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評決の代償



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【この小説が収録されている参考書籍】
評決の代償 (ハヤカワ・ミステリ 1969)

評決の代償の評価: 7.00/10点 レビュー 2件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

アイデアは秀逸だが、ちょっと読みづらかった

映画「イミテーション・ゲーム」でアカデミー脚本賞を受賞した脚本家で、ミステリー作家でもあるムーアのリーガル・ミステリー。10年前に大富豪の娘の誘拐・殺人事件で無罪判決を出した陪審員たちが、事件を再検討する番組企画のためにホテルに集められた夜、無罪を覆す新証拠を見つけたと語っていた男が殺害された。新たな事件の真相は、いかに?
大富豪の15歳の娘・ジェシカが行方不明になり、ジェシカと“不適切な関係”を持っていた黒人教師・ボビーが裁判にかけられた。ジェシカの死体は発見されておらず、確固たる証拠はなかったが世間はボビーが犯人だと決めつけていた。そんな状況の裁判で11人の陪審員が有罪としたのだが、マヤ・シールだけは無罪を主張して延々と論議を続け、最後には無罪の評決を出した。裁判後、陪審員たちは世間から激しいバッシングに会い、厳しい目を向けられた。さらに陪審員の一人だった黒人青年・リックは判決が誤りだったとして謝罪し、マヤをバッシングするようになり、裁判期間中は恋人関係になっていたマヤとリックだったが、裁判後は別々の道を歩んでいた。そして10年後、刑事弁護士になっていたマヤは事件を再検証する番組制作に参加するためにホテルに行き、昔の陪審員仲間と再会した。その夜、ボビーの有罪の証拠をつかんだというリックがマヤの部屋で殺害され、警察はマヤを容疑者として逮捕した。自らの潔白を証明するためにマヤは、10年前の事件を再度、解明することになった。
10年前の死体なき殺人、現在のリック殺害事件という、二つの事件の謎解きをメインに、陪審員制度の問題点、法と正義の対立、真実解明の難しさなど、リーガルものに必要な要素がてんこ盛りで非常に面白のだが、読み進めるのに苦労した。テーマとエピソードをもっと絞り込めば傑作リーガル・ミステリーになっていたと思う。
陪審員制度に興味がある方、アメリカのリーガル・ミステリーのファンにオススメする。

iisan
927253Y1
No.1:
(7pt)

期待したほどのものではないけれど、リーガルもの好きには堪らない?

リーガルものと思って読み始めたのですが・・・
想像とはちょっと違ったみたいです。

陪審員制度や大陪審の制度。
これらはミステリーから学んだといっても過言ではありません。
ムーア氏が目標としているものと私の好みがずれている?感覚が否めず、ムーア氏の小説はもういいかな~。

ももか
3UKDKR1P

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