階上の妻



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    初公開日(参考)2021年08月
    分類

    長編小説

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    階上の妻 (ハヤカワ・ミステリ 1970)

    2021年08月04日 階上の妻 (ハヤカワ・ミステリ 1970)

    アメリカ南部に来たばかりのジェーンのさえない日々は、裕福でハンサムなエディ・ロチェスターとの出会いで一変する。だが、エディと惹かれあうにつれ、彼の亡くなった妻ビーの影がちらつき始める。エディの屋敷には、ビーにまつわるある秘密が隠されていた。(「BOOK」データベースより)




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    No.1:
    (3pt)

    "ドッグウォーカー"がお金持ちと結ばれてから

    「階上の妻 "The Wife Upstairs"」(レイチェル・ホーキンズ ハヤカワ・ミステリ)を読み終えました。
     アラバマ州。富裕層が暮らすソーンフィールド・エステート地区でドッグウォーカー(犬の散歩代行業)を始めた"ジェーン"が主人公。そして、彼女は建築請負業の経営者、エディと知り合い、恋に落ちます。(というより、富に憧れながら、富のある場所に居場所を求めます。何故?)
     エディには妻・ビーがいて、ビーの親友・ブランチには夫・トリップがいましたが、或る事件によって、ブランチは亡くなり、ビーが行方不明のまま数ヶ月が経過しています。語り過ぎないように気をつけたいと思いますが、その事件の全容とジェーンの恋の行方がジェーンと行方不明のビーの視点から交互に語られていきます。
     前半は、ソーンフィールド・エステートに暮らす「ステップフォードの妻たち」のあれやこれやが、いかにも米国的な視点から語られ、読ませますが、後半はテンポよく物語が進行する割には、或る意味、「想像可能範囲」の中で語られていきますので、それをどう評価できるか?ということになるのでしょう。
     また、描かれる現代的な米国南部ゴシックの世界は、英国古典「ジェーン・エア」の世界をも換骨奪胎するかのような試みも感じ取れて、面白くないこともないといったところでしょうか。但し、網羅的に翻訳ミステリを読むという私自身の目的がなければ、読まなかったかもしれない物語だったかもしれません。(要は、あまり好きではなかった(笑)。)
     或るジョディ・フォスター映画を想起しながら(そもそもタイトルが或る状況を示唆しています)、デニス・ルヘインの"Since We Fell"のように収束していく物語と言ってもいいのかもしれません。
     幕切れはとても好ましい。スリラー故に理由を話すことができないことがとても歯がゆいけれども、尽きるところ、私もまた「大切なのはそれだけ」なのだと思います。ケチをつけながらもここに来て、そのタイトルの奥深さに共感を抱くことになりました。
    階上の妻 (ハヤカワ・ミステリ 1970)Amazon書評・レビュー:階上の妻 (ハヤカワ・ミステリ 1970)より
    4150019703



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