人探し
- 小説推理新人賞受賞 (25)
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著者は東大の博物館の教授で農学・獣医だそうである。工学部で、究極のロボットは生体である/生体は究極のロボットである、ときいたことがある。歩容解析とはそれを地で行く。治安維持のためといえばいいがプライバシーもなく監視社会の怖ろしさを感じる。すでに実用化されているのではないか。はじめのほうの性被害の描写は推理小説とはいえ東大教授がもうすこし品よく描けないものか。主人公の女性研究者の怨念の根源となっていることはわかる。 | ||||
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新聞で作者紹介を読んで興味をそそられ読んでみたが、面白くなかった。 登場人物も次々出てくるけど誰も魅力が無いし、主人公の復讐劇もなんかなあ~って感じ。 巻末の作者紹介において「「18歳で小説を書き始めた時と同じ土俵に立ちたいから現在の職歴はあえて表示しなかった」と作者は朝日新聞で述べていた。なのに帯に「東大教授が描く復讐劇」とかある。 出版社が売りたくて余計な事をしたのかどうかしらないけど、こんな言葉を惹句とするのが浅はか。 あえて無名の新人としてそっとしておけばいいのに。 そのほうが、文章の拙さも好意的に読まれるのではとか思う。 | ||||
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石倉の喋り方、あんな口調の人いるかな・・?主人公の復讐、何故あのやり方だったのか?ちょっとわからなかった・・。ラミダスを使った人探しは面白かったけど、なんだかなぁと思う所が多くて自分にはちょっと合わなかった。 | ||||
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歩容習慣を分析して、人を探してくれるAI技術「ラミダス」。 人間の顔認証は顔を隠したりしたら、把握できない。その代案として人間の歩き方を研究して人を探す技術を開発した。 主人公は自分の辛い過去に繋がる人を探すため、ラミダスを開発した。この技術を実現するためには人々の歩き方を学習するデータが必要だ。その役割を鉄道会社の防犯カメラの動画データが担った。また、殺人など犯行現場から立ち去る被疑者を特定して現実の社会に貢献しようとする。 しかし、いかにいい意味としてこの技術を開発して活用したくても、これは極端にいうと監視社会を意味することでもある。 連作短編としてもっと人々の思いを深堀すればよかったと思うが、新人文学賞に出した原稿だからそこは無理かもしれない。 人の歩き方を間接の動きや構造などを解剖学的に詳しく説明してくれるのでリアリティがあったが、そこが逆に難しく感じられた。 よく練られて作品で次の作品が期待される。 | ||||
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小説推理新人賞受賞の短編に加筆して長編化したもの。 作者は現役の東大教授(東大総合研究博物館で働く動物学者・解剖学者)だそうだ。 人間の歩き方で個人を特定する「歩容解析」の画期的システム「ラミダス」を作り上げた女性・能瀬恵がヒロイン。オリジナリティあふれる知的なエンタメである。 能瀬は警察や鉄道会社とタッグを組み、防犯カメラ映像から歩容解析で未解決事件の犯人を探していく。 だが、彼女の真の目的は、ラミダスを用いて個人的な復讐を遂げることにあった……という話。 清水玲子のマンガ『秘密 -トップ・シークレット-』は、殺された被害者の脳から生前の映像を再現する架空の科学捜査の話だった。 歩容解析から防犯カメラ映像で人探しすることも、近未来には可能になるのかもしれない。 人工股関節を入れたり、痛風になったりすると歩容が変わって探しにくい……なんて話も面白い。 面白く読んだが、ヒロインの終盤の復讐方法(◯を✕△する)が私には理解不能だった。 作者は解剖学者だそうだから、もしや、その知識を活かしたくてこういう展開に……? 他にも不満点がある。 脇の人物が類型的過ぎて魅力がない。「叩き上げのベテラン刑事」とか、「天才肌だが非常識なエンジニア」とか、世間一般のイメージのテンプレそのまんまな感じがしてしまう。 あと、全体的に会話に作り物感があって、不自然でぎこちない。 以上が減点ポイント(エラソーですみません)で、ゆえに星4つとした。 | ||||
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