寺の離れで「なんでも屋」を営む俺の叔父さん。家族には疎まれているが、高校生の俺は、そんな叔父さんが大好きだった。

「犯人は〇〇だよ」。鈴木の情報は絶対に正しい。

『○○○○○○○○殺人事件』で鮮烈デビューした「奇才」による待望のメフィスト賞受賞第1作!上木らいちは援交をする高校生で名探偵でもある。

新米探偵・愛香は、親友の別荘で発生した殺人事件の現場で「貴族探偵」と遭遇。

大学院生・栗栖川亜理は、最近不思議の国に迷い込んだアリスの夢ばかり見ている。

物語に、喰われちまえ。想像力の暴走に任せた、驚くべき古書幻想譚 また買ってしまった──。

2058年4月、上海大学で20世紀の探偵小説を研究していたユアン・チンルウは、国家科学技術局から呼び出される。

昭和18年、大阪・船場。 陸軍少将の娘は商家の長男に嫁いだ。

学園の一角に建つ壁には日暮れると生徒たちの影が映った。そしてある宵、壁は映し出した、恐ろしい場面を……。

戦中のハルビン、戦後の日本、そして現代――。

小さな田舎町・名鳴で住人の不審死が続発した。頼りにならない警察に業を煮やした町人たちは探偵招聘を決意。

信州の山荘で、鍵の掛かった密室状態の部屋から会社社長の遺体が発見された。

毎朝配達される幻灯新聞が食卓に話題を提供し、港にはエーテル推進機を備えた空中船が着水・停泊。

億万長者の老人が森江法律事務所へ遺言書作成の相談に訪れた帰途、密室状態の袋小路で殺害された。

神降市に勃発した連続猫殺し事件。芳雄憧れの同級生ミチルの愛猫も殺された。

推理作家の美袋三条は、知人の別荘で出会った佑美子に刹那的に恋をする。

ニューギニアから復員してきた金田一耕助の探偵事務所に、没落の一途を辿る名門・柳條家の息子月光が相談にやってきた。

慌てて乗ったバスの車内で殺人事件に遭遇した女学生・鶴子。

検閲官に追われる少女と出会ったクリスは、再会した少年検閲官エノと共に、少女が追われる原因である〈小道具〉を探し求めて孤島の洋館に向かう。

志摩半島の近くに浮かぶ小島・パノラマ島。菰田家の当主である源三郎が造り上げた巨大な楽園は今や廃墟となっていた。

反骨の検事・名城政人が殺人容疑で逮捕された。検察内部の不正を告発しようとしていた彼の罪状には、冤罪の疑いが色濃い。

「あきれたものね、無能な探偵だこと」 欧州の小国を訪れた森江春策。

著者のエッセンスが満載された最後の短編集 八人の子供がいる家庭へ脅迫電話。「子供の命は預かった」。

科学知識を駆使したミステリを描いた、日本SFの先駆者・海野十三。

共同下宿の古アパートで起きた、ミニコミ誌制作サークルのメンバーを狙った連続殺人の真相は? 青年探偵・森江春策初登場作にして本格ファン必読の第1回鮎川哲也賞受賞作。

学問好きのちせ、男装の浅茅、阿蘭陀人と遊女の間に生まれたアフネス、お家騒動から逃れた喜火姫、武術に優れた野風――少女たちは徳川12代将軍・家慶が治める御世に偶然出逢った。

乱歩の未完の傑作が完結! 犯人・密室・謎の記号の正体とその向こう側 江戸川乱歩のいわくつきの未完作「悪霊」 デビュー百年を越え、いま明かされる、犯人・蔵の密室・謎の記号の正体。

帝都に集結する名探偵50人! 江戸・戦前・戦後。

そいつはいったい誰なんだ?「ホテルの客で唯一、自分を殺そうとしていないのは?」「豪華客船の中で殺されるのは?」「雪の山荘が爆破される緊急事態に生き残ったのは?」……多彩な7つの設定で魅せる、奇妙奇天烈、変則フーダニットの見本市。

琵琶湖畔にそびえる壮麗な怪建築群―“綺想宮”を訪れた名探偵・森江春策を待ち受けていたのは、美しき案内人・二十重亜綺楽と七人の奇怪な滞在客だった。

ある日、あなたのもとに届いた一通の呼出状。それはあなたが裁判員候補者として選ばれたという通知だった。

日本推理作家協会賞・本格ミステリ大賞ダブル受賞記念 緊急出版決定! 《森江法律事務所》にかかってきた敏腕女性検事・菊園綾子からの電話は、花村カオルという札付きのワルが身辺をかぎ回っているようだから気をつけろと警告するものだった。

バイト先の女子高生との淡い恋、転校してきた美少女へのときめき、年上劇団員との溺れるような日々、集団自殺の一歩手前で抱いた恋心、そして人生の夕暮れ時の穏やかな想い…。

ロンドンで見つかった鶴屋南北の未発表作品をめぐる不可解な見立ての連続死、そして「南北の作品」自体に秘められた謎。

「伝説のSF作家が遺した未発表原稿『多世界の猫』を盗んでほしい。

少年名探偵と怪人どくろ男爵、時空を越えて対決す!「黄金夢幻城」を目指す少年名探偵の大冒険は、さまざまな物語世界を、そして時空を通り抜け、「現代」に蘇る。

府知事候補の娘樹里が誘拐された。身代金運搬に指名されたのは全く無関係の青年阿月。

明治政府の雇われ技師エッセルは、謎の館で偶然死体を発見するが、その後死体は消失した。

名だたる探偵作家が書きながら、今はほとんど顧みられない少年少女向け推理小説。

昭和12年の冬、薬問屋の娘の依頼を受けて、商都大阪を訪れた若き日の金田一耕助。

あなたのとなりに乗っているその人、さっき人を殺してましたよ―。移動するだけが鉄道の利用法じゃありません。

欧州の城グラン・ギニョール城に招かれた名探偵ナイジェルソープ。客の間には緊張が漂い、嵐の夜を境に惨劇が続く。

名探偵・森江春策が〈日本のモン・サン・ミッシェル〉に聳える館で遭遇した殺人を解き明かす王道の犯人当て「月琴亭の殺人」。

雪深い谷庭にある山荘に招かれたのは、年齢も職業も違う六人の女たち。

孤独に暮らす老婆と出会った、大学生の総司。

巨大な塔時計の一風変わった文字盤が見守る中、怪事件が連続する!和時計の刻む独特の時間は、事件と関わりなく流れているようでもあり、犯罪に荷担しているようでもあり…。

一九〇〇年、十一年ぶりの万博に沸き返るパリ。

架空の殺人事件をしたて、警察とマスコミがいかにして冤罪を作り出すか告発しようという無謀な計画。

数理情報工学の天才、久珠場博士が死去。遺産は百億円にも上るという。

旧作を発掘し、本格ミステリー界の話題をさらってきた「本格推理マガジン」最新作登場。

念入りに顔を焼かれていた男の死体―被害者は映画業界に巣くう業界ゴロ。

維康豹一は、××××年、独自の地方自決構想が支持され、大阪府知事の就任した。

明治二十六年、杉山潤之助は、旧知の月輪龍太郎が始めた探偵事務所を訪れる。

アウトドアが趣味の公務員・沖らは、 仮面の男・黒沼が所有する孤島での、 夏休み恒例のオフ会へ。

レトロな探偵小説に熱中する小学生・森江春策は、ある日黄昏の車窓から見つけた《電氣世界館》の看板に惹かれ、謎の館と老紳士を巡る大冒険を体験した。

浪華の夜を不可解な装束の集団が練り歩き、それを目撃した五瓶は何者かに襲われる。