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模倣犯: 犯罪心理捜査官セバスチャン



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模倣犯: 犯罪心理捜査官セバスチャンの評価: 8.33/10点 レビュー 3件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.33pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(8pt)

やっぱり順番通りに読むのがいいですね!

先に「白骨」を読んでしまったため、面白みに欠けるのかな~っと、最初心配しましたが、
(多少、都合の悪いところもありましたが)それほどマイナスにはならず、最後まで面白く読めました。
やっぱり、セバスチャンシリーズは他のミステリーとくらべると、頭一つ抜きんでてますね!
今チェックしたら、新しいシリーズが出たようなので、これもまた楽しみです!

シリーズをまだ未読の方には、順番通りにお読みになることをお薦めします!

ももか
3UKDKR1P
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

世界一嫌みな男に、意外な弱点が

近年、人気急上昇で様々な作品が紹介されるようになった北欧ミステリー(ノルディック・ノワールと呼ばれているとか)の中でも異彩を放つ「犯罪心理捜査官セバスチャン」シリーズの第二弾。第一作より、さらにパワーアップした傑作エンターテイメントである。
ストックホルムで3件の連続女性強姦殺害事件が発生。その残忍な手口は、15年前にセバスチャンが追い詰めて逮捕された連続殺人犯ヒンデの犯行とそっくりだった。しかし、現在服役中のヒンデが事件を起こせる訳は無く、殺人捜査特別班はヒンデに強い関心を持つ模倣犯の犯行を疑った。一方、またまた自分勝手な理由から殺人捜査特別班に強引に入り込んだセバスチャンだったが、4人目の被害者が自分が関係したばかりの女性だったことで、これまでの3人の被害者もすべて自分と関係があった女性だと気がついた。「自分が狙われているのではないか?」、「ヒンデが関係しているのではないか?」と激しく動揺したセバスチャンの捜査は、さらに協調性を欠き、特別班のメンバーとの対立もいとわず、さらに暴走することになった・・・。
今回は、レクター博士にも負けない強烈なキャラクターのサイコパスとの息詰まる心理戦がメインだが、事件全体の構想がしっかりしているので、犯罪捜査ものとしても非常に面白く読める。また、主人公をはじめとする捜査側のメンバーのキャラクターが第一作を踏まえて、さらにくっきりしてきたし、引き続き登場する周辺人物も物語に深みを加えていて、シリーズ物としての完成度が高くなっているのも魅力と言える。特に、歩く傲岸不遜とも言うべきセバスチャンに人間的に意外な弱点が見えて来たところは、次作にもつながりそうで注目したい。
第一作とは別の事件の話だが、第一作をベースにしたエピソードが多いので、ぜひ第一作から順番に読むことをオススメしたい。

iisan
927253Y1

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