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(短編集)

邪馬台国はどこですか?



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【この小説が収録されている参考書籍】
邪馬台国はどこですか? (創元推理文庫)

邪馬台国はどこですか?の評価: 7.22/10点 レビュー 18件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.22pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(5pt)

邪馬台国はどこですか?の感想

短編集。
馴染みの飲み屋で3人の親父が事件について噂しその噂話を聞いた親父達の知人である美人女子大生が推理する、という流れ。
一つ一つの話が短すぎるので謎解きをじっくり楽しみたい人には向かないと思う。時間の無い人向け。

ヘッポコ屋敷嬢
XG82ACXM
No.4:
(6pt)

邪馬台国はどこですか?の感想

「歴史エンターテイメント」と言うジャンルでしょうか、全然ミステリーでは有りません。面白い発想の作品では有りますが、今作でデビュー出来たのは、出版社や編集者のセンスも評価すべきかも知れませんね。もちろん、この奇想と読み易い文章は作者の才能と努力に寄るものでしょうから、是非ストレートなミステリー作品も読んで見たいと思います。ホントは歴史あんまり得意じゃ無くて、読了にめっちゃ時間掛かってしまいましたので。

なおひろ
R1UV05YV
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

邪馬台国はどこですか?の感想

歴史上の人物や史実のあいまいな部分を別の解釈で解き明かすというスタイルで書かれた内容です。このやり方は他にも義経=ジンギスカン伝説とか写楽に関してあれこれ想像を逞しくした物語などがあって、それほど目新しいわけではないと思います。
バーの常連客が激論を交わすという設定で読ませる内容ですが、目からウロコといった斬新さは感じられず(宮田六郎の話し)史実の隙間を自由に解釈したという程度で、それほど彼の話しに引き付けられる様なことはなかった。
「講釈師見てきたようなウソを言い」という言葉があるように、広げる風呂敷はもっと大きくリアリティーをもって書かれなければ説得力は生まれない。単なるこじつけ程度では新解釈とは言えないし小話程度に収まってしまう。
まぁ、軽く読めるところは良しとして話題性があって著者の名が売れたのは成功と言えるだろう。

ニコラス刑事
25MT9OHA
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

邪馬台国はどこですか?の感想

おもしろくって いいね。
この作品がフィクションであるという保証はどこにもありません。
作者の言葉 いいね。

jethro tull
1MWR4UH4
No.1:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

邪馬台国はどこですか?の感想

バーテンダーの松永にはここ最近楽しみにしていることがある。
常連客3人による歴史検証バトルだ。
珍説を提唱する宮田。
批判する美貌の才媛静香。
静かに聞き入る三谷教授。
松永はヒートアップするバトルをフォローしたり、逆に煽ったり。
適度に酒肴を提供して、このバトルを楽しんでいる。
今宵はどんな珍説が飛び出すのかー・・・

6つの短編ですが、全て同じ設定条件下で、流れがあります。
1 悟りを開いたのはいつですか?
2 邪馬台国はどこですか?
3 聖徳太子はだれですか?
4 謀反の動機はなんですか?
5 維新が起きたのはなぜですか?
6 奇蹟はどのようになされたのですか?
各話一見与太話のようでありながら、しっかり検証されていて、説得力があります。
それほど敷居は高くなく、歴史知識がなくとも楽しめると思います。
作中の「その説がどんなに荒唐無稽に見えようとも、それが事態を最も矛盾なく説明できるのであれば、それが真実」という台詞が、本作をよく表していると思います。

しかし、歴史ミステリなのかはわかりません。
謎があり、それを解き明かすことがミステリならば、ミステリかもしれません。
ですが、本作は仕掛けも証拠もあるとは言えません。
ごくストレートに珍説を提唱し、経典や書状から引用・検証しています。
また、各話斬新な珍説ぶりが面白いですが、続けて読むとパターン化して少し飽きます。
登場人物も珍説提唱用キャラ、噛ませ犬用キャラと、話のための役割分担みたいな感じがあり、あまり感情移入したり親しみを感じたりはしません。
ただ、元々本作2話は創元推理短編賞応募作品であること、さらに5話追加した本作がデビュー作であることを踏まえると、十分面白く、作者の才能も感じます。

何と言っても応募作品だけあって2話は面白く、かつ、検証も力が入っている気がしますが、他の5話もしっかり調べられていると思います。
各話のタイトルに興味を抱いた方はオススメです。

▼以下、ネタバレ感想

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あんみつ
QVSFG7MB

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