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雪盲~SNOW BLIND~



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【この小説が収録されている参考書籍】
雪盲: SNOW BLIND (小学館文庫)

雪盲~SNOW BLIND~の評価: 7.00/10点 レビュー 2件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(7pt)

北欧の新人作家

「極夜の警官」の前に書かれた本のようです、こちらから読むべきでした。
第一作目ということもあり、稚拙というと失礼ですが、文章が「極夜の警官」ほどなめらかではなく、それはそれで新人作家さんらしく好ましかったです。
ミステリーとしてもあと一歩の感は否めませんが北欧を知るうえでは大変勉強になりました。
寒い日に読むと一層寒く感じますね。

あと数冊著書があるようなので、そちらも楽しみです。


ももか
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No.1:
(7pt)

アガサ・クリスティと言うのも、ちょっと強引?

アイスランドのアガサ・クリスティという異名を持つ作家の人気シリーズ「ダーク・アイスランド」シリーズの第一作。雪に閉ざされた地方都市での事件という、古典的な謎解きミステリーである。
アイスランド北部の小さな町で市民劇団の主宰者である老作家が、劇場の階段から転落して死亡した。新人警官アリ=ソウルは、事故死だという上司の判断に疑問を持ち、それとなく調査を進めるのだが、住人全員が顔なじみという小さな町では思うようには動けないでいた。そこに今度は、雪の中で重傷を負って倒れている半裸の若い女性が発見されるという事件が発生した。しかも、その女性は市民劇団員の同棲相手だった。老作家の死は事件なのか事故なのか、若い女性の事件と関連性があるのだろうか? 捜査が進むにつれ、人口1200人前後、警察官3人という寒村にも人間の闇が隠されていることが明らかになってきた・・・。
ストーリーの基本は「フーダニット」なのだが、ミステリーをある程度読み慣れた読者なら途中で犯人の想像が付くだろう。事件の背景の古臭さはクリスティ風ではあるが、謎解きの完成度としてはクリスティとは比べようも無い。それより、経済危機下にあるアイスランドの若者の生活信条や寂れ行く小都市の住民の生活の描写などの方に面白さがある。
あまりなじみが無い国の人々や生活を想像しながら読むのがお好きな方にオススメする。

iisan
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