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お菓子の家



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【この小説が収録されている参考書籍】
お菓子の家 (創元推理文庫)

お菓子の家の評価: 7.00/10点 レビュー 2件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(7pt)

シリーズものは、一作目からをお薦めします!

こっちが最初だったのですね・・・。
「お菓子の家」から読み始めると、登場人物像も分かりやすかったのかも?!
(前回、「子守唄」が分かりにくかったと不満を述べた者です)

一作目から読むと、ショーベリ警視の性格?夫婦の関係もよく分かります。
もちろん、家族のことも。
周りの警部たちや刑事たちのことも、はっきりとした視点で書かれているので、まず「お菓子の家」を読んでから
次へ進むと、余裕で?ミステリーが楽しめると思います。

ミステリー自体は小粒?ながらも、まずまず楽しめます。
細かなところがちょっと都合良すぎじゃないの?と印象もありますが、まあいいのではないでしょうか。

警視を取り巻く警部たちや刑事たち。
このチームがほんと魅力的です!
もっともっと多くの作品を生み出して欲しいなあ~。

ももか
3UKDKR1P
No.1:
(7pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

真犯人が分かって、ちょっとガッカリ

スウェーデン警察小説の新しいヒーロー・ショーベリ警視シリーズの第一弾。登場人物は魅力的、犯罪はショッキング、ストーリー展開はスリリング・・・なのに、真犯人が分かるとガクッとさせられる微妙な作品だ。
ストックホルムに住む一人暮らしの老婦人が数週間の入院から帰宅してみると、自宅には見知らぬ男の死体があった。通報を受けたショーベリ警視のチームが捜査に乗り出すが、死者と老婦人の関係、殺害の動機などがまったく掴めず捜査は難航する。その一方、犯人は「これで終わりではない」と明確な殺意を固め、次の犯行に取りかかる。
冒頭に犯行の背景となる幼稚園でのいじめが説明され、途中途中に「殺人者の日記」が挿入されているので、事件の様相、犯行の動機は最初から明らかである。従って、読者の興味は捜査の進め方や捜査陣の人間ドラマに向かうこととなるのだが、その面では、主要な人物のキャラクターやエピソードが良く描かれている。シリーズ化にも十分に耐えられるだろう。
欠点と言えるのが、物語の中で最重要容疑者と目される人物の行動に偶然が多いことと、女性刑事のレイプ事件の扱いが中途半端で最後まで意味が分からないこと。このため、読後感がすっきりしないのが残念である。

iisan
927253Y1

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