案山子だらけの宵待村で、案山子に毒の矢が射込まれ、別の案山子が消失し、ついに殺人事件が勃発する。

十八世紀末、フランスと交戦状態にある英国海軍は常に兵士不足だった。

運だけで数々の難事件を解決してきた轟運探偵と助手の努力探偵に、一件の探し物の依頼が届く。

「私の目を、最後まで見つめていて」 そう告げた『道連れの魔女』リリィがヒースクリフの瞳を見ながら絶命すると、二人は1日前に戻っていた。

本格ミステリ大賞受賞の鬼才が仕掛ける、空前絶後の推理迷宮。 精神科医の象山は家族を愛している。

孤島に立ついびつな形の洋館・奇岩館に連れてこられた日雇い労働者の青年・佐藤。

殺人を企む一人の男が、土砂崩れを前に途方にくれた。 復讐相手の住む荒土館が地震で孤立して、犯行が不可能となったからだ。

ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説! 射守矢真兎(いもりや・まと)。女子高生。

文化人類学の学徒たちが“地図にない島”で遭遇する! 異様な世界(クローズド・サークル)、異常な殺戮(ジェノサイド)、異形な真実(アルゴリズム)! 帝旺大学人文学部文化人類学科の最強頭脳集団・桐村研が現地調査に赴いたのは、国家に隠匿された地図にない島ーー鳥

無人島のコテージに滞在する男女の恋模様を放送する、恋愛リアリティーショー「クローズド・カップル」の撮影が始まった。

上海郊外の湖畔に建つ陸家の館で殺人事件が起こる。

小学校最後の夏休みが終わった。小学校卒業まであと半年。

さあ――わたくしたちの推理を始めましょう 時崎狂三――人には言えない過去を持つ女子大生。

屍人、屍食鬼、吸血鬼―死後もこの世を徘徊する不死人が存在する世界。

本年度最高のホラーミステリ登場! 洋館で繰り返された残虐な事件・・・・・・ うごめく恐怖、悲しい記憶から 私たちは逃れられるのか? 少女の頃に念動力で世間を騒がせて以来引きこもるようになった紗良を、幼馴染のひなたは見守ってきた。

乱歩の未完の傑作が完結! 犯人・密室・謎の記号の正体とその向こう側 江戸川乱歩のいわくつきの未完作「悪霊」 デビュー百年を越え、いま明かされる、犯人・蔵の密室・謎の記号の正体。

東京都町田市郊外で身許不明の焼死体が発見された。

わたしは今すぐ逃げなければならない。 あいつらから、この森から。

大正時代末期、大阪船場。画家の壮一郎は、妻・倭子の死を受け入れられずにいた。

札幌市近郊の町、荏原市で発生した女子大生殺人事件。

「最恐の幽霊屋敷」という触れ込みで、貸し出されている一軒家がある――。

「永遠の命はほしい？」 巨大な版図を誇るラーマ国。

あの北山猛邦が真正面から「館」に挑む正統派新本格ミステリ! 「本格ミステリの神」と謳われる作家・天神人(てんじん・ひとし)が統べる館、「月灯館(げっとうかん)」。

「完全なる密室」の謎を解け。横溝賞作家による衝撃不可避の本格ミステリ! 富山県の沖合に浮かぶ油夜島。

救えるはずの事故で兄を亡くした青年・ハルオは、贖罪の気持ちから救助災害ドローンを製作するベンチャー企業に就職する。

警察の介入が一切なく、偽造パスポートでもグレネードランチャーでもルームサービスでお届け可能な犯罪者御用達ホテル。

グロテスクな人形作りで、世界中からファンを集める常世三姉妹。

「おまえの首も抜けるかもしれない。

最愛の妻を亡くし引退したベストセラー作家がある日ふと目覚さますと、そこは見知らぬ孤島だった。

闇から闇へ“人を助ける”仕掛け人! 慶応元年の横浜。

大御所ミステリー作家・室見響子の遺稿が見つかった。

学校に来なくなった「名探偵」の葛城に会うため、僕はY村の青海館を訪れた。 政治家の父と学者の母、弁護士にモデル。

大阪で活動する三人組女性地下アイドル「ベイビー★スターライト」は、様々な問題を抱えて危機的な状況にあった。

柄刀一版“国名シリーズ”ここに完結！ 心臓移植経験者である南美希風は、その移植手術を執刀した恩人の娘であるエリザベス・キッドリッジの長期休暇に合わせて日本中を旅していたが、行く先々で不可解な事件に巻き込まれていく。

最愛のひとり息子を失った桜子は、カウンセラーの久根からふしぎな壺を与えられる。

高原の保養施設「風神館」に集まった十人の男女。

女名探偵の死宮遊歩は迷宮牢で目を覚ます。姿を見せないゲームマスターは｢六つの迷宮入り凶悪事件の犯人を集めた。

謀殺された幼馴染みの復讐のため、テレビ局のADとなった竜泉佑樹。

第22回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞受賞作、文庫化です! 紀元前1300年代後半、古代エジプト。

ーー決して解かれえぬ謎と共に炎に包まれ、この世から消え去った「大樹館」。

A国MD州で現金輸送車襲撃事件が発生。

分からんのか? つまり、犬神家状態ってわけだよ。

殺人犯を見つけてはならない。それが、わたしたちに課された戒律だった。

「私たちが絆を断った日、島は赤く染まった。

こいつら、最高すぎる……！　昼休みの“完全犯罪”にご用心！？ 本格ミステリ大賞受賞作家の最高到達点！ 九十九ヶ丘高校のある日の昼休み、２年の男子ふたりが体育館裏のフェンスに空いた穴から密かに学校を脱け出した。

嵐の私雨邸に取り残された11人の男女。

これまで僕は自分の書いたものを奇書と思ったことはないのだが、今回ばかりは堂々と奇書を自任してもいいかもしれない。

『魔眼の匣の殺人』から数ヶ月後――。

スペイン、ガリシア地方の小村。神秘的な岩の建造物ポルタレンの下で、心臓を抉り出された若い娘の死体が発見された。

読まないほうがいい。虜になってしまうから……。

油絵画家の井口は、泥棒に転職した蓮野を連れて、数十年前に置時計を譲ってもらった、ロデウィック氏という発明家の富豪の元へ訪れる。

瀕死の妻を救うために約60年前にタイムトラベルした加茂。

山中に隠棲した文豪に会うため、高校の合宿を抜け出した僕と友人の葛城は、落雷による山火事に遭遇。

首都圏で発生した、地下建築での連続切り裂き魔事件。犯人も被害者の共通点も不明のまま、捜査は難航していた。

大雪の日、大人気作家の御津島磨朱李が細部までこだわった新邸のお披露目会が行われた。

「俺はここにいると言ってるんだ。いないことになんかできねえよ」。