魔女遊戯
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「クヴェルフィスガータよりそう遠くないスコラヴォルドゥスティグル」とか 「セルトヤルナルネスにあるミーラルフサスコ―リ通りから、スコラヴォルドゥスティグルに向かった、 学生ルタ・ミスト・エィヨルフスドッティルと弁護士のトーラ・グドムンズドッティルは、 トルビョン・オーラフソン教授に面会した」etc (ー_ー;)ウーン よ、読みずらい!私はこういう読みずらい語句が出てくると、声に出して読んでしまう 癖があるのですが、電車の中でやってしまって、変な眼で見られてしまいました(-_-;) 「ドラゴンタトゥーの女」と同じように、聞き慣れない名前の登場人物が沢山出てきますから 我慢強く読まなければいけません。 オカルト・儀式・残虐・血みどろを期待している人を決して裏切りませんので、 その辺りに興味がある方は是非どうぞ。 | ||||
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最近ヨーロッパの作品を読んでいます。スウェーデン、アイルランド、そしてこのアイスランド。小説をとうして彼らの物の考え方や、文化の違い などがわかり、それでいて国産のより複雑で人脈も多く、人物像、ストーリーの展開もかなり凝っているので読み応え十分。最初のページの地図 をみたりして想像を掻き立てます。 あと面白いのはやはり異色の主人公の二人のペアですね。会話も面白いですし、ロマンスもありですし、タイトル通り、魔女の過去を調べて犯人を突き止めて行く様も面白いです。 やはり歴史を背景とした展開のミステリーはいいですね。 | ||||
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最近、今までになかった国や地域出身の作家、またはそこを舞台にしたミステリにはまっている。たとえばアイルランドのエリン・ハート、イギリスはシェットランド諸島のアン・クリーヴスなどなど。この「魔女遊戯」はアイスランドの女流作家の作品で、本国ではすでにベテラン人気作家だそうだが、日本ではアイスランドのミステリが出版されるのはたぶん初めてのことだろう。 北欧といえばまず頭に浮かぶのは、福祉が充実した社会、人々の幸福度や生活しやすさなどの統計でいつも世界のトップに数えられるということ。ノーベル賞を主催したり中東の和平を取り持つというような穏やかで平和的なイメージだ。ところが最近ニュースやドキュメンタリーで知ったのだが、キリスト教のプロテスタント的な価値観が強いため逆にそれに反発が出てくるのか、カルトや反教会、悪魔崇拝なども多いということ。1年の半分は太陽が沈まず、半分は陽がのぼらない地域が多いという何か神秘的な気候風土も影響しているのだろうかと思ったりする。 この小説でも、キリスト教以前、そして1500年代にこの地にカトリックが広まった頃から掘り起こして、迷信と異端がしぶとく生き残って人々の心を捉えてきた様、そしてそれに取り付かれた現代の若者の姿が描かれている。 惜しいのは、日本語の翻訳がなんとなくぎこちないこと。特に、被害者の親から依頼されてドイツから調査にやってきた保安担当者の男性と主人公であるアイスランドの女性弁護士のコンビの会話が。2人の会話が物語の中心となるので、こちらがこなれた文章になっていないのはちょっと残念だ。 北欧ミステリは最近、「ミレニアム」シリーズが映画化されたことでも話題になっているが、このシグルザルドッティルをはじめ、未発掘の作家ももっと紹介されればいいと思う。 | ||||
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