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(短編集)

早朝始発の殺風景



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【この小説が収録されている参考書籍】
早朝始発の殺風景 (単行本)
早朝始発の殺風景 (集英社文庫)

早朝始発の殺風景の評価: 6.50/10点 レビュー 2件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.50pt

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(6pt)

早朝始発の殺風景の感想

高校生の日常におけるちょっとした一コマの出来事をミステリ仕立てにした短編集です。

表題『早朝始発の殺風景』は、始発の電車で遭遇した普段あまり話さない同級生との一コマ。
『メロンソーダ・ファクトリー』はファミリーレストランでクラスメイトと学園祭準備の打合せでの一コマ。
『夢の国には観覧車がない』は部員達と遊園地に遊びに来たときの一コマ。
という具合で高校生活の日常の1場面を切り抜いてそこで起こる日常の謎を扱います。

これといった印象強い派手な要素はないのですが、高校生活における空気感や友人達の微妙な距離感が見事に描かれており雰囲気を楽しむ事ができました。テーマが揃った短編が集まっている為、短編集として整った作品であると感じます。

個人的には『夢の国には観覧車がない』が好み。
人物配置、場所、状況、何故そうしたか、全てに無駄なく高校生活の日常としても合っていて良かったです。

エピローグも巧く作品全体をまとめており、各人達のその後が見えてなんだか嬉しいサービスに感じました。

egut
T4OQ1KM0

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