子ひつじは迷わない 回るひつじが2ひき
※タグの編集はログイン後行えます
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
子ひつじは迷わない 回るひつじが2ひきの総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ラノベとミステリをうまく組み合わせてると思います。 ミステリの外側を真の問題解決でくるむ構造は,既存のミステリ批判になりえているかもしれません。 また,この巻のかぐや姫にヒントを得た国語試験編は, ミステリアンソロジーに収録されても良いくらいだと思います。 回答から浮かび上がる兄弟の人間模様も趣深いところです。 (もっとも,本文と試験問題を行きつ戻りつする必要があるので, ここだけは紙ベースで読みたいところです。kindleではちょっとしんどいですね。) ただ,この巻に限りませんが,守秘義務の扱いがどうにも腑に落ちません。 自分の悩みを,隣で関係ない人が聞いてたことに,誰も怒らないの?? 聞こえちゃうのはしょうが無いとしても,聞いた方も聞こえなかったフリするのが普通では? ということで1点減点しました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
生徒会長の竹田岬が思いつきで作った悩み事相談所、迷わない子ひつじの会で相談事に対応することになった成田真一郎と佐々原三月は、その会議室の隣部屋に巣食う文芸部の少女、仙波明希に相談を持ちかける。そして彼女は、めんどくさそうに、そして成田真一郎のやり方に嫌悪を示しながらも、結局は彼らを助けてくれるのだった。 今回、迷わない子ひつじの会に持ちかけられる相談は3つ。告白した女の子から出された文章問題の解答に苦労する少年、喫茶店のオムライスが引き起こす事件の怪、そしてまじめな生徒と教師のまじめすぎる悩みだ。これらの悩みに正攻法で解答を得ながら、しかしそれをあえて外して解決に導いて行く。 仙波明希の成田真一郎に対する嫌いっぷりと、成田真一郎の色んなものを巻き込んだ解決方法、そして佐々原三月の危なっかしさと、三拍子そろったキャラクターが織り成すミステリー風の学園ものになっている。 それはそれとして楽しむとして、個人的には一話目の三国志を底本とした様なテストの問題文も面白かった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ミステリー作品でありながら、内容が全く練られていない。 すぐに解答に結びつくような稚拙な問題提起と、他人任せな解決方法。 主人公達、会の人間は己で考えることなく、すぐさま解答を請う始末。 その相談内容にしても、特に2話目の相談内容ではミステリーではなくデジタルな算数であり、モブキャラの行動パターンがRPGに出てくる『村人』のようなデジタルな行動が大前提に無いと成立しない、はっきり言ってくだらない内容となっている。 自分は2話目の解決編を前に本を閉じた。 1巻のときにも指摘したが、――補足説明――が多く、とにかく読みにくい構成となっている。 特に2話目のP85.4〜5行目では相談者による状況説明の中でも使用されており、言葉で説明する場合にはその様な話し方にはならないだろうと言う矛盾した内容も気になるところ。 また、『ゑ』という表現も多用されており、間抜けな表現のつもりなのだろうが、作品そのものが間抜けになっている。 この作品としてのオリジナリティ、アイデンティティとして機能させたいのかもしれないが、はっきり言って作品の質を落としているだけのものであり、ただ単に文章力と構成力が無いだけの作品にしか見えない。 視点の入れ替えも、解答を見出せない人物をでっち上げているだけであり、物語が膨らむどころか陳腐な物となっている。 ただ、1巻に続き、作者の三国志に対する愛だけは伝わってくる 1巻ではまだ作品としてきちんと成り立っていたが、2巻では設定的にももはや苦しい物となっている。 同人レベルの小説の方が遥かに完成度が高い。 これがスニーカー大賞を受賞した作品の続編だと言うのだから、もはや開いた口が塞がらない。 何よりも建物の構造が最大のミステリーと言える。 会議室での音声が隣の資料室に一方通行――LEVEL5でもアクセラレータでもなく、ましてやアクセロリータであるはずがない――で伝わるという設定が、もはやご都合主義以外のなにものでもない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
かなり形態のユニークな生徒会物の2巻。 話の筋立ては安楽椅子探偵物なんだけど、 謎を解いて終わりじゃなく、悩みの解決にまで持って行っている所が独特。 1巻は表紙の仙波ちゃんの太ももが眩しくて、間違いそうだけど、 キャラクター読みではなく、話の構成が絶妙で面白い。 2巻は1巻のラストが思わぬ引きになっていて、2巻のラストもハッキリと引きが入っているので、 3巻でどう繋げるのか今から楽しみ。 話の大筋としては安楽椅子探偵物の構成で生徒会物なので、 子ひつじの会に持ち込まれる悩み事には謎は存在しても、 探偵の解決する謎に犯人が存在せず、その先の悩みをどう解決するかがポイント。 1人称の語り部がころころ変わる構成はそのまま叙述トリックになっていて、 慣れないと振り回されるかもしれないけど、ちゃんと読み込むと楽しい。 特に2巻の最初の悩み事は、このシリーズの読み方の一端を示しているとも言えるかも? | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 4件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|