化け者手本
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啖呵を切るように生きのいい蝉谷節(せみたにぶし)が、前作『化け物心中』に比べて、ちょいと薄まっている気がしたのは残念。 さて、元女形の魚之助(ととのすけ)が、相方の藤九郎(ふじくろう)に見せる態度や言葉は、腑に落ちないところもありましたけれど、それでも、藤九郎が魚之助を思う気持ちの必死さ、ひたむきさには、胸をぐいと突かれるものがありました。 読んでいて「上手いもんやなあ」思ったんは、『助六廓櫻賑(すけろくくるわのはなみどき)』の筋立てを読者に伝えるのに、芝居贔屓(しばいびいき)の女子(おなご)たちが、藤九郎にやいのやいのとかしましく説明するてぇやり方をとったところ。単行本だと122頁から始まるくだりなんやけど、乙粋(おついき)の趣向や思いました。 単行本表紙カバーの装画! 作品の雰囲気とぴたり合っている風情が、なんともええどすなあ。そこに描かれている鳥さんは、作品冒頭にも登場する〝いすか〟です。 絵ぇ描(か)いてるんは、紗久楽さわ さん。極上上吉(ごくじょうじょうきち)の絵は、芝居国ならびに化け物界隈で人気うなぎ登りだとか。 | ||||
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