ときは文政、ところは江戸。ある夜、中村座の座元と狂言作者、６人の役者が次の芝居の前読みに集まった。

ときは文政、ところは江戸。武家の娘・志乃は、歌舞伎を知らないままに役者のもとへ嫁ぐ。

探偵・鯉城は「失恋から自らに火をつけた男」には他に楽な自死手段があったことを知る。

ある雪の降る夜に芝居小屋のすぐそばで、美しい若衆・菊之助による仇討ちがみごとに成し遂げられた。

殺人の記憶を持つ娘に惑わされる作家。消えた三つの他殺体を追う刑事。

すべては奴の筋書きどおりなのか――狂気と喝采に満ちた舞台の幕が今上がる 江戸森田座気鋭の役者・今村扇五郎にお熱のお春が、女房の座を狙って近づいたのは……。

〈ビブリア古書堂〉シリーズ著者がおくる文豪×怪異×ミステリー! 舞台は昭和初頭の神楽坂。

桟敷席を予約し続ける謎の人物の噂が立つ江戸市村座。

東京を目指し、共に旅路を行く少女・双葉が攫われた。

主家を乗っ取り、将軍を暗殺し、東大寺大仏殿を焼き払う。悪名高き武将・松永久秀は、織田信長に二度目の謀叛を起こしていた。

江戸に名探偵、参上! 石見国で藩を揺るがす陰謀に巻き込まれてしまった永見功兵衛。

優雅な余生を送るはずの隠居家は、今日も子供たちで大にぎわい。

江戸国からの阿片流出事件について、日本から査察が入った。団長は大御所議員の印西茂樹。

「最恐の幽霊屋敷」という触れ込みで、貸し出されている一軒家がある――。

「私たちが絆を断った日、島は赤く染まった。

地方都市の寂れた町にある葬儀社「芥子実庵」。

19世紀末、グラスゴー。異端の科学者バクスターは驚異の手術に成功する。

人の心は分かりませんが、 それは虫ですね――。

大御所ミステリー作家・室見響子の遺稿が見つかった。

2011年末、マンチェスター大学の学生寮から、一人の女子学生が姿を消した。彼女の名はゾーイ。

ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説! 射守矢真兎(いもりや・まと)。女子高生。

前代未聞「二児同時誘拐」の真相に至る「虚実」の迷宮！真実を追求する記者、現実を描写する画家。

塚原卜伝に始まる鹿島新当流兵法、その奥義「一の太刀」の伝承者・松軒を父に持つ、雲林院弥四郎。

紫式部が生きた平安中期を描く、豪華絢爛宮中絵巻。

小間物問屋『遠野屋』の主清之介は、生国嵯波の紅花産業に莫大な金を注ぎ込んできた。その紅餅を積んだ船が突然消えた。

1934年上海。「魔都」と呼ばれるほど繁栄と悪徳を誇ったこの地に成功を夢見て渡ってきた日本人の青年・吾郷次郎。

武士が護るべきは、主君か、家族か。

「源氏物語」に隠された、或る夜の出来事。

千葉県松戸市の結婚相談所でアドバイザーとして働くシングルマザーの平山亜紀は、仕事で顧客とトラブルを起こして以降、無言電話などの嫌がらせに苦しめられている。

謎と秘密を乗せて、今、長い航海が始まる。

室町時代、蘆屋道満の子孫として民と暮らす陰陽師兄弟。

呉服屋の箱入り娘が、着物の力でよろず解決 お江戸お仕事小説の新定番! 江戸は西河岸町の呉服屋・常葉屋は、「ここにしかない品がある」と着物に五月蠅い江戸っ子たちにも評判お店。

犯人は誰? 探偵こそ誰? 時は明治、那珂川二坊は文学で名をなさんとす。

江戸は神田の袋物屋・三島屋は風変わりな百物語で知られている。語り手一人に聞き手も一人。

共謀罪、始動。標的とされた若者達は公安と大企業を相手に闘うことを選ぶ。

誰もが容疑者。誰もが当事者。

救急医・武田のもとに搬送されてきた、一体の溺死体。その身元不明の遺体「キュウキュウ十二」は、なんと武田と瓜二つであった。

中禅寺洲齋、幽霊騒動に挑む。歌舞伎舞台のために書き下ろされた長編小説! 時は江戸。

貴志祐介が描くホラーミステリの極北 。あなたの罪が、あなたを殺す。

1930年、ロンドン。名探偵レイチェル・サヴァナクには、黒い噂がつきまとっていた。

もしも日曜の次の日が“自分だけの一日”だったら? 買ったマンションに前の持ち主が“同居”していたら? “魔法の色鉛筆”を手に入れたら? 明日、あなたはこの世界に迷い込むことになるかもしれない――。

殺し屋シリーズ最新作。世界で最も不運な殺し屋、ふたたび!! あの世界で一番不運な殺し屋が、また騒動に巻き込まれる――。

癒やしのファシリティードッグ〈ピーボ〉とわけあり警察官が知られざる重大事件を鮮やかに解決! ピーボは警察病院の小児病棟に常勤して患者の治療計画にも介入するのだが、実は密命を帯びていた。

救えるはずの事故で兄を亡くした青年・ハルオは、贖罪の気持ちから救助災害ドローンを製作するベンチャー企業に就職する。

雄町哲郎は京都の町中の地域病院で働く内科医である。

世界遺産・藤湖のまわりを囲むようにそびえ立つ、静謐な佇まいの十燈荘。

A国MD州で現金輸送車襲撃事件が発生。

法律が絶対視される学校生活、魔女の影に怯える大人、血を抜き取られた少女の変死体。

『オックスフォード連続殺人』に続く アルゼンチン発の傑作本格ミステリー 碩学の名探偵セルダム教授、再臨。

藩費留学生として渡米した島津啓次郎は、はじめて耳にした黒人霊歌に胸を打たれる。

大正8年東京・本郷区駒込団子坂、平井太郎は弟二人とともに「三人書房」という古本屋を開く。

児童養護施設で育った元不良の翔太は先輩の誘いで「カタラ」という会員制バーの従業員になる。

『ジェノサイド』の著者、11年ぶりの新作! マスコミには決して書けないことがある―― 都会の片隅にある踏切で撮影された、一枚の心霊写真。

東京に住む保阪宗佑は、娘を暴漢に殺された。妊娠中だった娘を含む四人を惨殺し、死刑判決に「サンキュー」と高笑いした犯人。

浪人中の里英は、父と共に、伯父が所有していた枝内島を訪れた。 島内にリゾート施設を開業するため集まった9人の関係者たち。

湖畔にある洋館を友人と一緒に訪れた月島。殺人事件の犯人を当てる、脱出型の謎解きイベントが開催されるという。