大正8年東京・本郷区駒込団子坂、平井太郎は弟二人とともに「三人書房」という古本屋を開く。

大好きな従姉の事故死に不審を抱く大学生・高文は、彼に片思いするフリーター女子・来宮を“助手”に真相を探っていく。

いつだって僕は彼女の助手だ。目には見えない、“名探偵”の彼女の。

嵐の私雨邸に取り残された11人の男女。

一次大戦。ルーマニアの首都ブカレスト。

「なんでここにいるの？もしかして動いた？死んでるのに？」 どこまでもロジカル、限りなくポップ。そしてほんのりクレイジー。

救えるはずの事故で兄を亡くした青年・ハルオは、贖罪の気持ちから救助災害ドローンを製作するベンチャー企業に就職する。

七夕の夜、ユアンは留学で中国を離れる親友ヂィンに会いに出かけた。

「犯人だって、好きで犯罪に走ろうとしているわけではありません。必ず迷いがあります。

生まれつき左眼だけ翠色、オッドアイの女子高生・小鳥遊(たかなし)唯(ゆい)は、右目に緑色のカラコン、黒いマントの二八歳独身男性、暗黒院(あんこくいん)真実(まこと)(本名・田中友治)が営む探偵事務所で助手を務めている。

ベトナム人技能実習生が派遣先の上司を刺して行方をくらました。

案山子だらけの宵待村で、案山子に毒の矢が射込まれ、別の案山子が消失し、ついに殺人事件が勃発する。

警察の介入が一切なく、偽造パスポートでもグレネードランチャーでもルームサービスでお届け可能な犯罪者御用達ホテル。

余計なことは喋らない。上司から疎まれる。

大御所ミステリ作家の宮内彰吾が、癌の闘病を経て61歳で死去した。

絵本作家の母に育てられた、9月生まれのセプテンバーと、翌年7月生まれのジュライ。

亜紗は茨城県立砂浦第三高校の二年生。顧問の綿引先生のもと、天文部で活動している。

この町の誰が”顔を変えた殺人者”なのか? 時は、戦後間もない昭和22年。

徐々に感情が失われていく病「アエルズ」に罹患した、元麻酔医・伝城英治。

大学の寮で、高校の部室で、 亡き祖父の書斎で―― ぼくらが遭遇した五つの謎。

昆虫好きの心優しい青年・〈エリ沢泉〉(えりさわせん。「エリ」は「魚」偏に「入」)。

犯罪王の孫と探偵王の娘、宿命の結ぶ二人は探偵学園にて相見える──! 日本で最も取得困難とされる国家資格、国家探偵資格を求めて日本中から生徒が集まる真理峰探偵学園。

神紅大学ミステリ愛好会会長・明智恭介。

「Q.人はなぜ謎に惹かれるのか?」 「A.知ることは、生きることとイコールだから」 人間の意識を半永久的に持続可能な人工身体にコピーしたヒューマノイド=〈カティス〉が生まれた近未来。

こいつら、最高すぎる……！　昼休みの“完全犯罪”にご用心！？ 本格ミステリ大賞受賞作家の最高到達点！ 九十九ヶ丘高校のある日の昼休み、２年の男子ふたりが体育館裏のフェンスに空いた穴から密かに学校を脱け出した。

「人が居つかない家、というものは存在する」恐怖が3度襲うホラーミステリ 第1話「あの子はついてない」 母と共に庭付きの一軒家へ引っ越してきた中学生の茜里。

ある朝目覚めると、大学生で「篠井有一」だった僕は、見知らぬ部屋で若い女になっていた。

「証明してくれよ、おれが犯人だって」銃を片手に私立探偵ビルを訪ねてきた男はそう言った。男はかつての依頼人。

生徒の悩みを解決に導く「迷わない子ひつじの会」。

モンスターパニック×不可能犯罪。 近い将来、人類はこの怪物に駆逐されるのか。

両親の死の真相を探るため、引きこもり生活を脱し警察官を志した19歳の沖野修也。

女名探偵の死宮遊歩は迷宮牢で目を覚ます。姿を見せないゲームマスターは｢六つの迷宮入り凶悪事件の犯人を集めた。

湊かなえ、道尾秀介、お墨付き!!　――天国は殺人現場でした。

戦争の影響と電子書籍の普及により、紙の本が貴重な文化財となった近未来。

心理学で嘘を見破り数多の被疑者の口を割ってきたエリートである一方で、家具や衣服を持ち込んで検事執務室に住み着く変わり者の検事・大神祐介。

“本の町”読長町に住み、書物の蒐集家を曾祖父に持つ高校生の深冬。

第一話のお題「演劇を扱った中編。

遊廓「墜月荘」で暮らす「私」には、三人の母がいる。孔雀の声を真似し、日がな鳥籠を眺める産みの母・和江。

累計15万部突破「薬剤師・毒島花織の名推理」シリーズのスピンオフです！ 新宿で50年以上続く漢方薬局には、今日も様々な悩みを抱えた人たちがやってくる。

大学入学直前のピップに、不審な出来事がいくつも起きていた。無言電話に匿名のメール。

貴志祐介が描くホラーミステリの極北 。あなたの罪が、あなたを殺す。

関野浩樹は、往年の名投手竹下竜司のモノマネ一本で生計を立てている。

たった数ページで、あなたの日常が蝕まれる……恐怖の深淵を覗く物語21編！ ホラー小説の旗手が贈る、戦慄の初ショート・ショート集 「得体が知れないからこそ怖く、面白い。

ススキ野原のまんなかに立つ秋葉図書館。ごく普通の市立図書館に見えるけれど、実はちょっとした伝説がある。

どこをさがしても見つからない。いくらさがしても見つからない。

ときは文政、ところは江戸。

二〇一七年、東京竹芝で善良な弁護士、白石健介の遺体が発見された。

閑静な別荘地で起きた連続殺人事件。 愛する家族が奪われたのは偶然か、必然か。

可愛くて鋭い山田さんの学園ミステリー、第二幕! 山田姉妹と戸村に今日も奇妙な事件(相談事)が寄せられる。

作家生活10周年記念! 物語の魅力がぎゅっと詰まった、珠玉の作品集 「緑の子どもたち」 植物で覆われたその家には、使う言葉の異なる4人の子どもたちがいる。

大規模な詐欺事件を調査していたキャスターが、不可解な事故で死んだ。

六年付き合った彼氏に手酷く裏切られたＯＬ・麻友が出会ったのは「合法復讐屋」エリス。

想定外のラスト!人気作家が仕掛けた「完璧な小説」とは――? 人気作家・柊木逸歌の監禁容疑で捕まった月村荘一は柊木の高校時代の友人であった。

他人のものばかり欲しがるあの子。いるはずのない住人の気配。

イスラエル諜報機関長官を引退したガブリエルはヴェネツィアに居を構え、美術修復師として静かな生活を送ろうとしていた。

幸福な作家など存在しない――山白朝子による業界密告小説。 私の職業は小説家である。