クリスマス直前、居酒屋で〝サンタクロース消失事件〟について議論していた楓たちは、紳士然とした男性・我妻に声をかけられた。

チェリストの黛由佳が放火事件に巻き込まれて死んだ。

わたし、悪くない。ひとりで破滅なんて絶対しない。

かつて小学校の校長だった切れ者の祖父は現在、幻視や記憶障害といった症状が現れるレビー小体型認知症を患い、介護を受けながら暮らしていた。

「圧倒的知識によって紡ぎ出された、美しくも残酷な生物学的多様性。

誰もが容疑者。誰もが当事者。

ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説! 射守矢真兎(いもりや・まと)。女子高生。

蝶が恋しい。蝶のことだけを考えながら生きていきたい。

空也が小夜子のスマホを拾ったことで、ふたりは運命的に出逢う。小夜子は学生時代に事故によって左目に義眼を入れていた。

大御所ミステリー作家・室見響子の遺稿が見つかった。

あたしは、世界の本当の姿を知りたい。 1936年、旧弊な日本を抜け出し、仏印ハノイで地理学を学ぶことになった鞠。

野党第一党の高月馨は窮地に追い込まれた。

この男がいるから現場が回る――名探偵の正体は、無名のオジサン俳優！左右田始、職業俳優。

悪夢の甲子園決勝再試合から25年。

東京地方裁判所、104号法廷。

ある雨の日、男性教師が何者かに刺殺された。捜査本部が設置されるが、目撃者もなく捜査は難航する。

検事を辞して弁護士に転身した佐方貞人のもとに殺人事件の弁護依頼が舞い込む。

十七歳の夏、親もとを出て「黄色い家」に集った少女たちは、生きていくためにカード犯罪の出し子というシノギに手を染める。

私は探している、「人を殺せる」怪談を。

前代未聞「二児同時誘拐」の真相に至る「虚実」の迷宮！真実を追求する記者、現実を描写する画家。

第22回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞受賞作、文庫化です! 紀元前1300年代後半、古代エジプト。

「天から与えられた才能はどこへ消えた？」 舞台はヴィクトリア朝京都。

日本に眠る究極のエネルギーをめぐる奮闘と陰謀! 政治経済小説の最高峰。

京都が生んだ、やさしい奇跡。

父の冤罪をすすぐため、　 青年は身命を賭して復讐を誓った。

問題を起こし家裁に送られてきた少年を一定期間預かる制度ーー補導委託の引受を突然申し出た父・孝雄。

武士が護るべきは、主君か、家族か。

第42回小説推理新人賞受賞作を含む全5篇の連作短篇集。

大学の同級生だった麻矢、璃子、友梨香。三人はよく飲みに集まっては夫の愚痴を口にし、日頃の鬱憤を晴らしていた。

大学を中退し、夜の街で客引きのバイトをしている優斗。

「絶対にお父さんと同じお墓には入りたくない！」四十九日の法要を目前に控え、突然明らかになった姑の遺言。

東京、炎上。正義は、守れるのか。

案山子だらけの宵待村で、案山子に毒の矢が射込まれ、別の案山子が消失し、ついに殺人事件が勃発する。

本が、殺人鬼を狩る――！ 作中作に仕掛けられた秘密とは？　 巧緻に長けた異形の報復サスペンス！ 12歳のイヴは、連続殺人犯〈ナッシング・マン〉に家族を惨殺された。

子どもは救いであり希望。母でいることは罰。

18世紀、夢の動力、永久機関をめぐり発明詐欺が横行。

余計なことは喋らない。上司から疎まれる。

いつのまにか密室になった教室。毎週必ず借り出される本。

ソ連時代のバルト三国・エストニアに生まれたラウリ・クースク。

これまで何冊もの大ヒット小説を生み出してきた 編集者・立花のもとに届いた奇妙な原稿。

無人島のコテージに滞在する男女の恋模様を放送する、恋愛リアリティーショー「クローズド・カップル」の撮影が始まった。

友安小輪の人生は、二十代半ばを過ぎるまで平穏だった。

フィギュアスケーターとして競い合った志藤に塩澤は秘めた想いを抱いていた。あるコーチの転落死から、二人の関係に変化が。

「黄泉の森には絶対に入ってはならない」 人なのか、ヒグマなのか、禁域の森には未知なる生物がいる。

神社に詩集を置かせてくれと頼んできた女子高生の佑紀奈には、玲斗だけが知る重大な秘密があった。

ほんとうにこわいものは、何? ひかりの家の押入れにいる、形も声もなんにもない影みたいなやつ、ナイナイ。

在りし日の友情と恋。立ちはだかる悔恨と贖罪。

台風直撃の夜、山深くの旅館で立てこもり事件が発生。館内で不可解な殺人事件まで起き、さらに土砂崩れのカウントダウンが……。

AIに心は宿るか。

春高バレーの予選まであと数日。

本格シーンの次世代を担う逸材だ。確かな論理と刺激的な結末をご堪能あれ! 東川篤哉 彼が狙っているのは強行突破だ。

9人のうち、死んでもいいのは、ーー死ぬべきなのは誰か? 大学時代の友達と従兄と一緒に山奥の地下建築を訪れた柊一は、偶然出会った三人家族とともに地下建築の中で夜を越すことになった。

この人は人生をリノベーションするつもりだ――亡き夫から莫大な遺産を相続した女性の前に絶縁したはずの兄が現れ、「あんたは偽者だ」といいだす。

警察のあきれた怠慢のせいでストーカー被害者は殺された!? 警察不祥事のスクープ記事。

殺人犯を見つけてはならない。それが、わたしたちに課された戒律だった。

ハードボイルド界のトップランナー・大沢在昌の人気シリーズ 〈ボディガード・キリ〉最新刊 対象:岡崎紅火(べにか)、女子大学院生。