるというか。
そのため、ミステリというより、幻想的ホラーの色が強いと思います。
本作は色濃い幻想的ホラーの中に、「現実的な問題」も絡めています。
しかし、この「現実的な問題」や、それに伴う終盤の流れは好みがあると思います。
終盤は急展開ですし、恐らくわざと曖昧にした箇所もまた、好みがあると思います。
明確ではない方が余韻や考察箇所が残り良いこともあります。
本作に関しては、個人的に説明不足でせっかく中盤恐く面白かったのに、少し尻すぼみしたなと感じます。
しかし、面白くないわけでは決してありません。
幻想的ホラーシーンはビックリというか、心底ゾッとする恐さがあります。

本格ミステリを求めている方や推理を楽しみたい方向けではないかもしれません。
幻想的ホラーの色が強くても構わない方は、全体的には面白く、ページ数も少ないのでオススメです。

▼以下、ネタバレ感想

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あんみつ
QVSFG7MB

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