「夜の記憶」―『十三番目の人格―ISOLA―』『黒い家』の本格デビュー前に書かれた貴重な一編。

探偵・茶畑徹朗の許にもたらされた、奇妙な依頼。

自ら命を絶った青年が残したという1冊の句集。元教師の俳人・作田慮男は、かつての教え子から依頼を受け、俳句の解釈を進める。

北島早苗は、ホスピスで終末期医療に携わる精神科医。

父の冤罪をすすぐため、　 青年は身命を賭して復讐を誓った。

『ジェノサイド』の著者、11年ぶりの新作! マスコミには決して書けないことがある―― 都会の片隅にある踏切で撮影された、一枚の心霊写真。

火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された…。

犯人を白日のもとにさらすために――防犯探偵・榎本と犯人たちとの頭脳戦。 様々な種類の時計が時を刻む晩餐会。

雪の山荘に閉じ込められた小説家の安斎を突如襲う、凶悪なスズメバチの群れ。安斎は山荘を生きて出られるのか。

作家・三津田信三のもとに届いた1冊の古びたノート。

大手デベロッパーのIR部に勤務する松永光弘は、自社の高層ビル建設現場の地下へ調査に向かっていた。

若槻慎二は、生命保険会社の京都支社で保険金の支払い査定に忙殺されていた。

比嘉姉妹シリーズ、待望の最新長編。澤村伊智が放つノンストップホラー。

数百年続く、凄惨なる呪いの戦い――。至高の恐怖と異形の謎に挑め。

エレベーターに暗証番号、廊下に監視カメラ、隣室に役員。厳戒なセキュリティ網を破り、社長は撲殺された。

櫛森秀一は、湘南の高校に通う十七歳。女手一つで家計を担う母と素直で明るい妹との三人暮らし。

築百年は経つ古い日本家屋で発生した殺人事件。現場は完全な密室状態。

神の仕掛けか、悪魔の所業か。地獄のバトルが今、始まる。

賀茂由香里は、人の強い感情を読みとることができるエンパスだった。

1000年後の日本。豊かな自然に抱かれた集落、神栖66町には純粋無垢な子どもたちの歓声が響く。

口に髪が入ったら死がやってくる。

余計なことは喋らない。上司から疎まれる。

防犯コンサルタント（本職は泥棒？）・榎本と弁護士・純子のコンビが、４つの超絶密室トリックに挑む。

雨の日には、読まないでください。

何でも売っている不思議な市場「夜市」。幼いころ夜市に迷い込んだ祐司は、弟と引き換えに「野球選手の才能」を手に入れた。

ラストまで一気読みの本格ホラー&ミステリー。原点にして最高傑作 その路地にさしかかったとたん、ひどく嫌な気分がした。

大正時代末期、大阪船場。画家の壮一郎は、妻・倭子の死を受け入れられずにいた。

女性死刑囚の心に迫る本格的長編犯罪小説! 幼女二人を殺害した女性死刑囚が最期に遺した言葉―― 「約束は守ったよ、褒めて」 吉沢香純と母の静江は、遠縁の死刑囚三原響子から身柄引受人に指名され、刑の執行後に東京拘置所で遺骨と遺品を受け取った。

たった数ページで、あなたの日常が蝕まれる……恐怖の深淵を覗く物語21編！ ホラー小説の旗手が贈る、戦慄の初ショート・ショート集 「得体が知れないからこそ怖く、面白い。

帰省する途中でバイク事故に遭い、右腕を失った大学生の桜千早。それは不慮な事故ではなく、事件だったーー。

「最恐の幽霊屋敷」という触れ込みで、貸し出されている一軒家がある――。

第37回横溝正史ミステリ大賞優秀賞受賞作! 戦慄のノワールサスペンス 26歳の守は生活保護受給者のもとを回るケースワーカー。

千葉県松戸市の結婚相談所でアドバイザーとして働くシングルマザーの平山亜紀は、仕事で顧客とトラブルを起こして以降、無言電話などの嫌がらせに苦しめられている。

私は探している、「人を殺せる」怪談を。

誰もいなくなった部屋にこそ、住んでいた者の嘘のない生きざまが現れる──。

極限状況での謎解きを楽しんだ読者に驚きの〈真相〉が襲いかかる。

いつの時代も「家族」は、やさしく、あたたかく、いびつで、おそろしい。

数多の世界を越えて、また会いましょう。異能の道具が導く魂の旅。

琴子が挑む”さえづち”の祟りとは――比嘉姉妹シリーズ初の中篇集! 長編『ばくうどの悪夢』も絶好調! 書き下ろし中篇「さえづちの眼」を含む3篇が収録された、比嘉姉妹シリーズ初の中篇集。

「俺はここにいると言ってるんだ。いないことになんかできねえよ」。

ライターの藤崎俊一はある男を追っていた。

小学校最後の夏休みが終わった。小学校卒業まであと半年。

本格ミステリ大賞受賞の鬼才が仕掛ける、空前絶後の推理迷宮。 精神科医の象山は家族を愛している。

恐怖と哀しみがまじりあう、恒川光太郎を味わう短編集。 異才が10年の間に書き紡いだ、危うい魅力に満ちた11の白昼夢。

世は大正。 華族・堀井三左衛門男爵が何者かに殺された。

急死したはずの父親から送られてきた一通のメール。それがすべての発端だった。

救えるはずの事故で兄を亡くした青年・ハルオは、贖罪の気持ちから救助災害ドローンを製作するベンチャー企業に就職する。

夏日が通う大学で教授が突如失踪し、「事情を探る」と言う同級生も大学に来なくなった。

K-POPダンスの人気ユーチューバー、EEこと江崎瑛里華。

畳は腐り梁は限界、崩れ落ちそうな巨大な襤褸屋敷ー姑の世話をするため、文子は単身赴任の夫と離れ、娘と姑の３人でこの家に暮らし始めた。

「これは、わたしが小学校の、高学年だった頃の話です」――少女が雑誌に寄稿した、ある家族を襲った不気味な怪異の記録。

小6の少女・朋美が誘拐され、殺された。捕まったのは少年3人。

“あれ”が来たら、絶対に答えたり、入れたりしてはいかん―。幸せな新婚生活を送る田原秀樹の会社に、とある来訪者があった。

無明大学にある「怪異民俗学研究室」（怪民研）は、作家であり探偵である刀城言耶の研究室で、膨大な書籍と曰くある品で溢れている。

はじまりは中国妖怪を模倣した連続猟奇殺人事件だった。

東京に住む保阪宗佑は、娘を暴漢に殺された。妊娠中だった娘を含む四人を惨殺し、死刑判決に「サンキュー」と高笑いした犯人。