高名な博物学者で牧師のサンダース師による世紀の大発見。

〈原野（ワイルズ）〉と呼ばれる沼の森を抱える国ラディスでは、〈小さな仲間〉という生き物がもたらす呪いが人々に大きな影響を与えていた。

呪われた帆船で連続する怪事件は 悪魔の仕業か? 海洋冒険+怪奇小説+不可能犯罪。

「それが、ここに流れてるあたしたちの血。あたしたちは無法者なの」 アメリカ、カリフォルニア州。

「われわれの契約は、これで終わりだ」探偵ホーソーンに、彼が主人公のミステリを書くのに耐えかねて、わたし、作家のホロヴィッツはこう告げた。

壮絶な過去をもつ元スパイに託された仕事は、 腐敗した街をさらに腐敗させること――。

ミステリー専門書店の店主マルコムのもとに、FBI捜査官が訪れる。

「あと七日」意識をとりもどしたとき、耳もとで言葉が聞こえた。わたしはトリス、池に落ちて記憶を失ったらしい。

1819年のイギリス。海賊団に雇い主を殺害され、海賊船に拉致されてしまった料理人ウェッジウッド。

全世界を熱狂させたあの伝説のミステリー『風の影』シリーズ、衝撃と感動の完結! 「忘れられた本の墓場」の四つの入り口、その最後のとびらがついに開いた── 1959年、マドリード。

「犯人役を演じてもらいたい」と、メガロドンソフトから依頼を受け、VRミステリゲームのイベント監修を請け負った加茂冬馬。

戦後ロンドン。

関係者が残した資料の山から浮かび上がる、殺人事件の真相とは!? ABCシグネチャーがテレビドラマ化権獲得。

戦の末に敵国の奴隷となり、身も心もぼろぼろになって故国に戻ってきたカザリル。

――彼女のはなしは信じるな。

イギリスの小さな町に住むピップは、大学受験の勉強と並行して“自由研究で得られる資格(EPQ)"に取り組んでいた。

夫婦関係が行き詰っていたアダムとアメリアの夫婦。そんなふたりに、くじでスコットランド旅行が当たる。

世界幻想文学大賞など4冠 「わたしの物語を書いて」と、死せる天使は言った。

「証明してくれよ、おれが犯人だって」銃を片手に私立探偵ビルを訪ねてきた男はそう言った。男はかつての依頼人。

売春宿で殺されたサミット関係者の男。テロを警戒する政府はポーに捜査を命じる。

頭の怪我によって恐怖を感じなくなり、連邦保安官を退任したベン。彼はかつての上司から行方不明の娘を捜索するよう依頼される。

ロンドンのケアハウスで暮らす80歳のエディス。

米文壇を代表する作家ポール・オースター。

殺し屋、ポップスター、売れない作家、軍人の妻、がんを告知された男……なんのつながりもない１１人だったが、ある飛行機に同乗したことで、運命を共にする。

南の島に集まった人気作家と作家志望の女性5名が次々に死体で発見され……。騙りの天才ビュッシが放つ、クリスティへの挑戦作。

ミステリ作家の卵であるアニーは、大叔母の住む村に招かれた。

その帽子を手にした日から、冴えない人生は美しく輝きはじめる。舞台は1980年代。

奇蹟 VS 探偵! ロジックは、カルトの信仰に勝つことができるのか? 病気も怪我も存在せず、失われた四肢さえ蘇る、奇蹟の楽園ジョーデンタウン。

ヴァージニア州の高校で教師が銃撃され、容疑者の黒人青年が白人保安官補に射殺された。

100年前から行方が知れなかったハガダーが発見された―連絡を受けた古書鑑定家のハンナは、すぐにサラエボに向かった。

1945年のバルセロナ。

ボーディは田舎町で暮らす15歳の少年。父を亡くし母親と寂しい日々を送っている。

離婚し、長年勤めてきたシカゴ警察を退職したアメリカ人のカルはアイルランド西部の小さな村に移住した。

被害者は、空から降ってきた。落下したと思われたフラットの五階の部屋は無人で、玄関ドアは内側から釘と板で封じられていた。

すべてのページに驚きと感動があふれる、いまだかつてない短編集! ホームズがSFに? ベイカー街に住む偉大な探偵が遭遇した緑の血が飛び散る殺人事件の顛末を描くヒューゴー賞受賞作「翠色の習作」の他、空前絶後の想像力を駆使した、鬼才ゲイマンの魅

ロンドンで敏腕トレーダーだったジュリアンは海辺の町で書店主となった。

難病を患い、車椅子で生活をするダニエルは、玄関ポーチから近所を観察することを趣味としていた。

英国カンブリア州に点在するストーンサークルで次々と焼死体が発見された。

友人の兄ジェイミーが失踪し、高校生のピップは調査を依頼される。

第68回江戸川乱歩賞受賞作。 史上最年少、選考委員満場一致。

甥は11歳の夏に"事件"を起こした。6年後、両親を亡くした彼を引き取ることに。

ノワール文学史上もっとも美しい〝運命の女〟への妄執――。 ゴダール名作映画の原作となった犯罪ノワール。

優しい夫、よき子供に恵まれ、女は理想の家庭を築き上げたことに満ち足りていた。

大学入学直前のピップに、不審な出来事がいくつも起きていた。無言電話に匿名のメール。

ハリウッドの寵児が放つ今年最驚のスリラー CIAと巨大IT企業〈ワールド・シェア〉社は、共同事業として最先端技術を駆使した犯罪者追跡システム〈フュージョン・イニシアティブ〉の実用化に向けて準備を進めていた。

猟奇連続殺人や入り組んだ構成、特殊設定ばかりがミステリーじゃないっ! 1960年代のニューヨーク。

ボストン郊外に越してきた版画家のヘンと夫のロイドは、隣の夫婦マシューとマイラの家に招待された。

かつて刑事ポーによって一人の男が刑務所送りにされた――カリスマシェフとして名声を誇ったジャレド・キートン。

舞台は戦後ロンドン。戦時中にスパイ活動のスキルを得たアイリスと、人の内面を見抜く優れた目を持つ上流階級出身のグウェン。

わたしたちが王子の身辺調査をするの!?――戦後ロンドンで結婚相談所を営むアイリスとグウェンに、英国王妃に仕えるグウェンのいとこから驚愕の依頼が。

絶海の灯台から3人の男たちが消えた! 実在の事件を元にした傑作文芸ミステリ。

世の中には、夜になっても鍵をかけない家があるのを知ってる?――シカゴの高校に通う黒人の少女ボーは、卒業を機にこの街を出ると決めていた。

1930年、ロンドン。名探偵レイチェル・サヴァナクには、黒い噂がつきまとっていた。

作家デビュー50周年に放つ、至高のクライム・ノヴェル 狙いは決して外さない凄腕の殺し屋、ビリー・サマーズ。

母親と妹を切り刻み、それをまた人間の形に並べて、台所の床に血みどろの抽象画を描いた女。

この小説は、「ぼく」ことジェイミーの回想記であり、そしてこれはホラーストーリーだ。