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五番目の女の評価:
8.50/10点 レビュー 2件。 B ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです
平均点8.50pt
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
五番目の女の感想
クルト・ヴァランダー警部シリーズ10作品のうちの6作目です。シリーズものとして脂の乗った読み応えのある作品でした。イースタ警察の捜査チームの面々のキャラクターがとても良く描かれ、個々のエピソードが物語に彩を添える役割を十分に果たしています。残虐な殺人事件を捜査するヴァランダー以下のチームも、皆目犯人像が見えない中、地道な捜査で一歩一歩犯人に迫っていく様子が丹念に描かれていて読み応えがあります。天才的な閃きとかそう言ったことで捜査が進むといった都合のよい話ではなく、時には迷い仲間の意見や別のとらえ方で状況を推理し直す着実な捜査の仕方が読むものを引っ張っていきます。この、物語に没頭させて読者を引っ張っていく力量は並みではありません。その筆力で試行錯誤しながら連続殺人犯を追うヴァランダーたちの過酷な日常が淡々と描かれているところもとても好感が持てます。証拠を残さずミスリードを図る犯人に最初は迷わされますが、始めから感じていた違和感を信じ仮説を追っていくヴァランダー警部。チーム責任者としての苦悩を盛り込みながら犯人に辿り着く過程がミステリとしても警察小説としても大変良くできた作品であると感じました。後記に著者の経歴やエピソードが書かれていますが自分としては意外な感じの人だと思いました。才能のある人はそこにピタッとはまるように世の中は出来ているんですね。
クルト・ヴァランダー警部シリーズ10作品のうちの6作目です。シリーズものとして脂の乗った読み応えのある作品でした。イースタ警察の捜査チームの面々のキャラクターがとても良く描かれ、個々のエピソードが物語に彩を添える役割を十分に
果たしています。残虐な殺人事件を捜査するヴァランダー以下のチームも、皆目犯人像が見えない中、地道な捜査で一歩一歩犯人に迫っていく様子が丹念に描かれていて読み応えがあります。天才的な閃きとかそう言ったことで捜査が進むといった
都合のよい話ではなく、時には迷い仲間の意見や別のとらえ方で状況を推理し直す着実な捜査の仕方が読むものを引っ張っていきます。この、物語に没頭させて読者を引っ張っていく力量は並みではありません。その筆力で試行錯誤しながら連続殺人犯を追うヴァランダーたちの過酷な日常が淡々と描かれているところもとても好感が持てます。証拠を残さずミスリードを図る犯人に最初は迷わされますが、始めから感じていた違和感を信じ仮説を追っていくヴァランダー警部。チーム責任者としての苦悩を盛り込みながら犯人に辿り着く過程がミステリとしても警察小説としても大変良くできた作品であると感じました。後記に著者の経歴やエピソードが書かれていますが自分としては意外な感じの人だと思いました。才能のある人はそこにピタッとはまるように世の中は出来ているんですね。