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(短編集)

鍵のかかった部屋



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【この小説が収録されている参考書籍】
鍵のかかった部屋
鍵のかかった部屋 (角川文庫)

鍵のかかった部屋の評価: 6.78/10点 レビュー 9件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.78pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(4pt)

鍵のかかった部屋の感想

さすがに、密室トリックばっかり続くと、ちょっと
食傷ぎみかも

mick
M6JVTZ3L
No.3:
(6pt)

鍵のかかった部屋の感想

榎本シリーズ第三弾。
ハウダニットに特化した4編ですが、表題作の「鍵のかかった部屋」以外は少し残念な感じです。
ドラマを見たのでトリックの映像化がしやすいためすんなり読めましたが、
見ていない場合は脳内で映像化が少ししんどい気がします。

歌舞伎蝶
LMC3R9P9
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

鍵のかかった部屋の感想

防災コンサルタント榎本、弁護士青砥コンビの密室犯罪を題材にした中・短篇集です。
気楽に読める作品ですので、読者にとっていい暇潰しになるとは思うのですが、作者にとってもこのシリーズは暇潰しなのでは・・・と感じてしまう、そんなシリーズです。
「黒い家」や「青い炎」と同じ作者の作品にはとても思えません。
完全に密室トリックが主眼となっており人間ドラマが描かれていないのです。
犯人は物語の前半で早々に明らかにされます。フーダニット要素は完全にゼロです。
それどころか、犯人が密室を作るに至った経緯や心理状態などもしっかり描けておらず、トリック解明に躍起な印象です。
そのトリックに関してもマニアック過ぎて、「凄い」ではなく「へぇ、そんな事が出来るんだ・・・で?」止まりです。
密室トリックモノが好きな読者にとっても面白い内容ではないのではないでしょうか。

青砥さんの存在意義もイマイチ不明で、完全にお笑いキャラになっています。
ギャグ作品と割り切る事ができれば楽しく読めるのかもしれませんが、やはりこの作者には「黒い家」や「青い炎」のような作品を期待してしまうので・・・

梁山泊
MTNH2G0O
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

鍵のかかった部屋の感想

「硝子のハンマー」の二人、防犯コンサルタントと称する榎本 径と天然ボケの弁護士青砥純子が登場する、密室殺人を題材にした短・中篇四編が収められた本である。
「佇む男」は死体の口に蛆がいたことなどからトリックを暴いていく過程が描かれている。

「鍵のかかった部屋」は自殺をする理由がないという肉親の訴えから背景を調べ動機を確認して、その後思考を重ねトリックを見破るまでを描いている。

「歪んだ箱」は欠陥住宅を施工した業者の社長を殺害した犯人と現場で密室の謎をやり取りしながら犯行方法を暴いていく内容になっている。

それぞれ背景や舞台を工夫して密室トリックを構築しているが、読んでいて退屈になってきた。
何故だろう・・・。すごく手の込んだトリックを考えて犯行を成し遂げた犯人に対して、榎本の思考のプロセスがどうも良く分からない、その為じゃあ無いのだろうか。まるで始めから答えを知っていたような解答の出し方をするそんな違和感がある。

もっと物語が読みたい。綾辻行人や有栖川有栖を読んでいるとき北村 薫の「空飛ぶ馬」は新鮮だつた。

そんな「新鮮」にもっと触れたい。

四編目の「密室劇場」は読む気が起きず本を閉じた。

ニコラス刑事
25MT9OHA

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